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2014年03月31日23:22

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20年後の野上電鉄

廃止20周年という事で、1994年の廃止そして会社解散により消滅した、和歌山県海南市を起点に走っていた、今はなき野上電鉄(以下 野鉄)の廃線跡を訪れて来た。

なお、この鉄道の概要は2008年3月31日付の日記で述べているので、併せて参照にされたし。

本当は午後1時頃からJR海南駅(野鉄の起点駅だった日方駅の最寄駅)で行動を起こしたかったのだが、生憎実家でちょっとしたトラブルがあり、現地に着いたのは午後3時頃だった。

今から行動を起こしても、そこそこノスタルジーには浸れるが、周りを見ながらの散歩気分で終点駅だった登山口駅まで行く事は難しい。電車如く、ただただまっすぐに行くだけになりそうだった。

起点だった日方駅は当然、駅の建物などは残っておらず、草の生えた空地になってるだけだが、立入禁止となってて、土地の真ん中でなんか築き上げてるようだから、何か出来るんでしょう。
ソレにしても、20年間も空地のままで放っておくか?

ココから約6kmほどは、廃線跡がウォークラリー道路となってるので、容易に歩ける。上の写真のように、絵も所々に飾られている。上手だけど、現役の時からこんな一面の田んぼの中を走る鉄道じゃなかったぞー!家も多かったぞー。(笑)

ウォークラリー道路が終点になると、そこから先はもう道はない。

廃止10年後に訪れた時はまだ、廃線跡やホーム跡が残ってたので判別できたが、さすが20年ともあって、どこにどう線路が走っていたのかがわかりかねる地や、全く新しい道路や瀟洒な家々が建てられて消えてしまってる地、現在工事中の地も多く、若干道に迷った。

終点の登山口駅跡へ着いたのは午後6時33分頃で、当然廃線跡を辿って辿り着いたのではなく、先に述べたように線路跡自体がほとんどなくなってるので、背後の山と代替えバスが通る道を手掛かりに歩き回ってるうちに、
「ありゃ?このお店、登山口駅前のお店ちゃうの?で、遠くに見えてるアレ、駅の後に建ったバス車庫ちゃうの?終点に着いたんだ。」でわかったのだ。

駅跡のそばには新しく作られた道路、そしてその背後に川が流れているが、この川岸も整備されている。10年後はまだ、自然な感じの川だったのにな。


二十台ん時の2人の鉄道仲間は「鉄道(趣味)には感謝しているけれど、生き物ではないので、愛情が籠らない・・・。」と慌てて婚活&結婚していった。
御存知のとおりオレは、相手に全く恵まれず、鉄の道を突きすすみ、自分独自の鉄道趣味を創造&発展させていった。野鉄はその影響を与えてくれた恩人的な鉄道だった。


20年前のこの日、にわか鉄ちゃん、にわか乗客等であふれ返りながら、消滅したが、20年後の今、野鉄の廃止を追悼する者は誰もいない・・・。

でも、

月日は流れ 我等も年を取るけれど 野上(きみ)の事は 永遠に忘れない


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