電気料金が上昇することについて、
「原発使わないから上がるんだよな」
などと言っているのは、
政府と電力会社の術中に嵌っている人々です。
輸入量の増加よりも、円安による円建ての輸入“額”の増加が激しいことは、
統計により明らかです。
1年前の資料ですが、内閣府が発表した資料です。
鉱物性燃料の輸入動向
http://www5.cao.go.jp/keizai3/shihyo/2013/0415/1065.html
それに、この記事をよく読んで計算して下さい。
>(増税分は)電力、ガスとも4月に使った分を検針して請求される5月分から。
>電気料金に上乗せされる「賦課金」が、今の平均108円から225円に
この記事に出てくる「標準世帯」の電気料金で考えると、
>4月より430円高い8541円
(1) 4月は8111円ということです。(賦課金108円含む)
(2) 賦課金は税込なので、上乗せと言うことを考えると、賦課金以外の料金は8003円
(3) これが消費税5%で計算された金額ですから、税抜きに直すと7621円
では計算します。
( 7621円 + 本体上昇分 ) × 1.08 + 225円 = 8541円
となり、
本体の上昇分(つまり純粋な税抜きの燃料費調整分)は79円になります。
使用量290kwhで計算しているので、1kwhあたりにすると0.3円弱の値上がりです。
蛇足ですが、
この賦課金というのは、
再生可能エネルギーの固定価格買取制度により賦課(付加?負荷?)されます
つまりは、
企業や自宅に発電装置を導入できる
金持ちが発電装置を導入して、
それを「固定価格」で電力会社に買い取らせるから、
電力会社が損をしないように
その分を発電装置のない利用者(企業・個人)が負担する
というものです。
なんか釈然としないものがあります。
■電気・ガス、5月から大幅値上げ 09年以来の最高額に
(朝日新聞デジタル - 03月29日 18:19)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2822481
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