GX750�兇�やってきた
GX750�兇鮠�り受けまして、
長年の夢であった操縦する機会を得ました。
今日のファーストインプレッションを
書き留めたいと思います。
GX750�兇砲弔い�
１９７６年。
ホンダ、カワサキ勢に４ＳＴマルチで遅れを取ったヤマハが、
総力を結集して創り上げた、
３気筒にシャフトドライブを組み合わせた
異色のナナハンGX750を発売しましたが、
ジェントルな乗り味が
市場に受け入れられないと判断して方針転換、
高回転型として馬力を稼ぎ、電装系を見直して
再び世に問うたのがGX750�兇任后�
感想。
●跨ってみる。
足つきはタンクがスリムで大変良い。
(といってもZ750Bと比べると圧倒的にシート高は高いです)
ハンドルバーは３種類準備されていたそうですが
これは最も低いモノ。
攻め姿勢で乗っている時は、しっくりきて良い感じです。
引き起こしてみると、車格に対して異常な程に重いです。
これは押し掛けは絶対無理です。
●キックスタート
Z750Bと比べると、とても軽やか。何の負担もありません。
たまたまセルスイッチの故障の為に
キックスタートしましたが
この軽さならばセルは要りません。
ただ、キックを蹴る有効範囲が少なすぎと云うか
もう少し回る範囲が広い方が良かった。
あらかじめ上死点を出すのは言わずもがなですが
ただ踏み下ろすだけでは駄目で
最後にスナップを利かすように前方へ踏み入れる感じです。
アイドリング時のエンジン音が猛々しく格好良いですね。
３気筒ならではの他に得難い独特なサウンドです。
●クラッチミート〜発進
クラッチレバーが少し短いのか
少々クラッチが重めです。
当時の雑誌には
GX750�兇砲覆辰董�馬力ＵＰに伴い
シャフトドライブの癖が助長され、
煩雑なクラッチミートでは
ライダーの尻を強烈に突け上げる。
特に雨天時は注意が必要である。
の様な評が書かれておりましたが、
わたくしの感想は全く普通。
確かにリフトアップしますが何の違和感もありません。
強烈な個性を期待していただけに予想外でした。
●加速
魅力的なエギゾーストですが、
加速感が希薄であまり面白くありません。
承知していましたがZ750Bの様な怒濤の加速は期待できません。
Z750Bの場合、
ノーマルのキャブでも80km/h以下であれば
トップギヤであってもアクセルを開けると、
間髪入れずドカッと加速していきます。
わたくしの感覚とのライムラグが
極めて少ないと云えると思います。
それに対してGX750�兇老峺�灯の様な感じで
モワモワと加速していくのです。パンチがありません。
単車との関係が疎遠に感じ、じれったく感じます。
それでも４気筒のGPZ1000RXよりはずっと良い感じではありますが。
●高速巡航
60km/hを越えるとしっかりとした接地感があります。
このまま加速していき
□30km/hでも不愉快な振動も皆無で
不安感無く安心してクルージングできます。
恐らくカウルを付ければ□40km/hでも快適と思われます。
もちろん、GPZ1000RXの様なクイックな進路変更は出来ませんが、
Z750Bでは100km/h以上は苦痛で考えたくもありませんが、
GX750�兇任呂垢海屬覯�適です。
これは特筆すべき事かも知れません。
なお本機のリアサスは社外品に変えてありました。
●制動
フロントダブルディスクをおごられておりますが
Z750Bのシングル並みに効きません。
やんわりとしてそのままスゥ〜っと流れていきます。
先読みした運転が必須で、
現在の交通事情を考慮すると早急な対応が必要です。
エンジンブレーキはチェーン駆動の様なギクシャク感が無く、
意外にエンジンブレーキの利きが穏やかです。
シャフトドライブのイメージからくる不安な挙動は全くありません。
（この後マスターシリンダの動作が渋いことが判明し
忍者のマスターに交換。それでも効きは甘め。握れば効く。
ただ、雨の日は身の危険を感じるくらい効きません11月13日追記）
●コーナリング
フロントがかなり軟らかく、
またマフラーの位置を見れば判りますが
Z750Bの様なコーナリングマシンではありません。
ハンドル形状もコーナー前に外に振って
インへ落とし込む操作を促すようなZ750Bのモノとは別で、
むしろ狙いが違うと云った感じです。
直進安定性を重視しクイックなコーナリングは得意でない様です。
タイヤサイズが同じとは云え、
軸長が20mm長く、フォークのキャスターが寝ているのも
GX750�兇両茲衞�を決めている要因と思われます。
余談ながらGPZ1000RXは軸長こそ長いですが前後16インチで
扁平率80の丸太タイヤと相まってクイックな旋回が可能で、
これはこれで面白い持ち味でした。
GX750�兇詫修瓮好燹璽垢淵魁璽垢鬟ぅ瓠璽犬靴�
その通りにトレースするコーナリングが必要な気がします。
(後日フォークオイルが規定量入っていない事が判明。
それにしてもZ750Bの様には曲がらない。
後日フォークを5mm突き出して多少改善。11月13日追記)
●パネル
Z750Bの落ち着いた計器と異なり
かなり派手な配色でオモチャの様で好みに合わないと思いましたが
実際に走ったところ、非常に見やすく秀逸だと気付きました。
特に高速巡航中に有難みを感じます。
●その他
シートを開けるとシートを固定するバーが設けられております。
工具を入れる場所とは別に、防水？対策の成されたBOXがあり、
これは親切だと唸ってしまいました。
●デザイン
流石はヤマハ。素晴らしい造形美です。
GX750�兇魯札�シーだと思います。
ワタクシは精悍な�儀燭茲蠅皚況燭諒�が美しいと思います。
今日のインプレッションでは
高速巡航の際に大きな利点を見出すことが出来ました。
メンテナンスフリーのシャフトドライブ、
自然体の運転姿勢と低振動。
低く２本出しされたマフラーは側面に
パニアケースを設けろと云わんばかり。
どうも当時のBMWを意識した性格付けの様な気がしました。
残念ながら峠道は不得意の様ですが、
これは少しずつ手を入れて
自分に合う車輌にして行ければと思います。
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