必殺シリーズ、単発SPでは無いTVシリーズは全31作あります。故・藤田まこと氏演じる中村主水がレギュラーの作品は、そのうち16作。そうでは無い、いわゆる「非主水シリーズ」と呼ばれる作品も半数近くある訳で。つまり中村主水無しでも必殺シリーズは成立する訳です、そもそもシリーズ第1作目となった「必殺仕掛人」も非主水ですし。
必殺ファンの多くは、実は「仕事人」があまり好きでは無かったりします。シリーズ前期の作品に比べて、何だか薄っぺらい感じがするのです。近年の仕事人シリーズに対しては、必殺に対する愛憎半ばで見ている(というか、文句を言う為に見ている)ファンがほとんどなのではないかと思います。
長々と前置きしましたが、主水がいなくたって必殺は必殺だし、今時の仕事人シリーズなのだから淡々と見てやろうと思っていました・・・しかし見終えた感想としては、やっぱり中村主水がいないと寂しいッスorz
冒頭、渡辺小五郎がTVシリーズ「必殺仕事人(いわゆる「無印」)」のOPナレーションを口にする場面は、まあ考えられなくもない演出でした。しかしラスト近く、涼次が「必殺必中仕事屋稼業」のOPナレーションの一部を口にしたのには驚きました。この作品は非主水シリーズなのですが、このOPナレーションの語りは藤田まことさんが担当されていたのです。追悼として、この演出は少々グッときました。が・・・それ以外は、ツッコミどころ満載の「最近の仕事人」でしたw
改めて、追悼・・・
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