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2012年08月24日15:55

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2人が一緒に住んでる理由を、本気出して考えてみた。

ドラマ『SHARLOCK』のS2のEP2に、シャーロック君と、ジョンが、ゲイのカップルに間違えられて、宿屋の主人に「ダブルベットの部屋が、空いてなくてゴメンね。」と言われるシーンがあるのですが、コレって、ドイルの間違いが、元ネタと、先日知りました。

『唇のねじれた男』の中の台詞が元ネタなのですが。
ホームズ先生の台詞の「僕たちが、これから向う“杉の屋敷”には、幸いベッドが2つある。」の部分ですね。(コレ、英語・・・即ち、原書で読んでないと、間違いに気づかないそうです)ドイルさん、この部分間違えちゃったんだ(^_^;)。

ドイルのミスのまま翻訳すると
「僕たちが、これから向う“杉の屋敷”には、幸いダブルベッドがある。」になっちゃうらしい。
確かにコレだと、「先生、何を突然口走ってるんですか?!」と言う状態になりますね(笑)。何が『幸い』なんだろう??もしくは、「何か、突然、先生が、本気出したっぽいから、逃げて〜!!とりあえず、ワトスン君、逃げて〜!」と言いたくなる。そんなワトスン君は、先生と一緒に馬車の中ですが(馬車の中で、ホームズが言うからね)。もう、逃げようとしたら、走ってる馬車から飛び降りるしかない・・・。
まぁ、翻訳のまんまでもスゲエと思うが。先生、ワトスン君の都合も、依頼人の杉の屋敷の人の都合も一切考えてません。流石、先生。歩く地動説!

で、ダブルベッドのままだったら、どうなったかって言うと・・・。正解は、特にどうもならなかった・・・なんですケドね。先生寝ないから。
ホームズは、ソファを持って来て、そこにガンガンクッション置いて、東洋風の長椅子チックなモノを作って、そこに座って、ず〜〜〜っと「ネヴィルさん何処行っちゃったんだろう?」と考えてるので。
ただ、コレ、グラナダ版で、是非見て頂きたいのですが、グラナダ版は、どう見ても、ベッドが2つないんだ。だから、おそらく、2部屋用意したろうに、ホームズは自分の部屋に行かねえで、ワトスン君の部屋で考えて、挙句、早朝、ワトスン君の足を擽って起こす・・と言う、「なんで、こんな演出にしたのですか、グラナダTV?」と問いかけたくなる仕様になっています。

で、この『唇のねじれた男』。原作では、メアリが、ワトスン君のコトを「ジェームス」と呼ぶは(誰だよ!ジェームスって。ワトスン君のファーストネームはジョンだよ!)、「メアリ、冷静に考えたら、オマエかなり酷いぞ?」と言う仕打ちを、ワトスン君にするはで(旦那が目の前にいるのに「ジョン抜きでお話を」と言って、ワトスン君を追い出す、鬼嫁メアリ)、大層楽しい回なのですが、グラナダ版だともっと不思議なコトが巻き起こる。

構成上仕方ないのですが、メアリとワトスン君が結婚しなかったので、グラナダ世界のホームズ先生とワトスン君は、ずっと一緒のフラットに住んでいるコトになっています。(この時点で、かなりおかしいとは思うんだが・・・)まぁ、それなら、まだ良いのですが、この回、冒頭で、ワトスン君が、ケイトさん(原作では、メアリのお友達。グラナダ版だと、ケイトさん一家のかかりつけ医がワトスン君らしい)に、「診療所が閉まっていたので、こちらに直接伺いました。ホームズ先生と、ご一緒のところを邪魔して申し訳ありません。」って言うのですが。

何で、ワトスン君は、診療所をよそに開業したと言うのに、まだホームズと住んでいるんだろう?
コレが、本当に疑問で、正解は「ドラマの構成上、そうなっちゃいました。」なんでしょうけれど、そこは、私は、ヲタですんで、「何か理由つけたいなぁ〜・・・」って思って、スゲエ真面目に考えてみたのですが。

そもそも、ベイカー街のフラットをシェアした理由って、2人とも「金銭的余裕がなかったから」だったよなぁ〜。あと、部屋数多かったから。それなら、ワトスン君、診療所を開いた時点で、そこに引っ越せば良いんだよな・・・てか、普通はそうする。何で通いにしちゃったんだろう?
そこまでして、このイカレポンチ探偵と住みたいかなぁ〜・・・。それとも、何か、ホームズに弱みを握られているのか?ワトスン君の弱みって何だろう?・・・ワトスン医者だし・・・まさか、医療ミス?!ワトスン、医療ミスしやがったのか?そういえば、原作の『四つの署名』で、メアリにいいとこ見せようと思って、テンパって何かいい加減に診ちゃって、ホームズにからかわれるシーンがあったな!そうか、ワトスン君、医療ミスしたのか!!

・・・と、ここで、私の中で、まさかの、ワトスン君、『医療ミス説』勃発(但し、グラナダ版)。

・・・・とりあえず、謝っときます。ワトスン君ごめん。(あと、ドイル先生も、ごめん)

まぁ、1番ありそうなのは、事件簿書いてるから、一緒に住んでた方が、何かと都合が良いですよ・・何でしょうけど。でも、それじゃあ、つまらなかったんですもの・・・。

2部屋借りるって、金銭的に大丈夫なのか?と思うも、ワトスン君は、事件簿を雑誌掲載してるので、印税が入る様になって、ちょっと裕福になったのかも知れない。

先日、久々にガイ版の『シャーロック・ホームズ』のDVDを見ました。1作目のやつ。2作目も出てますが、ブルーレイとDVDのセットは必要ないので(どっちかで良いです)、どうせ廉価版が出るだろうから、それまで待ちます。そして、待ってるうちに、WOWOWでやってしまう・・・って言うのがパターンなんだが・・・。
ガイさん版のホームズ先生と、ワトスン君が住んでる理由も結構不思議です。ガイ版は、ちゃんとメアリと結婚するけれど。そう言えば、メアリと結婚するワトスン君って、あんまりない・・よね?映像化したモノでは。何でだろう?話が煩雑になっちゃうのかな?

ガイ版には、出会いのシーンはないので、どうやって、ホームズとワトスンが出会ったのかも謎なのですが、どうにも、バーツの出来事如きで、ここのワトスン君は、一緒に住んでくれそうもないので、以前も書いたが、私は「賭け事した説」を押したい。ホームズ先生が「じゃあ、賭けをしよう!僕が勝ったら、君は、僕と一緒に住むんだよ。」とか言って、カードでも、バックギャモン(サイコロゲームみたいなやつ)でも、そんなゲームをやって、こういうゲームで、先生が負けるコトは、100%ないので、ワトスン君が例え渋っても、「約束を反故にするなんて、君は、軍人らしくないねぇ〜」って言ったら、終わりです。直情型のここのワトスン君は「そんなコト言うなら、住んでやる!」って言う。きっと。

ただ、ガイ版のワトスン君、「オマエ、良く、この男と一緒に住み続けたな」とは思うが。ここのワトスン君は、しごく常識人でまっとうなのですが、ホームズにかける愛情のみ、どうもオカシイ人なので、「ここのワトさんは、ちょっと恋愛感情的に、ホームズ先生のコト好きなのかなぁ〜」と思います。本人気づいてなさそうだが。嫁を橋から蹴落とされて、新婚旅行も台無しにされて、それでもついていく理由って何だろう??

ここのワトスン君も、一緒に住み続けた理由が不思議なのですが、ここのワトスン君は、医療ミスをしそうにないし(何なら、ジュードワトスンは、気合で病気を治しそうだぞ(^_^;))、じゃあ、何だろう?と思って、途中、もう面倒くさくなり、「もう、“酔った勢いで、1回くらいやっちゃった。”で良いかぁ〜。」と思ったのですが、流石に、ドイル先生に申し訳ないと思ったので(ガイ・リッチーには、申し訳なくはない)、やっぱり、住んだきっかけ説と同じ『賭け事』が1番ありそうかなと。
原作も、ワトスン君は、競馬とか賭け事好きだケド、ここのワトスン君は、更に輪をかけて、賭け事好きっぽいので、自分1人で住んでると、賭け事でお金全部使っちゃうから、お金の管理を、ホームズに頼んでるとか、その辺りが妥当かも知れません。
何か、映画でも「僕が預かっておく。」ってホームズが言って、小切手預かってたシーンがあったし。

BBC版は、分かりやすくて、納得出来て良いね。
ジョンと正式に同居する前に、散々事件で引っ張り回して、フラット戻って、高らかに「ジョンが上に住みます!」と宣言するのはシャーロック君って辺りも、歩く地動説シャーロック君ぽくて好き。ジョンにしたら、「動かなかった足が、いつの間にか治ってる!」だし、シャーロック君にしたら「ね!だから言ったじゃん。それ、PTSDじゃないって。僕と一緒に事件追いかけてたら、足治るし、何より、絶対楽しいもん!」だろうしね。両人とも、ベクトル的に、キチガイなので(タイプは違うが)、これは、住むのが当然と言う感じがして良いです。

そういえば。ライヘンバッハ。BBC版も、ガイ版も何が酷いって、ここのホームズ(シャーロック)は、「自分は死なない」って分かってて、ワトスン君(ジョン)の目の前で落下するんだよな。
原作は、仕方ない。原作は、ホームズ先生、死ぬ気満々で、ライヘンバッハに向かうので。ワトスン君を、宿屋に返して、現場見せないようにしてるし(巻き込まないようにもしてるし)。

ガイ版とBBC版、そう考えるとホームズ先生極悪人だよなぁ〜(^_^;)。
まぁ、それでも、ガイ版は、不可抗力かも知れないケド。モリアーティ教授と落ちる瞬間、ワトスン君に、現場に駆け込まれて、「うわぁ!マジかよ!来ちゃったよ、ワトスン君、来ちゃったよ!も〜〜〜う、ゴメン(で、落下)」ってところかもだが。BBC版は、尚ひどい。コレは、シャーロック君、ジョンが来るコト分かってたよね?だから、電話で必死に「そこから動かず、僕を見てろ!」と言う指示をしたのだと思うので。(ようは、ジョン視点では、見えない何か・・仕掛けがあるのだろうね)
因みに。この場面。一応シャーロックが生きてたトリックのヒントってのがあって、それは、普段のシャーロックなら、しないであろうコトをしている・・ってのがヒントらしい。私は「じゃあ、あのしおらしい態度だな。」って思ってしまうのだが・・・。歩く地動説のTHE自己愛野郎が、「僕は偽物だ。」と言って、泣きますかね?と。でも、それだと、ジョンが非常に気の毒なので、せめて涙は演技じゃなかったにして欲しいよね・・・。でも、自転車は、仕込んだっポイよな・・・。BBC版、平気で、ジョンに幻覚剤盛るし。
BBC版は、ジョンはメアリと結婚するんだろうか?ここもずっと一緒に住んでるのかも知れないな。


『唇のねじれた男』 グラナダ版。
ワトスンの足擽って起こすは、「今、何時?」で、「明け方」と答えるは、揚句、「急ぎなの?」で、「そうでもないケド。」と答えるは(容疑者のヒュー・ブーンは留置場なので、全く、急ぐ必要がありません)、それでも、「下で馬車待ってるから5分で来い。」とか言うは、もう、先生の唯我独尊っぷりがあまりに面白くて、大好きなシーンです。
こんな男がいるお家から、診療所を通いにしてるワトスン先生って一体・・・。
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