■山行概要
◆【北アルプス】
燕岳(2763m)
◆2014/7/18(金)〜2013/7/21(月)雨時々曇り
◆日程は夜行バス含む3泊4日だが、山自体は山小屋泊の1泊2日、
ピークまでの所要時間9:15(コースタイム5:35)、累積標高差1301m、
歩行距離ピストンで約13km
◆1日目
21:00/部室(うけもち)集合⇒22:00/移動開始⇒22:25/竹橋(毎日新聞社前)
集合⇒22:40/毎日あるぺん号(夜行バス/常念・燕方面行き)出発
海の日の三連休を利用して人生2座目の北アルプス、「燕(つばくろ)岳」に行ってきました。メンバーはいつもの部室の面々。自分・だーたかさん・OG原さんの3人パーティー。昨年の白馬岳山行の時は参加のくりぼーさんは今回は欠席です。
燕岳は「北アルプスの女王」と呼ばれているのですが、アルプス入門の山でもあります。アルプス行く人はまず最初にここ、ってみんな言ってますね。自分は白馬でしたが。まあ順番は前後しましたが、一応初心者向けの山はクリアしておきたかったし、何よりも「メシがウマイ」で有名な燕山荘(えんざんそう)に泊ってみたかった。そして有名な夕食のハンバーグを食べてみたかった。あと、途中の合戦小屋で名物のスイカを食べてみたかった。
と、まあ。山よりも食い物が今回の山行を決めた一番の理由という。さすがデブですね、オイラ！
いや、ちゃんとした理由もありますぜ。今回のルート「合戦尾根」ルートは「北アルプス三大急登」の一つ。経験者談では「あれはキッツイですぜ！」とのこと。標高差1300mは甲武信ヶ岳の西沢ルートとほぼ同じですが、7kmで登るのに対して合戦尾根はわずか5kmの行程で1300mを登るのです。雲取山の鴨沢ルートが13kmで1400mだから、地図を見るまでもなくいかに急な登りか、というのがわかる。初心者向け(登山初心者ではなくアルプス初心者、普通なら中級以上か？)の山なのに三大急登の一つとはこれ如何に？このギャップを体感してみたかったわけです。
まあそんなこんなで金曜日の夜。昨年の白馬の時は有給取って出発日は休みにしたのですが、今回は9月下旬の飛び石連休で休みを使うため朝は普通に出勤。午後のアポが終わったら速攻で直帰、風呂入って支度して部室に集合。が、渋谷で地上に出たら雨ザーザーですよ。予報ではこの3連休は全国的に天気が崩れるとのことで、各所で雷雨の注意報が。あー、大丈夫かいなコレ。
水道橋に到着。帰宅する会社の人数名とすれ違う。改札出るとこれまたザーザー降りですお。折りたたみ傘を出して、途中のコンビニで明日の朝ご飯を買ってから部室に行く。ほどなくしてメンバー全員集合。22時ちょうど、部室を出発。徒歩で竹橋の毎日新聞社前に向かう。雨は降ったり止んだりで、傘はしまうにしまえない。こんな天気なのにバスの集合場所は登山客で猛烈に溢れ返っている。みんな山好きなんやね。
予定より10分遅れで毎日あるぺん号、出発！途中、談合坂と諏訪湖で休憩が入るが、今回はトイレだけで直ぐバスに戻って少しでも寝るように努める。
土曜日の朝5時半、登山口のある中房温泉に到着。バスを降りると雨は降ってはいないが、地面はどこもびちょびちょですわ。温泉というだけあって、硫黄の匂いが充満している。地面からボコボコと何やら噴出しているエリアも。温泉小屋前のベンチを陣取り、支度を始める。平行して朝ごはんも。登山届けを書いていると雨が降り出した！結構雨脚強い！こりゃあかん、と小屋の軒下に避難。直ぐには止みそうもないので腹を括ってレインギアをフル装備。ストームクルーザー上下にザックカバーを装着。当面は樹林帯の中なので、レイングローブとゲイターは様子を見ながら調整することにした。
6:45、登山届けを提出、雨の燕岳山行に出発です！
その�△紡海�・・・。
■写真解説(日記の都合上、時系列はバラバラです)
��3日目の朝、晴れたので燕山荘より撮影。「北アルプスの女王」燕岳。花崗岩の風化した山。白と緑の独特な岩峰。
��2日目の昼、合戦小屋にて名物のスイカを食う。8分の1カットで売ってるんだが、一人1個は多すぎるので3等分切をお願いした結果がこれ。なんとも不公平感極まりない切り方、どう見ても等分になってない。勿論3人でじゃんけん。まあ、こういうのも旅の楽しみなんですがね。
�１躋戰圈璽�アタック時、何箇所か通過するコマクサの群生地。花崗岩の白ザレの中にポツポツと咲いているコマクサ。緑とピンク、そして白。キレイだよね。
■装備関連
��TASCO(タスコ)/Monocular 10×25
タスコの単眼鏡です。倍率10倍。双眼鏡(ビノキュラー)はやはりデカくてかさばるし、ピンポイントでの使用なら軽量コンパクトな単眼鏡(モノキュラー)が一番！ってことで今回実戦初投入です。元々はサイティングコンパスとセットでナビゲーション用に購入したんですが、尾根からの山座同定とか色々使えて意外と面白かったですよ。
��Oakley/RadarLock+Photochromic
サングラスです。オークリーの。まあ色々あって奮発して買っちゃいました。税込みで45千円！いやね、ホントもうサングラスに4万も5万も投資するとは思ってもいませんでした。ただね、これ。ブランドで高いのではないのだよ。科学の力です。超ハイテク。サングラスがただの色眼鏡だと思っていた自分が恥ずかしい。オークリーのカスタムはフレーム・レンズ・鼻当てなど、6種類のパーツを自由に組み合わせて自分のオリジナルが作れる。「RadarLock」というのが本体、つまりフレームね。大きさがあって、欧米人型やアジアンなど、顔の形によって選択可能。自分は勿論アジアン用フレーム。RadarはPathとLockがあってLockはワンタッチでレンズ交換が出来るタイプね。で、Photochromicというのが今回のサングラスの目玉である「調光レンズ」。レンズだけで28千円もするのだ。紫外線は100％カットした上で、明るさに応じて可視光線の透過率を10％から66％まで無断階に自動調整してくれるのです。なので、室内だと透明な普通のメガネで、外に出ると黒くなる。鼻当てと耳当ては汗で湿ってくるとフィット感が増す素材で出来てて、とにかく装着しているの忘れるくらい軽い。「眩しい」と感じることも「暗いな」と感じることも無く、装着していることを忘れてしまうようなサングラス。裸眼よりも視界がクリアで、地形のギャップもよく見える。ハーフミラーは「イリジウムブラック」コーティングです。たかがサングラス。されどサングラス。科学技術の粋を結集した工業製品なんだと実感しました。
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