せっかくのタナカリオン演出回ではあったが、
説得中心の内容で戦闘も見応えが無く、
次週への繋ぎでしかない捨て回に近い印象だった。
各キャラのセリフにはもちろん感慨もあったが、
それもやはりマナの存在が甘いままでは今一歩弱いのだ。
と、ワシは言うしかない。
サブキャラたちのシーンが多く織り込まれているのに反し、
ジョナサン不在、妖精たちの出番も無しというのは、
制作の都合だろうとはいえ苦しいものがあった。
作監が異例の4人体制(河野+マングローブの3人)
という形だけでは判断しかねるのだが、
画面を見るに現場の苦労が多かったということなのだろうか?
こういう時には裏事情を知る由も無いことを歯がゆくも思う。
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残された関心としては、
マナが最後に自己犠牲をやらかすのかどうかが見ものだ。
無論、その後に奇跡で元通りでも構わない。問題はそこでは無い。
マナの博愛精神の表現をこのままで済ましてしまうのか、
幸せの王子という要素を振りだけで終えるのかどうか、
そこは、譲れない思いがある。
「愛だよ」と語られて、何を納得すればいいのか。
マナを超越した存在として受け入れるのもいいだろう。
だが、そこに重さはあるのか?
16話の日記で、
プリキュアシリーズとしては、順当な収まりになるとは思うが、
そのもう一歩先には、進めずじまいになってしまいそうだな、
と書いたわけだが、
せめて少しは、爪あとを残してほしい・・・。
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