ガンバス

晴れて良い日だぽかぼか春天気ね


こんな日は仕事なんて気分じゃねーんだがね、

そこはまぁ俺も労働者なんでそれなりにアレだよ。



そんなんで頑張りたいところなんだがチカラが出ねえ

ハラが減ってチカラが出ねえ。

なぜなら昨日の２０時から飲食を絶っておるからな。




おうオマエよ！察しがイイな、その通りや！！

今日は胃ガン検診、バリウムデー。



癌センターのバスも２台来やがりやがったぜ。

俺のガンを見逃しやがった あのガンバスさ。


まぁ俺のガンは大腸ガンだったがな。






毎回このバリウムの気持ち悪さには悩まされる。

２０１１年４月 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1709937822&owner_id=19484984
２０１２年４月 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1836700435&owner_id=19484984

ホント俺の悩みの種だよ。

悩みすぎて体調が悪くなるくらいだわさ。



その前に呑まされるシュワシュワパウダーもクセ者だよな。

アレ、俺の胃を膨らませようって企んでやがるんだよ。

まったく油断もスキもあったもんじゃねーぜ！！




二つの異なる敵を同時に攻略するんは並大抵のスキルでは太刀打ち出来んよね。


胃ガン検診の攻略法については寝る前にシミュレートしたりヒマなときに考えたりしてんだ。

皆も正直苦手なんじゃね？




完全なものではねーんだがね、

前回ほとんど偶然に近いカタチとは言え上手くいったやり方があるから皆に伝えておくよ。


まず炭酸粉スティックは一気にノドの奥に流し込む。

躊躇せずに、そして味わわんってのがポイントな。


そんでバリウムは飲めるところまでゴクゴクいく。

炎天下、冷たい麦茶を飲むイメージで一気に流し込む。


それでも途中、雑念が入り確実に中断するだろう。人間だもの。

まぁ想定の範囲内さ、ノープロブレム

残りは騙し騙し無心で吸う。少しずつ吸う。



こんな感じでだいたいイケるだろう。

途中チャンスがあれば紙コップごと棄てるっつーのもありだな。

コレは一瞬の判断力、瞬発力、運、強いメンタルなんかが必要だな。








さあ、いろいろ踏まえたうえで いざガンバスへ！！


ハラを空かせた俺は獰猛な野獣やで。

おう！スタッフも準備万端、待ち構えておるわい。コンチクショウ！



カーテンをヒラリ、ガンバス内へ通される。


まず作業着を脱がねばな。

作業着だとかプリントＴシャツ、メガネやアクセサリー類といった俺の魅力の一部もＮＧさ。

それらを外し脱ぎ去ると俺は全身ヒートテックの黒タイツメンと化した。

モジモジくんだよ。

屈辱的だ・・・・・くそう



こんなところでつまずいては居れぬ、戦いはこれからだ。

おっと、おいでなすった炭酸粉スティック！！

っと同時にズッシリ重いバリウム紙コップを手渡された

いきなり両手を塞がれちまったぜ。


タイツメンは両手を塞がれ困ったが落ち着いて敵と向き合うことにした。

まずは炭酸粉や。

上を向く、喉を開く、粉をザッとノド奥へ流し込む。

ウフッ！ってなりそうになったが耐えた。


さぁお次はバリウムだ、ゴクゴクいく。

半分ちょい飲んだところで強烈な吐き気が全身から込み上げてきた

一旦ストップして心を真っ白にする。

紙コップは口につけたままや。

このままの体勢で少しずつバリウムを吸い込んで行く。



上手くいっている。

不思議とノーゲップだ。



バリウムは少し紙コップの底に残っていたが棄ててやった


あとは指示通り検査してもらって魔法の錠剤を４ツブ貰って職場に戻った。





おそらく次回からも大丈夫



みんなもがんばってね！！























チャオ