[X68]実際どのくらいの枚数になるのでしょう？[X-BASIC]

1枚の紙を103回折り畳むと宇宙と同じ厚さになるって知ってた？
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=46&from=diary&id=2980395



「やあ、行き倒れだよ。現実には１０３回も紙を折るなんて出来ないというかありえないんだけど、実に面白い話です。数学的には本当にこんな話が成立してしまいます。」



「実際、１０３回折ると１枚の紙が何枚分の厚さになるのか計算させてみたくなるでしょうが、これ
普通の電卓では無理です。なんたって２の１０３乗ですからね。」



「そういえばおとーさんが仕事でなんだかやたらとボタンの多い電卓使ってたな、それでこういうの計算させること出来たよな」って思いだして関数電卓使って実際に計算させたらこんな感じの表示出て面食らった人もいるのではないかと思います
これが何を表しているのか、わからない人の方が多いんじゃなかろーかと思ってます
私も高校生になるまでわかりませんでした



「関数電卓でもわからない。そんな時はやはりＸ６８エミュレータでＸ−ＢＡＳＩＣですね」



「あたかも普通に話を展開しようとすんな」



大きな数の計算も出来る自作のプログラムに計算させてみたところ、こんな数が出ました
何桁だろうと調べたら３２桁でした
こりゃ確かに電卓では出ませんね
一応指数表示での答えも表示させてみました
どうやら、自作プログラムで求めたこの答え、合っていると見ていいようです



以前の日記でも公開した、２の２５６乗までの計算をするプログラムです



「出てきた数字、読んでみて・・・」



「垓（がい）の先は知らん」



「読め」



「単位調べたところ　１０１４穣（じょう）１２０４秭（じょ）８０１８垓（がい）２５８３京（けい）５２１１兆（ちょう）９７３６億（おく）２５６４万（まん）３００８　枚だそうです。厚さに換算したいならこれに１枚の紙の時の厚さをかけてやればいいわけです」



「この子、可愛いけどやたら目力あるしなんか怖い」



「怖がらなくてもいいのに」



「こわがらんでいいぞー。切り刻んであげましょうとか歌ってたけどナー。」



「・・・それは怖いな」



指数表示とはなんなのかわからない人も多いと思いますのでわかりやすくいじってみました
これでなんとなくわかってもらえるかと思います

良く見ると最上位の数字１桁と、小数点で区切って以降、最上位から下の何桁かを四捨五入表示し、最後に最上位を除いた本当の桁数を表しています

これは大きな数なので＋（プラス）と表示されており、小数点以下の小さい数値の場合は−（マイナス）と表示されるようになっています


「指数表示で良ければ関数電卓でもかなりのところまで計算出来ます。未知の世界を見てみてはいかがでしょうか」



「それにしても大げさな記事よね。宇宙って今も広がっているらしいのにね」



「そもそもなんで現在は宇宙が広がっているというとんでもな話が普通にまかり通っているんでしょう？」



「以前見たＮＨＫスペシャルの科学関係のドキュメンタリーよると大昔の学者たちがな→なぜ宇宙はこれほどあちこちが光輝いているのに一向に明るくならないのか→閉鎖空間ならどんなに広くてもこれだけたくさんの光源（恒星）があるなら宇宙全体に光が行きわたって壁に光が反射して真っ白な光で満たされているはず→目に見えない物質が光の進行を妨げているのではないか→実は閉鎖空間などではなく光の速さで進んでも追いつかないくらいの速さで宇宙空間が広がり続けているのではなかろーか→原始宇宙は凝縮されたエネルギーが爆発して誕生し今も広がり続けているという素晴らしくとんでもな理論唱えるバカが爆誕→んなバカなもん論文以前の問題だわ一瞬ではじけ飛んで消えるだろ」



「それってまさか・・・・・」



「で、バカにした学者たちはこの学説をビッグバン理論と名付けたそうな。んが、どーもこの理論、なんだか合ってる感じであのアインシュタインも認めちゃったみたいなんですけど、どうしましょ？しかたないからこれで証明する線で行くしかなさそーですねと今日まで続いているってわけです。めでたしめでたし。」



「いいかげんですねぇ・・・・」



「これに比べりゃ地球上のどこかにゴジラが出現しましたの方がまだ現実味がある気がするんだがどうよ？」



「バカにつける薬って本当にないのかも、興味深いところよね」



「・・・バカの私にゃやたら突き刺さって痛い話ですわソレ」