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2009年09月24日14:42

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【SoulFlowerUnion】『エグザイル・オン・メインビーチ』 発売記念ツアー 恵比寿リキッドルーム 09.9.19

さて。

待ちに待ったソウルフラワーユニオンLiveでございます。

Newライヴアルバム『エグザイル・オン・メインビーチ』も
会場で先行購入出来るし、なかなか気分が逸り立つ。

で、問題となるのは。

どんな格好で行くか、です。

いやいや、普段であれば普通にTシャツにジーンズ、
肌寒ければ上に一枚羽織って、というだけ。

シャレっけのけの字もありません(『け』なの?)。

で、在る意味昨日の日記の続き。

最近俄然自分ブームな和服でございます。
分かってるんだよ、分かってる。
ゆったり観られるアコパルやモノノケならば
まだしも、大盛り上がり&大祝祭なユニオンの
ライヴにんな格好で行こうってのは無謀だってのは。

でもねぇ。

着たいんだもんさ。

きっと、思うんだよね。
ライヴ中とか後の飲み会の時とかさ。
着ちゃえば良かったなぁ、ってさ。

そういう後悔はしたくないので、
本日はユニオンなのに和服で参加を決意。

どうせ、チケ番306番なんだし
今日は激コミだろうから、観るのは
後ろでだろう。

よし、決定。

つう訳で、ブラブラと恵比寿に
和服で到着。

首尾よく18時20分頃着いたので、
どれだけ混雑しているか・・・と
恐る恐る会場を覗いてみた所。

拍子抜けするくらい空いている。

む〜ん。
フェス効果で満員、くらいを想定していたのだが。

結局、後ろでのんびり見る案は却下して、
早速最前二列目正面に陣取る。

どうなろうと知った事か。

つう事で、和服で二列目ライヴ観覧という
無茶が始まります。

客の入りは19時を回る頃には満員。
後ろを見渡すと人、人、人・・・。
早めに来て良かった、という事か。

つうか、皆さんもう大人なんで、
がっつかないのね(笑)。

そして、ほどなく客電も落ち。

SEで『辺野古節』が流れ。

遂にライヴスタート。

以下はセトリ、となりますが、
例によって記憶のみで書いているので
抜け漏れ順番違いはあると思います。

あくまでも参考、乃至は『自分は』こう聞いた
という感じで。

1.エエジャナイカ
・・・一曲目にこれ!!
前例が無い訳ではないですが、
やはり『演るなら後半』という曲なので、
驚きがあります。

今回、結構曲順を練ったそうなので、
俄然期待が高まる。

特筆事項は高木克のギター。
前回メインに使っていたトレモロレスの
ラージヘッドストラトはサブに回り、
黒のレスポールカスタムへ。

音色も甘く、ユニオン初のレスポールの
音に嬉しくなる。

いい変化だと思います。

2.ルーシーの子供たち
・・・一曲目で過去を代表する『エエジャナイカ』、
そして二曲目で現在の最新シングルを
持ってくるという対比を強く意識した構成。

中川の『意思』を強く感じます。

3.アル・ファジュル
・・・畳み掛けるようにこの曲。
「人の分まで踊ろう」という歌詞に
呼応するかのように、大盛り上がり。
このようなナンバが比較的冷遇されているんだから、
ソウルフラワーの曲の多彩さ、層の厚さを
しみじみ感じます。
レギュラ化してもいいと思うほどの曲なんだけどね。

4.歌は自由をめざす!
・・・怖ろしいくらいのハイスパートなセトリ。
最近、色々な位置へ動く曲なのですが、
どのポジションへ行っても盛り上げてくれます。

しかし、ここまでのセトリ凄すぎる。


5.ジャムセッション〜棹を擦る男〜
・・・高木克フィーチャリングのセッションナンバ。
それぞれのメンバをフィーチャしたセッションを
合間に織り込むのが最近のユニオンの常道で、
個々のメンバ色が異なっていて面白い。
中川の喉の休憩にもなるし、音楽的にも
興味深い、という事で文句のない構成。

スライドを多用する高木克のギターを
堪能出来ました。

・・・しヵし、タイトルが(笑)。

6.再生の鐘が鳴る
・・・新曲!珍しく三拍子(八分の六拍子?)の曲。
強いメッセージ性を感じます。
『再生』というキィワードも、また。

7.Human Nature
・・・中川の「キング・オブ・ポップ!!」の高らかな
煽りと共に、まさかのこの曲。よもや、また演って
くれるとは。しかも、速報性を重視した前回と異なり、
アレンジをきちんと練り、キメキメな曲になっています。
以前は『マイルスヴァージョン』だったけれど、
今回はしっかりと『ソウルフラワーヴァージョン』。

マキシにも収録されると正式に中川の口から
アナウンスがあったし、とても楽しみ。
このヴァージョンを収録して欲しいなぁ。

8.風の市
・・・敬ちゃんご機嫌。リズムに合わせて両足を
交互に跳ね上げるというアクションをやっていました。
で、曲が終わった後「リヴァーダンスは大変だ」なる
事を云う。

・・・どう見ても、コサックダンスにしか見えなかったのだが(笑)。

9.海へゆく
・・・名曲。最近、この曲を心待ちにしております。
雨上がりの空気と、海の匂いが鼻先を
くすぐるような錯覚に陥らせてくれる。
情景描写の巧みさの故、なのでしょう。

10.名もなき惑星
・・・アコギが舞台袖にセットされていたので、
これか『寝顔〜』を演るだろうと思って、
『寝顔〜』に賭けていたんだけれど、この曲。

ミホちゃんとヴォーカルが絡み合う行は
ゾクゾクします。

11.そら
・・・前曲からいきなりコーキがカウントを
出し、飛び出すようにこの曲へ。

驚くような変化が起こっている。
こんなにスピード感のある曲だったっけ?
全く曲の表情が違う。
めちゃめちゃ格好良くなっています。

これなら、好きだ。

12.平和に生きる権利
・・・ゲバラは今回移動なし。コリアで唄っておりました。
そろそろウイグルが君を呼んでいるぞ。

13.アクア・ヴィテ
・・・大分こなれて来た感のある曲。
『再生〜』もそうだが、高木克加入後の新曲は
土着な泥臭さを意識したような横ノリの曲が
目立つ。

ここらで一発、エンジン全開ハイスパートな
縦ノリナンバも聴きたい所。

ミック・テイラー時のストーンズを
意識しているみたいだから、叶わぬ望み、かな?

14.ラヴィ・エ・ベル〜人生は素晴らしい!〜
・・・今回の曲順は本当に面白い。
ここ最近は不動の一曲目で、祝祭の開始を告げるのに
これくらい適した曲はない、というイメージだったが、
この辺りの位置に付けると、曲の表情も変わる。

今回のライヴがそれほどセットリストに変化はないのに、
印象が全く異なるのはこうした組み合わせの効果なのだろう。

考えているねぇ、敬ちゃん(偉そう)。

15.Shinya`s blessing
・・・定番インストナンバ。この曲でフィーチャされる
のは当然奥野なのだが、高木克のギターも
聞き逃せない。つうか、よく見ているとこの人、
顔でギター弾く人なのね。
表情豊かで、キメの時なんかに見せる変顔ぎりぎりな
笑顔など、とても素敵だ。

・・・よって、奥野をあんまり見ていなかったり。
すまん、奥野。

16.霊柩車の窓から
・・・前回のツアーに引き続きこの曲。
結構ミホちゃんの歌う内海洋子リードナンバは
入れ替わっていたのだが、この曲で中川も手ごたえを
得たのだろう。もっと、『ミホ色』で歌っていって欲しいなと
思う。

17.満月の夕
・・・最近のエンディングで客のみに歌わせる際の
中川の指示の出し方が非常に格好いい。
三線を持ち上げて、ダン!と斬るような合図を
出す。そのように格好よくキメておいて、
歌っていない客を探してイジる所が中川の
いい所(笑)。

18.秋田音頭
・・・この曲の時、中川はすっと後ろに下がる。
旧旧河村ポジション。そして、全体を見渡しながら、
時に笑顔でストロークを続ける。

バンドとしてのソウルフラワーに、現在全幅の信頼を
寄せているように見えて、とても嬉しい。

19.月光ファンファーレ
・・・通常は最強の二番バッタだが、後半でも
如何なく実力を発揮。イントロのメロディを朗々と
歌う敬ちゃんのアクションが段々大きくなっていっているのが
面白い。

20.こたつ内紛争
・・・コーキ大爆発。無論云わずと知れた
大名曲なので、盛り上がって当然なのですが、
やはり、ドラムの推進力が加わって
更にバンドを加速させる。

あまりに盛り上がりすぎて、〆ていた帯が
ストンとそのまま下に落っこちたのは
内緒だ(笑)。

21.海ゆかば山ゆかば踊るかばね
・・・落ちてしまった帯を回収している間に
間髪入れず、最強の名曲へ。

最近、間髪入れずにこの曲へ流れる展開が
多く、とても気持ちいい。

帯を懐にとりあえずねじ込んで跳ね、歌い、
叫びます。

もう、後の事なんざ関係ないさ。

en〜
1.マージナル・サーフ
・・・結構びっくりしたアンコール一曲目。
いつ以来だろう?ライヴで聞くのは。

コーキのドラムのニュアンスが大分変わり、
最後のドンドンテンポが上がっていくパートは
「サーフ」というよりは『マージナル・パンク』というような
佇まいの曲になっていました。

めっちゃ楽しい。

2.神頼みより安上がり
・・・必殺の盛り上がりナンバ。
『海ゆかば〜』を本編ラストで演ってしまっても、
まだこの曲がある、ってのがソウルフラワーの
凄い所。客側も「この曲が最後だ!」という意識もあり、
心置きなく盛り上がる。

それでも、とてもピースフルな盛り上がりなのが、
このバンドのいい所なんだよなぁ。

en2.〜
1.道草節
・・・「出てくるつもりは無かった」とボヤきつつ
敬ちゃん再登場。しかし、満更でもない様子。

上手く客がメンバを盛り立てるリレイションが
働いている、という事なのだろうな。

非常に良い事だ。

そして、当然エレキで来るもんだと思っていると
ローディの持ってきたギターはアコギ。

????何を演るんだ?

と思っていると、この曲。

これが、良かった!

こういうアンコールって結構珍しい気がする。
なんだか、確実に『変わった!』と思ったのは
実はこの曲の時だったような気がします。


総評としては、やはり最高。
上でも触れたが、曲単体の魅力だけでなく、
組み合わせで思わぬ魅力や、意味に気付くなど
複合的な魅力を打ち出した辺り、中川の意気込みが
並々ならぬ物であるように感じました。

やはり、一回のライヴが『ソウルフラワーユニオン』という
二時間強の曲なのだ。
そのつもりで中川はセトリを組んでいるように思う。

そして、それはライヴの度ごとに自由に変貌する。

そういうトータル性をまざまざと見せ付けられた。

作曲家である中川敬とディレクタである中川敬と
プレイヤである中川敬が、今抜群のバランスでいるのだろう。

そして、それが故にバンドのリレイションも上手く機能する。

今のソウルフラワーの充実の理由は、そこにあるのではないか。

次のライヴで、どのような『ソウルフラワーユニオン』を
このバンドが演奏するか。

今からとても楽しみだ。
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