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2012年06月19日14:00

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【名車】ディーノ２０６ＧＴ

フェラーリのサブブランドとして誕生したエンツォ・フェラーリの息子、故アルフレッド・フェラーリの愛称を使用した「ディーノ」ブランド。

その最初の量産モデルとして１９６８年から販売されたのが、この「ディーノ２０６ＧＴ」です。

元々のデザインは、カロッツェリア・ピニンファリーナに在籍していたアルド・プロバローネ氏がデザインした「ディーノ・ベルリネッタ・スペチアーレ・ピニンファリーナ」に端を発し、同じくピニンファリーナの著名デザイナーであるレオナルド・フィオラバンティ氏がデザインしました。

初期モデルの２０６ＧＴはホイールベースも後の２４６ＧＴに比べて短く、バンパーも細いのが特徴です。

オリジナルデザインだけあって、２４６ＧＴよりもルーフラインが綺麗なのも２０６ＧＴならではです。

エンジンはフェラーリがＦ２ホモロゲーション用に製作したオールアルミ製の２リッターＶ型６気筒「Ｔｉｐｏ１３５Ｂ」ユニットです。
この１９８６ｃｃユニットはレーシングユニット直系だけあって、当時の２リッターユニットとしては驚異的な１８０ｐｓを発生しました。

２０６ＧＴは２リッターユニットのホモロゲーション取得が完了するまでの僅か１年間ほどの生産期間に１５２台が生産されたにすぎませんでした。

☆ディーノ２０６ＧＴ車両諸元☆
全長：４１５０ｍｍ
全幅：１７００ｍｍ
全高：１１１５ｍｍ
ホイールベース：２２８０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４２５／１４００ｍｍ
車両重量：９００ｋｇ(実測では１１００ｋｇ程度)

エンジン型式：ティーポ１３５Ｂ
エンジン形式：水冷６５°Ｖ型６気筒ＤＯＨＣ１２バルブ
ボア×ストローク：８６×５７ｍｍ
総排気量：１９８６．６１ｃｃ
圧縮比：９．３
燃料供給装置：ウエーバー４０ＤＣＮＦ／１×３基
最高出力：１８０ｐｓ／７４００ｒｐｍ
最大トルク：１７．８５ｋｇｍ／５６００ｒｐｍ

トランスミッション：５速ＭＴ
①３．０７５
②２．１１７
③１．５２４
④１．２５０
⑤０．８５７
最終減速比：２．６６７

ステアリング機構：ラック＆ピニオン

サスペンション：ダブルウィッシュボーン／コイル

ブレーキ：ベンチレーテッドディスク

ホイール：６．５Ｊ×１４

タイヤ：１８５ＶＲ１４