私の診察ではなく姉の診察の付き添いで診療所の方に行きました。
とにかく混んでる。診察券13:30に出して名前呼ばれたの18:30頃
待ってる間、お昼ごはんを食べてその後ジャンカラに行って時間潰しました。YUKIとZIGZOとJUDY AND MARYとaikoとBUCK-TICK、B`zにイエモン、工藤静香、Coccoとジャンルバラバラ。バイセクも歌いたかったなー。
姉は3ヶ月入院していて先週退院したので紹介状を持って診療所の医者に渡した。
「3ヶ月入院してどうだった?」
「社会に出ても、院内でも人の悪口があって、診察で昔いじめにあってた事話してもさらっと話流されて、どこ行っても一緒。生活保護切るんじゃなかった。」
「3ヶ月入院していて頻繁に自宅に外泊していた。生活保護で一人暮らししていた時もおよそ4分の3の時期、自宅に戻っている。あんたは家が大好きで、離れられへんねんで。」
「(自宅に)パソコンがあるから帰っている。」
「それはテレ隠しや。あんたは家が大好きで大嫌いなんやで。それが中間のくらいで好きで、中間のくらいで嫌いやったらバランス取れるねんけどな。」
と言った後、紙に文字を書いて
「仏法では幸せになるためには利他行(りたぎょう)をするように説かれている。家族に『これをしてあげよう』と具体的なことを決めてそれを貫いて行いなさい。」
『利他行』と書いた紙を姉に渡す。
私「りたぎょう・・・」
「相手に尽くして、喜んでもらえることやで (にっこり笑う先生)」
私「どんなささいなことでもいいの?」
「仏典では、親孝行が何もできないなら、1日に三度、親に向かって笑顔を見せなさいと説かれている。あんたはそれでいいんやで。」
私「ああ〜その話本でよんだことある。それをせよと?」
姉「霊法会(親の宗教)の会館の掃除手伝うとか?」
「それでもいい。」
姉&私「えぇ〜〜〜〜!?」
「霊法会に入会するきっかけじゃなく、親孝行のため と先生が言った、とお母さんには言っておきなさい。」
姉を見て「はい、先生の目を見て!わかった?余った薬は必ず次週返しにきなさい。」
最後までしぶる姉。
「今度二週間後来なさい。はいよろしい。」
この一連の会話の流れを母に言ったら「さすが先生や。お母さん嬉しい。涙が出てきた。今度会ったらお礼言っておいて。」
宗教の枠を超えた「人道」の行いはこういう事なのか・・・と思った。私と母親の信仰は違うので、私の信仰の特徴として他宗は「邪宗」とみなし徹底的に論破するというのがあって、霊法会のことは避けて母親に「間違ってるんだからやめな」とか言ってたからどうしても溝というか交わらないものがあった。先生の言った「利他行」とはうちで具体的に実践するとしたら他宗教の会館の奉仕の手伝いなのかあーと価値観がひっくり返った。他宗教、というより母親のすがってる宗教。それを手伝う。そう先生が言ったと伝えただけで母親は涙した。そんなに嬉しかったのか。びっくりした。まあ私は病気がひどいので笑ってるだけでいいみたいだけど。
姉は嫌がってる。医者は姉に「あんたは家族に求めて求めて得られないから家族が嫌いなんやで。」と言っていた。当たってると思う。求めて得られないのに利他行をせよ、というのに不満があるみたいだ。
早速、来週の休みの日、会館の掃除に行くことになった。母親はとても嬉しそう。このおかしな家が幸せな方向へ転換できるなら・・・そういう思いで行うけどね。宗教の枠を超える、てこういうことなのかー。
先生が、姉の診察の合間に私の方を見てにこっと笑った。私もつられてへらっと笑ってしまった。それだけのことだったけれどとても嬉しかったんだ。また木曜私の診察で話せる。
長くなりました。
【終】
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