mixiユーザー(id:5416651)

2011年02月11日09:49

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おかしな日本語

「ら抜き」には違和感がある人が多いようですね。
mixiのコミュニティでも、
ら抜き言葉推進派275人に対して
ら抜き言葉撲滅委員会2831人となっています。

私は以前の日記でコメントに対する返信として「ら抜き」容認だと書きました。

その理由は「受身」「尊敬」と「可能」とを区別できるからです。
受身と尊敬は文章から判断できるとしても、尊敬・受身と可能は区別できないことがあります。

「明日は先生が来られる」・・・尊敬と可能のどちらにもとれますね。

これを区別できるのが「ら抜き」です。
「ら抜き」は可能を表すときにだけ使われます。
これが尊敬を表す時も「ら抜き」を使うというのであれば、
乱れた日本語という事になるのでしょうけど、
区別しにくい言葉を別の言葉で表したということであれば、
日本語の進化ととらえることができます。

以前、NHKの日本語再発見という番組で、
コメンテーターの柴田武さん(注)も
可能を区別できる「ら抜き」を認める立場でした。

>受身:食べられる、可能:食べれる、尊敬:食べはる、という区別があります

こういう表現はいいですね。
「ら抜き」は実は関西弁が起源だったのかも・・・


話題がそれますが、

首相が離党要求 小沢氏は拒否
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1499176&media_id=4

という記事です。
こちらの表現の方が日本語として気になります。
肩書きの使い方・・・
これでは、
   「行政府の長である人間が、一個人に対して政党を脱退することを要求した」
ということになります。
これでは思想信条の自由を侵したことになってしまいませんか?
これは当然「菅代表が離党要求」という表現でないといけません。
政党の代表が党員に対して要求するのであれば、これは正当な行為です。
まぁ本当に正当かどうかはその政党の規約に従っているかどうかですが・・・

一人の人が複数の肩書きを持つ場合には、
TPOにあわせて使い分けるべきですが、
どの報道機関も、どんな報道の時も「首相が」と使っています。
こちらの表現こそなんとかしてほしいと思います。


(注)柴田武
   「日本語再発見」放送当時は埼玉大学教授だったらしいですが、
   番組中の紹介では国語学者としていました。
   「知っているようで知らない日本語」(ごま書房刊 ゴマブックス)や
   「日本語はおもしろい」(岩波書店刊 岩波新書)などの著書があります。
   私は日記に「意外と知らない言葉」シリーズを書いていますが、
   私が日本語に興味を持つようになる発端となった人物です。


「ら抜き」言葉って気になりますか?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1498373&media_id=116
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