揃えて並べて晒してやんよ。

あなたの生涯最高のドラマは何!?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=2354001

いかん、これでは殺人鬼一賊の少年であった。

さて。

ドラマの個人的ベストである。
うむ、映像作品の精髄は45分のテレヴィ
ドラマにあり、が信条なので参加せずには
おれぬ。

だが、こうしたゲームをやるには
ルールが厳密であればある程良いのだ。
この元記事程度のルールでは
もの足りん。

つう事でルール追加。

1.連ドラである事。
・・・単発モノはしばしば2時間だったり
するので避ける。

2.完結している作品である事。
・・・これは云わずもがな。作品として
考えるには完成していないとね。

3.超超ロングラン作品も出来るだけ避ける。
・・・例えば『太陽にほえろ！』だと
マカロニ編とマイコン編(あるのか？)だと
やはり同じ一作とカウントするのは無理が
あるだろう。

3-1.条件3.の禁止を受け補足。
上述『太陽にほえろ！』のように
好きな時期を指定出来る場合
(『暴れん坊将軍』は第三部だよね、とか、
『相棒』はシーズン2が最高、
『太陽にほえろ！』はスコッチ編に尽きる、
等々)はこれを除外する。

4.必殺シリーズは避ける。
・・・全ランクが必殺のみになる為。

5.スタートレックシリーズは避ける。
・・・ランクの半分強が占められてしまう為。

6.つうかアメリカドラマは避ける。
・・・質の面で較べてしまうと日本ドラマは
太刀打ち出来ない為。

7.昭和特撮ヒーロー物は避ける。
・・・思い出補整が強すぎる為。

8.観ていない物は避ける。
・・・憧れの作品、というのもあるが
これは云い出したらキリが無い為。

9.上記ルールを厳密に守る事。

10.但し、上記ルールは撰者(俺だ、俺)の
都合により、例外事項の適用、無視、
改変を可能とする（笑）。


・・・うむ、こんな処か。
実は、このルールを考えている時が
一番楽しかったりして。

さて。では、ランキングを作成してみよう。

1.男女七人秋物語
・・・全て好き。本編ラストに掛かる
『SHOW ME』のイントロのあまりに
素晴らしくも凄まじい効果は、今だに
鳥肌もの。

2.悪魔のようなあいつ
・・・ジュリーの美しさ、に尽きるけど
それだけにしておくのは勿体無い傑作。
因みに藤竜也が筒井康隆に激似（笑）。

3.シャーロック・ホームズの冒険(グラナダ版)
・・・ルール6.に抵触しそうだが、
イギリス製なのでセーフと判断（笑）。
NHK放送版はカットしまくりなので
(それもホームズワトスンの友情絡みの
良いシーンばかり！)、これから観る方は
是非ともDVDで！

4.雲霧仁左衛門(山崎努版)
・・・手堅く、派手な殺陣などは少ないが
丹念に濃密にドラマを描く豊穣な作品。
一話丸々尾行合戦、とか堪らない。

5.俺たちは天使だ！
・・・スコッチ、殿下、テキサス、長さん、
ドックと『太陽にほえろ！』キャストが
多く出ているので、その辺りも楽しいが、
軽妙洒脱ないい意味での「軽さ」が
小気味よい。

6.戦国ロックはぐれ牙
・・・70年代に多く作られた時代考証無視
時代設定無視なゲテモノ時代劇の一作だが、
妙に好き。梶芽衣子主演(因みに衣装は
パンタロン（笑）)、全9話打ち切りと
壮絶な作品。

7.誘惑
・・・連城三紀彦『飾り火』が原作。
篠ひろ子、紺野美沙子、林隆三と濃ゆい
役者が揃う中、初々しくも気恥ずかしい
宇都宮隆さんの演技がクセになります。

8.山河燃ゆ
・・・大河ドラマの現代物、好きだったんだが
作ってくれないよねぇ。松本幸四郎、
西田敏行の兄弟がアメリカと日本に別れ、
太平洋戦争でそれぞれの戦いを経験する、
という骨太な物語。でも、一番素敵なのは
松本幸四郎の同僚である通訳チャーリー田宮。
演じるのは沢田研二！最終回で刺されて
死ぬのだが、その姿の美しさと云ったら。

9.ハチミツとクローバー(台湾版)
・・・再びルール6.に抵触しそうだが、
台湾製という事で(ry。日本版のハチクロの
余りのクソっぷりに絶望していた処に
干天の慈雨。森田の森田っぷり、真山の
真山らしさ、全てが『ハチクロ』。
しかも、日本でリリースされたDVDの
特典にやはり傑作のアニメ版のキャストが
一話分の吹替えを当てるという素晴らしい
心配り。こういうの、ありそうで無いからね。

10.必殺現代版
・・・ルール4.に抵触しちゃうけど、
ルール10.の適用によりぶっこむ。
やはり、必殺を全く入れないなんて
無理だったんだもーん。敢えて
際物な『現代版』を選んだ辺り、
僅かな良心を感じて欲しい(何が？)。