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2013年06月08日11:24

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「うちはラーメン屋じゃないんだ」

 平成25年6月4日(火)。
 日の長い季節である。
 今日の丸美先生も、夕方、近くの旧街道歩きに行く。
 昨日は東に向かったので、今日は西に向かう。
 現在の国道と、旧国道と、旧街道とがあるうち、まず、旧国道と旧街道とが重なる区間を歩く。
 丸美先生が自動車の運転を始めた頃は、この道が国道だった。
 旧国道が左に離れると旧街道だけの道になる。
 この辺りは、かつては延々と林だったらしく、高低差もないので、定規で引いたような直線である。
 大河のような現在の国道と、斜めに交差する。
 ところが、歩道橋も何もない。
 遠回りして、横断歩道を渡る。
 うどん店があるが、国道客を相手にしている店である。
 団地や新興住宅地の中になる。
 区画整理で設けられた道路みたいで、旧街道らしさが、まるでない。
 鉄道駅が近づき、商店が増える。
 踏切を渡る。
 史跡の類がないので、写真も写せない。
 商店の類がなくなり、左手に広い工場が広がる。
 赤塚不二夫先生の漫画に出て来るみたいな、鋸型の屋根の工場だった。
 赤塚不二夫「もーれつア太郎」(竹書房文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%83%BC%E3%82%8C%E3%81%A4%E3%82%A2%E5%A4%AA%E9%83%8E-1-%E7%AB%B9%E6%9B%B8%E6%88%BF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4%E5%A1%9A-%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E5%A4%AB/dp/4884759370 )
 それでも、辺りに樹木が見られるようになり、高低差も現れ、僅かな曲線も描かれるようになる。
 こんもりした樹の下にあるバス停の標識など、絵になった。
 左から、旧国道が合流する。
 丸美先生が子供の頃は、この道が国道だった。
 右手の民家にガール・スカウト募集の看板があった。
 丘が現れ、旧国道は切り通しを抜けるが、旧街道は右手に避ける。
 丸美先生が子供の頃は、この切り通しがなく、右手に避けている道も国道だった。
 曲線を描きながら坂を上り、坂を下る。
 ようやく、旧街道らしい道となり、火の見櫓や、欅の大木の写真を写す。
 坂を下り、こっちも旧国道なのだけど、旧国道と合流すると、市街地である。
 道そのものは面白くないし、かつて歩いているので、ショッピング・センターの敷地を歩いたりする。
 新しく立て替えられた鉄道駅の構内を通って線路を渡り、市街地を抜けた所で旧国道に戻る。
 右手の水田の中を、もう一つの鉄道の電車が走る。
 その踏切を渡る。
 旧国道は左に曲がり、旧街道は直進するものの、ここで、変な表現だけど、大河のような川にぶつかるので、こちらも左に曲がる。
 この辺りも、昔に、ミニコミ誌の取材で写真を写しに来た事があり、今回も神社などの史跡の写真を写す。
 場所をすっかり忘れていて、道を引き返したりする。
 旧街道は、かつて渡し船があった所を鉄橋で渡る。
 この鉄橋も何代目かなのだろうけど、新しく立て替えられている。
 すぐ下流には、旧国道と鉄道の橋がある。
 だいぶ離れるが、上流には、現在の国道の橋もある。
 正面には、曇っているものの山が見える。
 橋を渡ると市街地である。
 猪瀬直樹「地下鉄は誰のものか」(ちくま新書)
http://www.amazon.co.jp/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%8C%AA%E7%80%AC-%E7%9B%B4%E6%A8%B9/dp/4480065962 )
 このように、日が長い時期だから歩けたけど、猪瀬知事に言わせると、日本の標準時を2時間早めれば、夕方の時間が有効に利用できるという事なのだろう。
 ここで、公立図書館に入って調べると、昨日も今日も、この経路で正しかったようだ。
 さらに検索すると、専門書もあった。
 たまたま難易度が低い区間を歩いたようだが、ほかの区間は間違えて、旧国道だけを歩きかねない。
 書店で、
 金星煥・植村隆「マンガ韓国現代史―コバウおじさんの50年」(角川文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E9%9F%93%E5%9B%BD%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%8F%B2%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%90%E3%82%A6%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE50%E5%B9%B4-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%87%91-%E6%98%9F%E7%85%A5/dp/4043692013 )
 を買う。
 街では、スポーツ居酒屋が、
「サッカー・ワールドカップ、アジア最終予選、日本対オーストラリア戦の観戦ができます」
 と、呼び込みをしている。
 大型テレビジョンの用意があるのだろう。
 洋楽の生演奏をしているという居酒屋もある。
 丸美先生は、赤提灯にラーメンと書かれた店に入ってみた。
 カウンター席に座り、ラーメンを注文する。
 テーブル席でスポーツ新聞を読みながら麦酒(ビール)を飲んで、顔と目を赤くした店長がいた。
「うちはラーメン屋じゃないんだ」
「表の提灯にラーメンとありますよ」
「それでも、うちはラーメン屋じゃないんだ」
 普通なら怒る所だが、丸美先生は、
(日記に書く材料ができた)
 と、わくわくしながら、
「どうも、失礼しました」
 店を出る。
 こういう凄い店に入った後に別の個性的な店に入っても、印象が相殺されるだけである。
 今回はあっさりと、富士そばで盛り蕎麦を食べた。
 今晩はプロ野球がない。
 J−WAVE(81.3MHz)・受信記録(20:35〜21:00)。ジャム・ザ・ワールド(改めて慰安婦問題とは何なのか、ほか)。提供(ヨドバシカメラ。三菱電機、ほか)。SINPO=55555。
 ラジオ韓国(1170kHz)・受信記録(21:00〜22:00)。玄界灘(韓国プロ野球、ほか)。トレンド(デジタル写真ブーム、ほか)。SINPO=33333。
 22時からの東京放送のニュース・バラエティを聴いていると、プロ野球速報があった。
「今日の試合はない筈だけど、雨天中止の予備日試合があったのか」
 聴いていると、ちゃんと6試合開催されている。
 良く話に聞く、24時間ぐっすり眠って知らないうちに翌日になっていた、あれをやってしまったとも思った。
 しばらくすると、前日のニュースを読んだと訂正していたものの、読み手も読んでいて気が付かなかったのか。
 プロ野球って、ニュース番組の現場でも、そんなに注目されない存在になっていたのか。
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