mixiユーザー(id:8306745)

2013年03月17日00:59

64 view

レイシストという言葉の乱費。

最近、「レイシスト」という
言葉をよく見かける。

意味としては「朝鮮半島の人間が
嫌いな人」らしい。

ふむ。

それって、「レイシズム」なのだろうか。
雑な使い方な気が、かなりする。

例えば、フランスとイギリスは
国の定義が出来てからずうっと
嫌いあっている。
アメリカ独立戦争に、唯一アメリカ支援の
兵を送ったのがフランスだった。
イギリスからの独立戦争だから、
という側面もかなりあった。
イギリスの敵だから肩入れする、
という意味だ。

さて。

フランス人はイギリス人に対して、
レイシストだろうか?
また、イギリス人はフランスに対して
レイシストか?
トルコとギリシャは?
イギリスとアルゼンチンは?
アメリカとカナダは?
韓国と北朝鮮は?

仲が悪い国、という定義と
人種的に低く見る、という事は
全くの別物ではないか?

今、日本は近隣諸国と様々な問題を
抱えている。
だが、それは日本オリジナルな特殊事情で
あろうか?
隣国と揉める、など別に珍しい事では
無いのではないか?
寧ろ、隣と揉めるからこそ他国との
付き合い、というのも分かるのでは
ないか?

レイシスト、という言葉の横行は
自分には不思議でならない。
それくらい「キツい」言葉も無い。
「お前、レイシストだな」などと
云われたら殺し合いが始まっても
おかしくない、それくらいの強い言葉。

「お前が嫌いだ」という言葉はアリだと
思うが、「お前はレイシストだ」は
余程の覚悟がなければない。
「お前は失格だ」という強い意志。

韓国の仏像盗難問題は、ある意味象徴だ。

「相入れない他国とどう付き合わねば
ならないか」という問題の、である。

日本人であれば、今回の韓国の盗まれた
仏像に関する処遇、浮石寺の僧の言い分の
醜さ等、納得の行かない事ばかりだろう。

だが、隣の国は、「こういう国」なのだ。

ここに、最も援用してはいけない言葉が
「レイシズム」ではないか。

繰り返す。
フランス人はイギリス人が嫌いだ。
カナダ人はアメリカ人が嫌いだ。
ウクライナ人はロシア人が嫌いだ。
トルコ人はギリシャ人が嫌いだ。

さて、これを「レイシズム」と呼ぶ

度胸のある日本人は何人いる?

日本人は朝鮮人が嫌いだ、はレイシズムか?
韓国人が嫌いだとレイシストか?

そういう、安易な言葉を使いたがる人こそ。

もう一度、「人種」差別の歴史を
学び直すべきだろう。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する