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2014年05月10日00:29

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いろいろな病院があって、それぞれの役割があることをまず啓蒙していこう

一般の国民の医療に関する感覚と、現場や厚労省の持っているそれとは非常に乖離しているんだなぁ・・・と思います。

国民感情からしたら大きくて設備も揃ってる病院の方が、安心できる、病気を確実に発見できて治療できると考えてしまうのでしょう。
そんなことは実は無いのですが。
むしろ過酷な勤務状態に晒されてる医師たち・・・外来患者を3分レベルでこなしていかねばならない効率優先の医療の中で(これは医師も気の毒なんだけど)十分な医療をできるのか? と思います。
また、大学病院は医療機関であると同時に、教育機関でもあるし研究機関でもあります。

信頼できる開業医の「かかりつけ医」を持つのが一番いいのですね。既往歴や服薬歴のみならず、生活環境や性格なども把握していて、気軽に相談できる。それで臨床経験が豊富な医師。
まあでも、そういった信頼できる開業医に出会うのも大変なことなのかもしれませんけど。また、開業医も、もっと自らの医療技術や医薬医療情報の収集などの研鑽をしていかなくてはいけません。

医師が高度な治療に専念しやすく・・・って狙いは本当に正しい。

しかしながら、どうもお役所的というか厚労省というか・・・
単純に病床数だけで分けてしまうのもおかしいし、地域によっては(へき地で無くても)そういったかかりつけ医になり得る開業医が極端に少ない場所もあります。また初診料全額負担とか・・・「なんだやっぱり国民医療費軽減の為なのね」などととらえられてしまうやり方も馬鹿だなぁと思います。

とりあえず、特定機能病院に関してはこのやり方でいいのかもしれません。。。というか、さらに踏み込んで「紹介状なしの外来は受け付けない」「外来はすべて予約制とし、予約はかかりつけ医などの医師が行う」ぐらいしてしまっても構わないと思います。っても全国に86施設しかありませんけど。

特定機能病院がある地域には、かかりつけ医となるようなクリニックは選ぶだけの数はあるはずです。

あと、高度救命救急センター(または三次救急機関)にタクシーで乗り付けて・・・なんてのも原則不可にしたほうがいいです。

また、大病院は外来部門を付属クリニックとして分離して別に設けるってのも一つの方法かもしれません。現にそういう病院は増えてきています。
開業医も特定機能病院や地域医療支援病院などと緊密な関係を構築していくことも必要です。

このニュースのつぶやきで「ちゃんとした医療を受けるのにますます金がかかるようになる」とか「金持ちほど手厚い医療が受けられる」とか「貧乏人は死ねというのか」とかの意見が散見されますが、全く違います。
厚労省も「初診料を患者の全額負担」とかお金で解決させようとするんじゃなくて、根本的なところからの啓蒙活動をキチンと国民にしていくべきです。



■紹介状なしの大病院受診、初診料を患者の全額負担案
(朝日新聞デジタル - 05月09日 08:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2874679
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