『ホビット 思いがけない冒険』を見て来ました。なるべく、ネタバレしないように書こうと思ってはいるのですが、説明する際、どうしても、シーンを引用して書いちゃう場合があるかも知れないので、これから見るって方は、読まない方が無難かも・・・。
地元の映画館でやっていたのです。前を通ったら、やっていました。
「そうですか。こっちはやるんですね。『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』はやってくれなかったくせにね！配給同じ、ワーナーなのにね！」と思いました（笑）。その割に、駅にバカでかいシャドウゲームのポスターを貼っていたのはどう言うコトだったんだろう・・・？ホビットは貼ってなかったよね？我が地元の駅貼りポスター基準の謎。
で、私、トールキンの作品が、あまり好きではなく、『指輪物語』の映画は未見で（本は読んでます）、その状態で行っちゃったんですが・・・。原作読んでるから大丈夫じゃね？くらいのノリで・・・。原作読んだの20年以上前だろう・・・と言うコトを、何故、失念していたのか私。途中、映画を見ながら「あれ、指輪って、どんな話だっけ？」と思い出そうとして、映画のストーリーを、見失いかける・・・って言う・・・(^_^;)。映画を見る時は、余計なコトを考えず、映画にだけ、集中しましょう。
しかも、思い出そうとしたら、何故か、『ニュルンベルグの指環』（オペラ）が混じって来て、邪魔をする・・と言う(^_^;)。心の中で、「違う、違う！それ、ニュルンベルグ！」とツッコむ私。
指輪物語。映画公開当時、大槻ケンヂ氏が「物凄く、壮大な、不燃物処理の話。」と説明していて、爆笑しながら、「あ、確かにそうかも・・・」と思った記憶があります。
凄く強大な力のある指輪を巡って、争いが起こるので、それを処理する話だもんな・・・。滅びの山の火口の『滅びの罅裂』に指輪を投げ込むのが、唯一の指輪粉砕の方法だったよね。
この映画単体でも、楽しめるとは思いますが、指輪物語の60年前の話なので、出来れば、『指輪物語』を読んでおくか、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を見ておく方が良いと思います。但し、くそ長いです！ええ。原作も、映画もくそ長いです！それだけは覚悟の上、ご覧ください。
私、『指輪物語』が、こんな大長編とは知らず、学生時代、読みだしてしまい、「この話、いつまで続くんだろう？読めども、読めども終わらねえ・・・」と思ったコトを思い出します。
トールキンが悪いんじゃありません。知らずに読んだ、私が悪い！
あと、この映画もくそ長いです。
見終わったあとの素直な感想が「なげえっ！」でしたから(^_^;)。３時間あるので、時間に余裕がある時に見てね。
３部作なので、この３時間が、あと２本あるってコトだよなぁ。確か、ロード・オブ・ザ・リングも、３部作だったよね。コレは、指輪物語自体が長いから、仕方ないのだが、『ホビット』って、そんな長かったでしたっけ？（忘れちゃってるよ・・・。甦れ、20年前の記憶！）
で、今回、見て来たのは、地元の映画館でやっていたから・・・と言うのもあるのですが、主人公のホビットのビルボさんの役が、マーティン・フリーマンさんなのですね。『SHERLOCK』のジョン役です。最初、マーティンさんとホビットがあまり結びつかず、「ホビットを、マーティンさんがやるの？？うみゅ？」だったのですが。で、ビルボがジョンに見えちゃったらどうしよう？と心配だったのですが、それは、大丈夫でした。ちゃんと、ホビットでした。役者って、凄いね。マーティンさんは、本当に、演技の上手い人なんだなぁ〜と思いました。演技のタイプを変える役者さんかも知れぬ。ジョンの時は、軍人さんだから、きびきびした動きだケド、ビルボは、ホビットだから、何だろう・・・ちょこまか動くって言えば良いのかな・・・そんな感じ。
冒頭の「冒険に行くんだ！遅れちゃう！」って言って、タタタ〜って駆けて行く感じが、凄くホビットだった。しかも、ちゃんと可愛い！41歳のオッサンが、ちゃんと可愛い！別に、特殊メイクで可愛くしてるワケでもないのに。
メイキングをTVでやっていて、それを見たんですが、まぁ、マーティンさんが、ただのオッサンで（オイ）。Tシャツ姿のラフな恰好で、演技指導を受けていたのですが、その姿がまさに、日曜の午後のお父さんそのもので、本当に、ちょっと腹の出たオッサンで。このオッサンが、可愛いホビットになったのか！と思ったら、役者ってスゲエとしか思えませんでした。（ジョンは、まぁ、元々日曜午後のオッサンみたいだから、良いんだケド(^_^;)）
監督さんが、「もう、ホビット、彼しかいない」と思って、撮影を遅らせてまで（SHERLOCKの撮影とぶっついたらしい）待っていた・・と言う理由が分かりました。それくらい、マーティンさんは、ホビットでした。
この映画、３Dもあるらしいのですが、私、この映画３Dで見たら、確実に酔います。２Dで酔ったもの。崖転がり落ちるシーンとか、スゲエ。ハリウッドの娯楽作品だから、金のかけ方が違うんだ。実写とCGの境目が、本当に分からない。「コレ、どうやって撮ってるんだろう？」って思う。
ゴラムも大ゴブリンも凄いねぇ。この生き物、動いてるよ〜って思う。
冒頭の、ビルボさん宅に、ドワーフが襲来（笑）するシーンが好きだが、あれ、ちょっとビルボが、冒険に行く気持ちになるのが早すぎのような気はするよね・・・。映画の尺の関係で仕方ないのかもだケド。朝、置いてあった契約書見て「行こう！」って気持ちに割とすぐなっちゃうので、もうちょっと悩もうよ・・と。ドワーフ大宴会の時、契約書の内容見て、気絶するビルボが可愛かったです。で、思わず「ジョンじゃなくて、こっちが気絶するんだ。」と思った（笑）。契約書に怪我は自己責任ってあるのだが、『炭化』ってある。ドラゴンに炎吐かれたら炭化だよなぁ〜・・・。
因みに。SHERLOCKのシャーロック役のカンバーバッチさんも出る予定なのですよ、この映画。声だけなんですケドね。ドラゴンの役って聞いたのですが、ドラゴン・・スマウグかな？・・・の声をカンバーバッチさんがやるんでしょうか？カンバーバッチさん、声が良いので、声優さん向いているよなぁ〜と思います。低くて、艶のある声。色気のある声ですね。
トーリンさんとビルボが、急に仲良くなった印象があるのだが、どの時点で認めた？と思うのだが、ビルボが、トーリンさんを助けようとするところは好きでした。トーリンさん「足手まとい」って言ってたのにね。その足手まといだと思っていた奴に、助けられちゃったのか。
ビルボが、ゴラムに剣をつきつけるシーンが恰好良い。というか、その時のマーティンさんの表情が、本当に恰好良い。イケメンじゃないのに・・・。すげえぞ、マーティン！である。
クリストファー・リーが、ちょっと見られて嬉しい。（サルマン役） でも、私にとっては、ホームズ先生であり、吸血鬼だよね。リーさん。ティム・バートン監督作品に、沢山出てるよなぁ、リーさん。コレも嬉しいのだが。
吹き替えヴァージョンもあるのだが、マーティンさんの声は、森川さんなのかな？と思ったら、やっぱり森川さんだった。マーティンさんの吹き替えは、森川さんに決定したんだね。
字幕翻訳が、アンゼたかし氏だった。「ホームズと一緒の人」って思ったのですが、ワーナーと契約してる・・とかなのだろうか？
「鳥（巨大大鷲）が使えるなら、最初から鳥使えよ！」とツッコんでる人がいたが、確かに、そうかも・・と思ってしまった。でも、最初から鳥使ったら、話が短縮されてしまう(^_^;)。きっとあれは、鳥に打診するまで、時間がかかったんだよ。ガンダルフが打診したんだろうか？
茶色の魔法使いのラダガストさんがお気に入り。結果「私は、変人が好きなんだな・・・」と改めて思う。ハリネズミを看病してたのが可愛らしい。
デカイ蜘蛛やら、デカイ狼やら、デカイ鳥やら、総じて、皆でかいファンタジー世界。
ビルボやドワーフが、小さいのかな？と思うも、木から考えても、デカイ・・よな、あの鳥や狼。
蜘蛛は明らかにデカかったが。
子供は喜ぶと思うので、子供に見せると良いよね。教訓も入っている。「へこたれず、前を向いて、進め！友達や仲間を大事にね！」である。こういうのは良いよねって思う、基本、捻くれ者の私も、子供には、こういうメッセージが良いんだよ・・と思う。
とにかく。マーティンさんが、予想以上にホビットで吃驚しました。
最後に。ゲイティスさんも、皆も、マーティンさんのコトを「小っちゃい、小っちゃい」と言うのですが、マーティンさん、170�僂△襪修Δ任后�ちっとも小さくないは！あれだな。周りの役者がデカイんだよ（特に、シャーロック。カンバーバッチさん、183�僂△襪鵑世發鵝�デカイ・・・）。
ログインしてコメントを確認・投稿する