○前回日記
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世にも奇妙な物語は、いつも製作者の気合が伝わってきます。
今回は20周年スペシャルと、いつも以上の気合を感じました。
・・・そっか、オレが毎週楽しみにしていたあの頃から、
もう20年も経ってしまったのか。。。
○厭な扉
・物語
事業に失敗し、借金から家族を守るためにと失踪し、ホームレスになった江口洋介。
ホームレス仲間の間でまことしやかに話されるのは、
一晩泊まれば幸せになれるというホテル。
或る日、守ったはずの家族の末路を知ってしまった江口、絶望から自殺を決意するが。。。
そこに謎の老人が現れ、江口を噂のホテルへと招待する。
謎の老人が語るのは、幸福とは相対的なものということ。
不幸に比べて幸福、幸福に比べて不幸がある、
つまり絶対的な幸福も、絶対的な不幸も存在しない。
ただし、絶対的な幸福は存在しないが、永遠の幸福なら存在する。
失うものの無い江口はその道を選択する、そして彼を待ち受ける運命とは。
・原作
京極夏彦
・感想
ややこしい設定を短いドラマまとめる為、どうして説明的台詞は登場する。
その野暮ったさを、笹野高史の演技が上手く消している。
早い段階でオチは読めてしまうが、演出の妙で最後まで楽しめた。
○はじめの一歩
・物語
数学的帰納法に則り、物事を1から順番に考えていく大野智、
その口癖は「まず始めに、」だ。
周囲からすると「まず結論を言って」だが、
順序だてて物事を考える大野には、それが出来ない。
そしてそれは決断力にかけるようにも見え、彼女からも距離を置かれてしまう。。。
そんな大野の前に突如姿を現したのは、縁結びの神様。
「神社建立1000年記念として、願いを叶えてやろう。
今から私が5つ数える間に、願いを言いたまえ 5・4・3・2・1・・・」
大野は何時もの調子で「まず始めに・・・」と話し出すが、合えなく時間切れ。
そんな大野の欠点に見抜いた神様は、
「言霊で君の口癖を消してやろう」と仰る。
こうして回りくどさが無くなった大野は、仕事も彼女との仲も、何もかもが上手く運ぶ。
実はなんと
・原作
万城目学
・感想
伊藤四朗が演じる飄々とした神様と、遠藤憲一が演じる交通安全の神様。
その差が実に良い。
今回のオキニイリ。
ちょっとダメな感じの大野智が、田中麗奈よりもかわいいと思ってしまった、
オレはもうダメだ。。。
○栞の恋
・物語
舞台は1967年の日本、喫茶店でアルバイトをし、グループサウンドが好きな掘北真希。
そんな彼女が一目惚れしたのは、文学青年であった。
古本屋で立ち読みをする彼に、栞に添えた伝言で匿名のままやりとりをする掘北。
或る日、掘北のアルバイト先の喫茶店のやってくるが。。。
彼の横柄な態度に裏切られた気持ちになる掘北、しかし彼女は知ってしまう。
自分が栞で手紙をやりとりしていた相手は、横柄な彼ではなかったと。
・原作
朱川湊人
・感想
セピア色の画面で綴られる掘北の恋の物語。
小さな出来事で一喜一憂する掘北の表情に、身につまされる。
世にも奇妙な物語らしいオチが待っており、実に良い。
○殺意取扱説明書
・物語
電化製品の説明書って分かり辛いですよね、
玉木宏が偶然手にしたのは、殺意取扱説明書。
そこには、憎むべき相手への殺意、これを具現化するにあたり、
心構えなどが記されている。
かつて親友とも思った同僚に、
企画のアイデアを使われ、彼女までも奪われてしまった玉木。
説明書に従い、殺人計画を企てることとなるが。。。
・原作
東野圭吾
・感想
かなり早い段階でオチは読めてしまう。
しかし、玉木の疲れた表情や、説明書の演出が面白く、
厭な扉と同様の面白さを見せる。
のだめに振り回され、偶然手にした本に振り回され、
玉木さんの役に付きまとう哀愁に笑ってしまいます。
○燔祭
・物語
快楽殺人により妹を失ってしまった香川照之、
しかし容疑者の少年は、証拠不十分として釈放されてしまった。
そんな香川の前に現れたのは、発火の念力を持つ広末涼子。
広末は自らの持つ能力に疑問を持っていたが、今こそが活かす時だと香川に申し出る。
復讐を心に誓いながらも葛藤する香川と、能力の為に内向的に生きてきた広末。
二人を繋ぐのは復讐という縁だけなのだろうか・・・
・原作
宮部みゆき
・貴腐の腐
香川の役はともかく、広末の役が理解不能。
能力が暴走するわけでも無さそうなので、普通に生活したら良いように思うが、
広末の生い立ちで語られるのは、自分は特殊だからと自ら孤立し、
疎外されていっただけに見える。
犯罪被害者家族と、特殊な環境におかれた香川に特殊同士で親近感を覚えたのか、
頼まれてもいないのに、復讐の手立てとして殺人を行いますと言い出す始末。
ロマンチックな演出も、その彼女の理解不能さから滑稽にしか見えない。
更に悪いのは、ミステリアスな雰囲気の役に広末の童顔が似合わない。
香川が行動に出た復讐は失敗に終わるが、
先ほどの殺意取扱説明書をちゃんと読めばいいのになんてツッコまずにはおれない。
つまり放送する順番も悪い。
物語がわけ分からない、配役も悪い、順番も悪い。
せっかくの20周年スペシャルがコレだなんて。。。
どーもオレの趣味と合わないと思ったら、原作が・・・
○まとめ
最後にストーリーテラーのタモリが登場し、
世にも奇妙な物語というタイトルの本を本棚へと片付ける。
これまでの放送で200余りの物語があり、
それらが収めらてきた本、
「コレが最後の一冊のようです・・・」
Σ(゚Д゚)
コレが一番ビックリしたわ

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