平成26年8月13日(月)。
今日の丸美先生も長距離通勤である。
電車の中で隣の女の人が、タブレット端末で、ヤフー知恵袋を読んでいた。
JR東日本・東海道本線、横浜駅到着。
横浜なので、業務(ミッション)Gだった。
今晩の食べ歩きも横浜中華街に行く。
JR東日本・根岸線、石川町駅で下車して、元町口の方に出る。
元町商店街を散策。
前田橋で、首都高速道路が覆い被さる中村川を渡る。
朱雀門(南門)をくぐると、中国料理店が目立つようになる。
中華街のメイン・ストリート、中華街大通りを縦棒とすると、横棒の一つ、南門シルクロードとなる。
何度か歩いている道だが、左手に中国式の神社、横浜媽祖廟が現れる。
六角形の社で、紐が前方に放射状に張られ、提灯がたくさん光っている。
もう一つの中国式の神社、関帝廟と違って早々に照明を落としてしまうので、夜になると見れなかった。
今日は比較的早かったから見れた。
通りを歩いていて、店頭に冊子のメニューがある所があれば、目を通す。
姿を見て、中国訛の女店員さんが出て来る所もある。
「普通のラーメンはありますか」
「普通のラーメン、チャーシュー麺ですけど、あります」
「幾らですか」
「700円です」
「またにします」
断るのにも、慣れて来た。
でも、チャーシュー麺の700円は、決して高くはない。
営業しているのかも疑わしい、古めかしいホテルがあった。
小さな駅の駅前ビジネスホテルぐらいの大きさ。
白黒時代の米国映画に出て来るみたいな建物。
オリエンタルホテルと言うらしい。
玄関先の写真を写そうとすると、どこから見ていたのか、女将さんが、
「写真は写さないで」
と出て来た。
今晩は、中華街大通りに曲がって、すぐに右に曲がった所にある、中華油が染み込んだような長崎屋という店にしようとしたものの、準備中。
今日は比較的早いから、営業時間に間に合うかと思ったが、間に合わなかった。
中華街大通りを横浜スタジアム側に向いて、右側一本目が広東通りで、二本目が開港通り。
開港通りは、中華街大通りとは斜めになっている。
その道を行くと、ローズホテル横浜やロイヤルホール横浜があって、決して裏通りではないのだけど、賑やかさはない。
そんな暗い通りを歩いていると、左前に、理容店の赤青白のねじりん棒が光っていた。
今度こそ、
「アジアの港町の理容店なのかな」
と思う。
平成24年8月30日(木)にも、こんな事を書いた。
* * *
大韓民国に行った時、夜明け前に京釜本線、釜山駅に到着する夜行列車に乗ったものだが、駅の外の港町に出ると、そんな時間なのに理容店が、暗い路地に幻のように、赤青白のねじりん棒を灯しながら営業していた。
大韓民国の釜山港だけではなく、アジアの港町では、そんな理容店が、どこでも営業しているのだそうだ。
「横浜港も、アジアの港町なのだな」
何となく、納得した。
* * *
それはともかく、理容店の手前に、
興福楼 (コウフクロウ) - 元町・中華街/広東料理 [食べログ]
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14006987/
という店があり、店頭のホワイト・ボードに、
「本日の特別セット!
(ライス、スープ、お新香、デザート付)
一、マーボトーフ ¥600−
(略)
以上、お新香、デザート付! 」
とあったので、入ってみた。
ところが、自動ドアが左右に開くと、赤絨毯が相応しそうな階段が、左下と右上に続いているだけ。
天井には中国模様が描かれ、照明が下がっている。
左下は暗いので、とりあえず明るい右上に行くと、中二階に当たりそうな所に、丸テーブルが並ぶ広いフロアがあった。
どうやら、高級店のようである。
丸テーブルに座り、女将さんから冊子のメニューを手渡され、タン麺(野菜麺)(600円)にしようかとも思ったが、店頭にあった、本日の特別セット! マーボトーフ(ライス、スープ、お新香、デザート付)(600円)にした。
それにしても、江戸川乱歩先生の怪人二十面相が現れそうな、格調高い建物である。
自然に背筋も伸びる。
お盆に乗って運ばれて来て、麻婆豆腐、ご飯、玉子スープ、中国漬け物、杏仁豆腐となっていた。
8月4日(月)の、
天龍菜館 (テンリュウサイカン) - 石川町/広東料理 [食べログ]
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14000508/
中華街の500円ランチってどんなものが出てくるの?[はまれぽ.com]
http://hamarepo.com/story.php?story_id=411
もいいけど、マニアックで人を選ぶので、人に紹介するならば、こちらの店の方がいいかもしれない。
店を出ると、隣の理容店は、既に明かりを消していた。
今の店で、店を探す勘所が分かったのか、その後の中華街探査では、良さそうな所が幾つも見つかった。
中華街の怪しい店|EASY COME ⇔ EASY GO - アメーバブログ
http://ameblo.jp/intourist828/entry-11459039640.html
JR東日本・根岸線、石川町駅に帰ろうとも思ったが、丸美先生は、乙女の六感なのか、関内駅の方に向かう。
横浜媽祖廟: 横浜中華街
http://www.yokohama-masobyo.jp/jp/
中華街にある怪しい建物、オリエンタルホテルは営業してる ... - はまれぽ
http://hamarepo.com/story.php?story_id=259
中華街・ホテルオリエンタルに宿泊 - はじめの秘密基地ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/zhongshansquare/37764223.html
長崎屋 - 元町・中華街/ちゃんぽん [食べログ]
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14022923/
そして、横浜スタジアムの横を通った時である、横浜:DeNAベイスターズの応援歌が聞こえて来た。
「今晩のベイスターズは、ナゴヤドームでドラゴンズ戦の筈じゃ」
さらに進むと、球場を取り巻く横浜公園がビア・ガーデンになり、大型テレビジョンに、ドラゴンズ対ベイスターズ(ナゴヤドーム)が映し出されていた。
夏は「ハマスタBAYビアガーデン」 - ニュース | 横浜DeNAベイスターズ
http://www.baystars.co.jp/news/2014/03/0327_04.php
集まっているのは乗りのいい人ばかりで、ベイスターズのユニフォームを着て、応援歌を歌えば、ベイスターズの得点に拍手もしていた。
まあ、ここは球場なのだけど、球場にいるのと変わらなかった。
人数も、かつての川崎球場より多いのではないか。
ドラゴンズのユニフォームは高校野球みたいに真っ白で、最初はプロ野球と分からなかった。
ベイスターズ 0 2 1 0 0 0 1 0 0 - 4
ドラゴンズ 1 0 0 0 3 0 1 0 X - 5
丸美先生も、試合終了まで観戦してしまった。
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