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2010年01月25日11:21

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本買いの一喜一憂

さてさて。

本日もやって参りました
『例の』本のチャリティバザー。

今年初です。
ある意味、一年を占う試金石となる(のか?)
大事なイヴェントです。

幸い、本日は午前中に普通にそこで
仕事があったので、スムーズに移項出来ます。
うむ、まずまずの幸先。

で、昼を間近に控え、ワクテカしながら
いつもの会議室前に行くと。

おおぅ。

もうすでに7人ほど並んでいる。

くっそう。

どんどんライヴァルが増えていってないか?

慌てて最後尾に付けます。

すると。

見慣れない手書きの案内が張られているのが
見える。

何々?

「お一人様10冊まででお願い致します(絵本は5冊まで)」

ええええええええええええええええええええええええええ
ええええええええええええええええええええええええええ
ええええええええええええええええええええええええええ
ええええええええええええええええええええええええええ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

煩い。

いやいや、マジでこれくらい叫びましたよ、頭の中で。

うっそーん。

俺がどれくらいこのイヴェントに命掛けてて、
お世話になっているか。

その俺に、10冊しか買わせてくれない??

死ねって事か(んな事ぁ云ってない)。

もう、地の底まで意気消沈しながら待っていると。

後ろに並んだ上司と部下風の男女の
会話が耳に入る。

「あら、10冊までになっちゃったようですよ?」
「あ〜、一人でこ〜んなに買う奴とかいるからなぁ」

うわぁ、それは俺の話しだな。

そりゃ、いつも40冊も買ってれば目立つか。

「俺たちゃ、やり過ぎちまったんだよ」(『必殺仕業人』最終回やいとや又右衛門の台詞より)

ってか。

むうん。

とまれ、無事に時間も来て。

雪崩れ込むように会場へ。

嗚呼、なんでこんな日に限って獲物がゴロゴロありやがるか。
とても10冊なんて選べん。

で、とりあえずの10冊を選んで、レジ(つうか募金箱)に
千円投げ込む。

極力残念そうな表情を作りながら、

「今回から10冊までなんですね・・・」

と話しかけてみる。

「え〜、いつも12時からでしょ?1時から来た人に
『本がない』って云われちゃって」

知るかぁぁぁぁああああああああ!!!!!!

つうか、本が欲しかったらとっとときやがれ!!

俺が毎月どれだけ予定繰り合わせて12時に
ここに来れるように算段に苦労しているか
知らんのか(当然知らん)!!

古本市なめんな。

殺伐とした殺し合い寸前のぎすぎすした空気が
醍醐味なんだよ。

並んでいる本を検分しつつも、他人の
手に持っている本まで同時に見て、あわよくば
それも買ってやろうと思うくらいエゲツないもんなんだよ。

ぜぇぜぇ。

とまれ、そんな事にかかずらっていても仕方ない。

懸案を聞いてみる事にする。

「あの、また来ていいですかね?」
「ええ、結構ですよ。とりあえず置いてきていただいて、
それからまた来て頂いて」

よし!!

「じゃ、『すぐ』来ます!!」

いい置いて、会議室を飛び出し、一瞬で置いておく場所を
決めて、本を積み、コートと鞄を乱雑に引っ掛けて
慌てて会場まで戻る。

マジダッシュ。

そうと決まればいつものモード。
違うのは10冊買ったら一旦会場外に出て
本を置いてから戻らなければならないだけ。

で、結局5回ほど行きつ戻りつして。

心行くまで本を買う事が出来た。

ああ、嬉しい。

一度『10冊まで』なんて無体な事を云われたから
更に嬉しい。

で、機嫌がよくなってしまったので、
最後の募金(一応、そうだよな)をする時に、
口が滑ってしまう。

「いやぁ、5回目ですよ、僕」
「あらぁ〜、じゃあ、今度から一人何回まで、って
決めなきゃダメかしらぁ」

しまったぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ
あああああああああああああ!!!!!!!!
要らん事云ってしもうたぁぁあああああ!!!!!



以下は釣果。

『慶応義塾創立150年記念 夢と追憶の江戸 
 高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展』
『神奈川大学歴民調査報告第二集 渋江公昭家 文書目録(二)』
『クリムト・シーレ ウィーン世紀末展』
『世界の国家総覧 全楽譜付き』
   マイケル・ジェミーソン・ブリストウ著 5800円
『ピラミッド 封印された数列(下)』
   ウィリアム・ディートリッヒ著 1900円
『プロレスは生き残れるか』泉直樹著 1500円
『勤労学徒たちの太平洋戦争』若林滋監修 1890円
『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』 
   マーシャ・ガッセン 1667円
『日本文学からの批評理論』ハルオ・シラネ 藤井貞和 松井健児編 3200円
『幼女と煙草』ブノワ・デュトゥールトゥル 1600円
『ナチスの女たち 第三帝国への飛翔』
   アンナ・マリア・ジークムント著 2400円 
『ナチスの女たち 秘められた愛』
   アンナ・マリア・ジークムント著 2400円
『日本カント研究10 カントと人権の問題』日本カント協会編 2000円
『現代カント研究11 判断力の問題圏』カント研究会編 2700円
『集団人間破壊の時代 平和維持活動の現実と市民の役割』
   サマンサ・パワー著 4800円
『水声通信 vol.32 特集ジャン・ピエール・リシャール』2000円
『ドブロリューボフ著作選集別巻 同時代人の回想の中のドブロリューボフ』
   ベ・イー・スチボールスキー他著 2000円
『ショパンとヴァルス』平林昭司著 3800円
『講座・日本経営史1 経営史・江戸の経験 1600〜1882』
   宮本又郎・粕谷誠 編著 3800円
『言葉を食べる 谷崎潤一郎、1920〜1931』五味渕典嗣著 3400円
『ぼくの脳を返して ロボトミー手術に翻弄されたある少年の物語』
   ハワード・ダリー チャールズ・フレミング著 1900円
『異教徒ローマ人に語る聖書 創世記を読む』 秦剛平著 1800円
『フィクションの哲学』清塚邦彦著 2800円
『オートポイエーシス論入門』山下和也著 4000円
『428 封鎖された渋谷で 4』北島行徳著 1300円
『襲われて 産廃の闇、自治の光』柳川喜郎著 2100円
『対峙と対話 週間短歌時評06-08』大辻隆弘 吉川宏志著 2857円
『つくも神さん、お茶ください』畠中恵著 1300円
『大覚寺大沢池景観修復プロジェクト 古代と現代をむすぶ文化遺産』
   真坂昭夫 河原司著 2600円
『外交官の耳、作曲家の眼』戸田邦雄著 2800円
『鯨とイルカの文化人類学』三浦淳著 2800円
『フランケンシュタイン・コンプレックス 人間は、いつ怪物になるのか』
   小野俊太郎著 2100円
『空間の履歴 桑子敏雄哲学エッセイ集』桑子敏雄著 2000円
『京都あちこち独り言ち』千宗室著 1600円
『天皇象徴の日本と<私>1940-2009』林順治著 1800円
『崩壊』オラシオ・カステジャーノス・モヤ著 2000円
『教授の異常な弁解』土屋賢二著 1238円
『立教大学人文叢書5 書簡を読む』桑瀬章二郎編 2200円
『機会仕掛けの神 ヘリコプター全史』
   ジェイムズ・R・チャイルズ著 2300円
『文芸の領域でIWWを渉猟する』中田幸子著 3400著
『エンゼルメイクを知っていますか 死化粧の時』小林光恵著 1400円
『誘惑される意思 人はなぜ自滅的行動をするのか』
   ジョージ・エインズリー著 2800円
『水晶の本』堀秀道著 1600円
『地球温暖化戦争』グウィン・ダイヤー著 2000円
『グラウンド・ゼロと現代建築』飯島洋一著 2400円

以上44冊!

結局いつもと変わらんくらい買ってしもうたな。

また変わらずこのような経験をできますように。
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