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2014年08月19日06:45

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2014年夏休み列車旅03

☆ 阪神本線・阪神神戸高速線(2014年08月18日(月))
 神戸三宮(阪神)0825−0832新開地

かつて,神戸高速鉄道というのは,鉄道についてある程度知っていないと訳の分からない路線として有名だった。
というのも,「神戸高速鉄道東西線・南北線」という独立の鉄道を名乗っているにもかかわらず,自らは線路と駅とだけを保有しており自社所有の車両はなく,阪急電鉄・阪神電鉄・山陽電鉄・神戸電鉄から乗り入れてきた車両と乗務員をそのまま通行させていたから。
他社の路線の延長のように見えるのに独立の路線名を名乗っている,訳の分からない路線。
それも,他社の車両と従業員とが入り乱れて電車を走らせている。

その後,時代が神戸高速鉄道に追いついたとでもいうのか,法改正の結果,線路の保有だけを行い他の鉄道会社にその線路を使用させるという形態の鉄道会社(第三種鉄道会社)が認められるようになった。
それで,紆余曲折の後,神戸高速の路線はそれぞれ阪神神戸高速線・神鉄神戸高速線・阪急神戸高速線ということになった。
(という整理で,良いんだよね? このあたりの事情に詳しい人がいたら,教えてくださいm(__)m)

三宮を8時25分に出るはずだった直通特急姫路行きは,2分遅れの8時27分に三宮を出発。
そういえば,京阪神の私鉄車両は18mの3扉車ばかりのような気がするのだけれど,これは私の気のせいだろうか。


☆ 神戸電鉄神戸高速線・有馬線(08月18日(月))
 新開地0840−0917有馬口

新開地駅で,神戸電鉄の電車に乗り換え。
発車直後の案内放送によると,神戸電鉄ではSuicaやPASMOは使えないという。
ありゃま,さっき,PASMOをタッチして神戸三宮駅の改札をくぐっちゃった。
次に改札を出るときに,申告しなければ。

神戸電鉄は,坂の街神戸を営業エリアにしているだけあって,トンネルが多い。
しかし,トンネル内を進行するときも運転台後ろの遮光カーテンを下ろさない。
鉄道趣味派としては前を見ることができてありがたいけれど,運転台前のガラスに客室の様子が映り込んで邪魔になったりしないのだろうか。
まあ,素人の私が抱くような懸念に対しては対策がなされているだろうから,私の心配は杞憂なのだろう。

神戸電鉄の電車は,どうやら,ほとんどが車掌の乗車のないワンマン運転のようだ。
運転士がドアの開閉扱いを行っている。

新開地から鈴蘭台まで,わりとこまめに駅がある。
そして,電車は力強く坂道を上っていく。
さすがは,坂の街神戸の,市民の足。

8時48分頃,鵯越(ひよどりごえ)駅に停車。
鵯越って,一ノ谷の合戦のときに源義経が「鹿が通れるんだったら馬だって通れる!」とかって無茶なことを言って押し通っちゃった場所だよね。
その鵯越駅を過ぎると,廃駅のホームらしきものが見え,そこを過ぎたところで鈴蘭台駅。

左手に,ダムのコンクリート壁らしきものが見える。
すっかり,山岳路線の雰囲気。
山岳路線でありながら,神戸市民の通勤路線でもある,ちょっと不思議な神戸電鉄。


☆ 神戸電鉄有馬線・三田線(08月18日(月))
 有馬口0919−0923有馬温泉0939−0943有馬口0948−1006横山

ぼんやりと席に座り,ときどきうとうとしているうちに,電車は有馬口駅に到着。
ここで,駅構内の踏切を渡って,有馬温泉行き電車に乗り換える。
有馬温泉行きの電車は,1両の片側に扉が2つしかないタイプだった。

有馬温泉駅の改札口で,阪神神戸三宮駅でPASMOで入場してしまったことを告げ,運賃を現金で精算するとともにICカード取扱連絡票の交付を受ける。
これで,後ほどPASMOやSuicaの取扱いが可能な駅でこの連絡票を提出すれば,私のPASMOに残っている神戸三宮駅入場記録を抹消してくれるというわけだ。

そうやっていったん改札を出てから,改めて切符を買って,ここまで乗ってきた電車の折り返しになる有馬口行き電車に乗り込んだ。
本当は,ここまで乗ってきた電車でそのまま折り返すのは避けたいのだけれど,特に今日はそんなことを言っていられない。

有馬口駅で,三田行き電車に乗り換え。
ちなみに,「三田」は「さんだ」と読む。
関東で暮らしていると,つい「みた」と読みたくなってしまうかもしれないが。

神鉄有馬線・三田線の線路は,複線だったと思うといきなり単線になったりして,なかなかに忙しい。
新開地−鈴蘭台―有馬口までは複線だったけれども,有馬口−有馬温泉は単線だったし,有馬口−岡場は単線,そして岡場−田尾寺が複線で田尾寺から先が再び単線。
神鉄のその他の路線も,同じように,単線だったり複線だったり。


☆ 神戸電鉄公園都市線・三田線(08月18日(月))
 横山1009−1019ウッディタウン中央1030−1043三田

横山駅は公園都市線の分岐駅なのだけれど,あまり分岐駅という感じがしない。
ここで,三田から来た,ウッディタウン中央行きの電車に乗り換えてみた。

ウッディタウンへ向かう公園都市線の線路は,全てが単線。
フラワータウン駅から先は,道路の中央分離帯部分に複線分の敷地をとって,そこに単線の線路を通している。
将来複線分の線路が必要になったときのために予め用地だけ確保している,ということだろうか。

終点のウッディタウン中央駅で,駅舎の外に出てみる。
・・・北総鉄道の千葉ニュータウン中央駅を思い出した。
そう,ここ「ウッディタウン」も,千葉ニュータウンと同様,旧・住都公団(現・UR都市機構)が開発したニュータウンなのだ。
もっとも,北総鉄道は千葉ニュータウンのために会社自体を立ち上げており,そのために運賃も馬鹿高くなっているけれども,ウッディタウンのほうは神鉄が路線を延長したから,公園都市線の運賃体系は神鉄の他の路線と統一されており,運賃が馬鹿高くなるということはなかったようだ。

ウッディタウン駅から,またもここまで乗ってきた車両の折り返しで,三田行きの電車に乗る。
公園都市線の電車は,ほとんど全てが三田駅との間を往復しているようだ。
要するに,ウッディタウン駅から三田駅に出て,そこからJR宝塚線にて通勤通学する,ということなのだろう。


☆ 神戸電鉄三田線・粟生線(08月18日(月))
 三田1138−1221鈴蘭台1224−1250志染

三田で下車した後,街中をウロウロして銀行関係のヤボ用を少し片付ける。
しかる後に,新開地行きの普通電車に乗車。
先ほどまで辿ってきた線路を,鈴蘭台駅まで戻る。
さらには,鈴蘭台駅にて粟生線の電車へと乗り換え。

車内には「粟生線活性化セミナー」の吊り広告がかかっている。
「乗って残そう未来の粟生線」だって。
粟生線って,活性化セミナーを開かなきゃいけないくらいに危ない状態なのだろうか。
車内を見渡した限りでは,そこそこお客さんが乗っているように感じるのだけど。

乗った電車は「志染」行き。
「志染」と書いて「しじみ」と読む。
これ,難読地名のひとつじゃないかな。


☆ 神戸電鉄粟生線(08月18日(月))
 志染1336−1400粟生

志染からさらに粟生線の電車を乗り継ごうと思うけれど,次の粟生行きの電車が来るのは約45分後。
そして,志染駅にはエアコンの効いた待合室というような贅沢なスペースはない。

どこかの喫茶店に入って,コーヒーでもいただきながらPCのキーボードを叩こうと思って,いったん志染駅の外に出る。
しかし,まずは東側の駅前広場近辺は,飲食店らしきものが何もない。
それで,反対側の西側に行ってみようと思ったけれど,駅の近くには踏切も跨線橋もなく,駅の反対側に渡れない。
仕方がないので,入場券を買って駅構内を通り抜けようかと思って駅の券売機を見たところ,「構内通行券」というボタンがある。
お金を入れずにこれを押してみたところ,自動改札を抜けて駅構内の踏切を渡ることが出来る切符もどきが出てきたので,それを使って駅の反対側に出た。

駅の西側にはそもそも駅前広場らしきものもないが,少し歩いて大きな通りに出ると,回転寿司屋と焼肉バイキングとパスタ屋があった。
どこも,PCのキーボードを叩くのには適していない。
結局,駅のホーム上のベンチに座って,膝の上でPCを開いてキーボードを打ちながら次の電車を待った。

13時36分の粟生行き電車は,鈴蘭台駅方面からの直通。
これだったら,鈴蘭台駅でこの電車を待っていれば良かった。
でもまあ,そうしなかったおかげで志染駅の周辺の様子を見ることができたから,良しとしようか。

入ってきた電車は,有馬口−有馬温泉で乗った車両と同様,1両の片側に扉が2つしかないタイプ。
運転台のすぐ後ろまで座席が続いている。
そして,進行方向右側の最前列は,前面展望をデジカメで撮影しているカップルが占領している。
運転台の後ろのガラスに吸盤をくっつけ,その吸盤にデジカメを取り付ける。
これで,三脚を立てたりしなくてもカメラを固定できるというわけだ。

まあ,他人に迷惑をかけないのであればどんな撮影をしたって自由だとは思うけど,それでも見ていてあまり良い気持ちがしないのは,同族嫌悪の故だろうか。

窓の外には,典型的な郊外地方都市の眺めが広がっている。
つまり,道路があり商業施設があり,空いた土地は田んぼか休耕田か耕作放棄地か。
田んぼには青々とした稲が植わっていて,いくつかの田んぼでは稲が既に穂を出している。

我が国は,街のど真ん中でない限り,どこに行っても大抵は田んぼがある。
毎度のことながら,やはり,我が国は瑞穂の国だな,と思った。

終点・粟生駅に到着。
これにて神戸電鉄全路線の乗車を完了した!


☆ 北条鉄道北条線(08月18日(月))
 粟生1409−1431北条町1540−1602粟生

国鉄が廃止しようとした赤字ローカル線を引き受けて運営している第三セクター鉄道は,全国にいくつもある。
北条鉄道も,そのひとつ。

乗り込んだ列車は1両編成のレールバスで,トイレは設置されていない。
まあ,全線を乗り通しても20分程度という短い路線だから,車両にトイレをつける必要もないのだろう。

乗客は,私の他は学生ばかりかと思っていたら,後から乗ってきたJR加古川線からの乗り継ぎ客は学生ばかりというわけではなく,結果として,それなりに年配の人も乗っている状態になった。
車掌の乗務しないワンマンカーで,運転士はうら若い女性。
ちょっと,嬉しい(^^;。

列車は定刻に出発。
線路を見たところ,路盤が草に覆われてしまっているところも多く,除草がきちんとなされていないように思われる。
しかし,列車の乗り心地は悪くない。
除草がされていなくても,線路自体はきちんと手入れされているのかもしれない。

北条町駅で折り返す車両にそのまま乗って行くというのを,ここではちょっと止めてみた。
北条町駅の外に出て,街を少しブラブラと歩いてみる。
ただ,北条町で見所とされている場所は駅から少し離れたところにあるみたいで,そこまで訪れていると次の列車に間に合わない。
それで結局,北条町駅に戻って,冷房の効いた観光案内所兼待合室にてPCのキーボードを叩いて過ごした。
待合室には有料のコーヒーサービスがあったので,そのコーヒーをいただきながら,PCをパコパコ。

観光案内所には,後藤又兵衛についての展示が並んでいる。
おそらく,今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公,黒田如水の家臣か何かなのだろう。
よく知らないけど(^^;。

15時40分粟生行きの運転士は,さっきの若い女性じゃなくて30代くらいの男性運転士。
ちょっと,残念(^^;。
こちらも,学生さんだけではなくそこそこの乗客がある。
北条鉄道,バッチリ黒字を出しているようには見えないけれど,閑古鳥が鳴いているという感じでもない。
ただ,千葉のいすみ鉄道や秋田の由利高原鉄道のように何らかの積極的な施策を打っていかないと,このままではじり貧になりかねないような気もした。


☆ 加古川線・JR神戸線(08月18日(月))
 粟生1607−1631加古川1638−1648姫路

粟生から加古川までは,1両編成の125系電車だった。
わりと新しい車両だけあって,なかなか快適。
そして,加古川にて姫路行きの新快速に乗り換え。
こちらも快調な走りだった。


☆ 高速バス「プリンセスバード」SH007便(08月18日(月))
 姫路駅前1830−2037鳥取駅前

山陽電車の姫路駅に出向いて,改札口にてPASMOの処理をしてもらった。
それから,バスターミナルのビルに入っているカフェにて,ホットサンドとコーヒーのセットをいただく。
バスの時刻まで,ここでキーボードを打っていようと思ったのだ。

しかし。
このカフェ,分煙ということになっているけれど,席のほとんどが喫煙席で,なおかつ喫煙席と禁煙席との間には仕切りも何もない。
結果として,禁煙席にまで煙草のにおいが漂ってくる。
これだったら,「分煙」なんてことを言わずに煙草喫みの専用のカフェにしたら良いのに,と思った。
そんなわけで,非喫煙者である私は早々にそのカフェを立ち去ったのだった。

これから乗る高速バスについては,楽天トラベルの高速バス予約サイトで予約してある。
ただ,その予約確認メールをプリントアウトして持ってくるのを,忘れてしまった。
仕方がないので,携帯電話に楽天トラベルの予約確認画面を表示させ,その画面を係員に見せて予約を確認してもらった。

「プリンセスバード」号は,楽天トラベルで予約した客には前列2列分の予約席が割り当てられ,その他は自由席。
私は楽天トラベル組なので予約席に座ることになり,左最前列の展望座席に座ることが出来た。

バスは定刻に出発。
姫路市内では少し渋滞気味だったけれど,高速道路に入るとわりと快調に走っていく。
バスの中でもPCのふたを開けてキーボードを打っていたのだけれど,高速道路に入ってからもバスがわりと揺れるのでキーボードが打ちにくい。
それで,せっかく前面展望座席に座れたんだし,キーボードはあきらめてぼーっと景色を眺めながら過ごすことにした。

このバスにはトイレがついていない。
それで,19時35分頃に揖保川パーキングエリアにてトイレ休憩があった。
運転手さんは「19時38分に出発します」と言っていたのだけれど,車内に表示されている時計は2分進んでいる。
時報通りの正確な時刻と,バス車内の時計,どっちを基準にすれば良いのだろう。
ひょっとしたら,乗客が乗り遅れないようにするために,わざと,車内時計を少し進めてあるのかもしれない。

中国山地を越えて日本海側に入ると,鳥取県側は結構強い雨が降っている。
明日は晴れてくれるかなぁ。

バスは,10分ほど遅れて鳥取駅前に到着した。
さて,事前に予約しておいたホテルまで,ここから徒歩で5分もかからない。

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