☆第３回☆見捨てられた財宝　リプレイ

ネタバレ危険。サン・サレン近郊の遺跡で財宝を発見していない人は近寄らないでください。


これまでのあらすじ：武器もなくオーク３匹につっかかった結果ｗｗｗｗ



●アタック02

前回はもったいなかった！
オークに競り負けたことが？　いや違う！

泉の女神のところで「何もないなら泉に飛び込め、14へ」を実践できなかったところがだ！！ｗ

リプレイ的にはこんなにおいしいネタはないのに、何故金貨を持っていちゃったかよ俺！ｗｗ

わざとやっても面白くないので、このトラップにはもうひっかかれないのだ。残念だ。

そんな目的を見失った俺が本来の道を取り戻すため次に送り出すチャレンジャー。
ついにこの男がやってきた！　俺たちは君の登場を待ち望んでいたんだ！


そう。その男の名は――――ズル！！！

ヒャッハー！　ズルが来たとなりゃ、クリアは約束されたも同然だぜー！

そんなズルの能力値はこちら。

ズル　技術点１１　体力点２１　運点１１

……ズルしてないよ！　ホントだよ！

さあ、初期アイテム２個の選択。
ここはズルして全部持っていきたいところ。

……やっぱダメっすよね。

ズルしないチャレンジャー、ズル。看板に偽りありか。
この名前にしてるってだけで恐ろしいほどのズルしたい誘惑があるな。

俺としては今回は、泉に金貨７枚を放り込んでみたい。
というわけで金貨７枚を持って行こう。
出発前に買い物できないとなると、明かりが必要になるので、もう１つのアイテムはカンテラに決定確定。
準備完了。スタートです！

サン・サレンの町。

今回は金貨を温存するので道具屋ダンディには行けない。
となると酒場か盗賊ギルド。どちらも金かかりそうだが、試しに行くだけ行ってみよう。

盗賊ギルドに行くと、アルダマは一緒にいるかと聞かれます。
いや、そもそもアルダマって誰さ。
わからぬまま、情報料も払えずに、何も得られることはなく盗賊ギルドをあとにすることに。
もしかして、情報料を払えば案内人としてアルダマが仲間になってくれる、なんて展開だったかな？

そして他に寄り道することなくまっすぐオークの洞窟に直行。
ズル、コイツもせっかち野郎だったか。

カンテラをつけて奥へ。
まっすぐ女神の泉に向かったら金貨を投入。
「もう１枚っ！　もう１枚っ！」っていう女神さまのかけ声に合わせて景気よく全財産を投げ込みました。

「もう１枚っ！」「もうないよ」

すると女神さま、ご期待どおりに現れた。ため息つくほど粋じゃない。

そして女神さまは言います。

「１枚足りな〜い」

あかんそれ女神さまちゃう。番町皿屋敷や。


もとい女神さま、「このゲームで金貨が大事と知りながら全部くれるなんて素敵☆」とメタなことを言いながら、俺を祝福してくれました。授かった力は、一番最初に俺に傷を負わせた相手を改心させるというのです！
これまた、ありがたいんだかそうでないんだか微妙な祝福だな。強敵と戦うのならこれほど心強いことはないが、雑魚相手にうっかり傷ついてしまうとそこで自動的に使い切って終わりだ。金貨７枚に見合う能力かどうかは、相手次第というところ。

女神さまにお礼を告げて先へ進むと、来ましたよ目的のオーク３体が！

前は身を潜めて待ち構えましたが、今回は先制攻撃で不意打ちかましちゃる！

って思ってたらしまったあぁぁぁ！　明かり持ってるから不意打ちにならんかった！！

そうか、前回取った身を潜める行動の方が正解だったのか。

今回も武器はないので攻撃力マイナス４戦闘だ。
だが俺の地力は前より高い。技術点１１は伊達じゃない。ズルしない。しないったらしない。

ズルしなかった結果、オーク３体倒しきったら残り体力５点！　祝福は使っちった。
危なかった。。。

次があるなら、オーク３体については何らかの攻略法を見つけ出す必要がありそうだ。
例えば、武器持ってくとかな！　なんだ簡単じゃんｗ

ま、今回クリアすっからそんな必要ないけどな！

ここで、さらに地下深くに進める入口を発見！！
オークを倒し、一応は目的を達成したため、ここで一旦町に戻ることもできる。

否、一旦戻るどころかここで冒険を終えることも選択肢にある。
まあ、そうは言ってもここで終わったのでは真のエンディングではないことは誰の目にも明らか。

ラスボス倒したら隠しダンジョンが現れたようなもんだな。
オークがラスボス相当っちゅうのもアレっちゃあアレだが。

さしあたり一旦サン・サレンの町へ。
町に戻ったらどこに行こう。
まだ行ったことがないのは酒場だ。


祝杯でもあげるか！


酒場に行ったら酒場の主人ヴィックがオーク退治の報酬として金貨６枚くれました。
あ、そっか。酒場で報酬を受け取れるのか。そう思ってよく見たら、確かに導入で、酒場の主人からの依頼があったって明記されてた。
いやんよく見てなかった。

だが、報酬が金貨６枚では、洞窟で泉に投げ込んだ金貨７枚より少ない……。収支マイナスじゃん！

どうやらこのオーク退治だけでは割に合わない仕事確定のようだ。
このまま終わったんじゃ損するばかりなので、財宝でも見つけないことにはやってられんと再び洞窟へ。

ところで酒場では、仲間を連れて行くことができる。

ヴィック「アルダマさーん！　ズルさんが及びよー！」

＊　アルダマが　なかまになった！　＊

盗賊系の人物だ。報酬は手に入れた財宝の半分。分けられない時は俺のモノ。
なるほどこっちで仲間になるんだったか。

アルダマを仲間に加え、いざ洞窟に再出発！
ところでせっかく報酬を貰ったのに、町の道具屋に寄れない。お金を使う場所がない。意味ねー！！


さて、洞窟をたどり最深部への入り口に立つ。

ここには天井からロープが下がっている。
少々違和感を感じる。一体何者の仕業なんだろう。

大昔にここに挑んだ冒険者……？

のわけがない。

天井からがっしりしたフックに吊り下げられたロープなんて、ほいっとやってきた冒険者が設置するようなものではない。
また、オークの仕業というのも考えがたい。
つまり明らかに、この洞窟を根城としていた高度に知的な何者かがいて、わざわざコレを設置したってことだ。
そのものが今も奥に居るのか、既に滅んでいるのかはわからない。


結論。


降りてみればわかる。


ロープはがっしりしているので、グイグイ降りることができる。

と、途中でロープが忽然と消えてしまった？！

なんらかのまやかし凶悪トラップだったらしい！！？


ここで聞かれる。大きな丸い石、持ってる？と。

うおおおおい！　ここで持ってたら落下してぐしゃり即死のボリショイフラグでしょーー！？

ほ。良かった今回は持ってきてない。
変なトコで、今回も大きな丸い石がダメアイテムって判明してしまった。

でも、落ちてることは変わりなかったーーー！？

う、運だめしぇ！！

まだ助かる目はある！　あるよねッ！　コロコロ４っと吉でどうだ！

ラッキーなことに空中で何とか受け身の体制に持って行き、キャット空中三回転。

転がりながらショックを和らげつつ着地。

なんとか技術点１と体力点５の損失で済んだ。

ところで聞いて欲しい。
オーク戦で残り体力５点となった俺は、一度は町に戻ったものの、まるで回復していない。
そこにダメージ５点だ。

つまり、どんな理想的でアクロバティックな着地を見せたところで、俺は生き残ることができなかったのだ！！
見事な着地ポーズを決めて１０．００を出しながら。弁慶の立ち往生か！　「空のキャンバス」か！


悪魔がジョースター卿の声で俺にささやく。
逆に考えるんだ。ズルしちゃってもいいさって考えるんだ！


だが、俺の心に組み込まれた良心回路がズルを認めない。誰かギルの笛を吹いてくれ。

結局俺は、着地に成功したにも関わらず、死によった。ボリショイ！！


登場人物
ズル　ズルだけど、ズルしない。
泉の女神　指名料金貨７まい。
オーク　３匹いるがジェットストリームアタックはできない。
ヴィック　酒場の主人で依頼人。たまにルイーダっぽい。
アルダマ　仲間の盗賊。物欲少なめっぽい。
ジョースター卿　ジョージ・ジョースター。ジョナサンの父。逆に考えることがとくい。

第４回へ
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