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2009年09月17日10:00

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ハシケン+河村博司+朝倉真司 ライヴ@抱瓶 09.9.16

仕事から仕事への旅烏の移動中、
漫然と見ていたmixiのマイミクさんの日記で
『本日は抱瓶にハシケンを見に行く』
なんつぅ記述を見かける。

・・・今日か。

知らんかったぞ。

ここから近いじゃないか。

時刻は17時を半ば回った辺り。
流石に入れないかな、と思いつつ
抱瓶に予約の電話を入れてみると
なんとOK。

おやまぁ。

慌てて事務所に電話を入れ、直帰予定に
スケジュールを変更して万事目出度く
コーディネイト完了。

ヴィバスチャラカ社員。

さて。

開演は20時から、という事で
19時に予約を入れていた為、
のんびりと向かいます。

相変わらず高円寺は楽しい。

歩いているだけで、ウキウキしてきます。

思わず寄り道してしまいそうになるのを
ぐっと堪え、真っ直ぐ抱瓶へ。

到着してみると、よく知っている顔が
カウンタに並んでいる。

いるだろうなぁとは思っていたが、
やはりいたか。

用意されていた席から友人連の
隣に腰を据えて酒盛り開始。

これが抱瓶でのライヴのいい所なんだよな。

のんびりとライヴの開演を待ちながら
旨いもんを飲み食い出来るんだもんよ。

始まる前に酔うってのが問題だが(笑)。

そんなこんなリラックスして話しを楽しんでいると
目的を忘れてしまいそうになりながらも、
20時15分ほどから、ライヴスタート。

店の中央に設えられたステージに
ハシケン、河村、朝倉が三人横並びになる。
カウンタの自分の席から、どの人も
過不足なく見られる。うむ、良い席だ。

ハシケンの唄の力、というのは本当に凄い。
一気に空気を換える。
ここまで強度の高い唄を歌える歌い手ってのは
稀だ。

そして、今回は編成が素晴らしい。

ハシケンはヴァイオリンやピアノとの
デュオやトリオでの演奏も無論素晴らしいのだが、
リズムが入ると、更に素晴らしくなる。

基本的にファンキィな演奏をする人なので、
(それを土着のグルーヴとして表現出来るのが
また素晴らしい。日本人離れしている)
それを盛り上げ、煽るようなパーカッションが
入ると聞いている方も俄然盛り上がる。

そこに絡む河村博司のギターがまた。

ハシケンのライヴで河村の演奏は
度々見てきたが、今回が一番素晴らしかった。

綿密にアレンジし、曲の構成に不可欠な
ギターを弾く。コーラスも抜群の相性の良さで、
かなりやり易いのであろう事が伺われる。

やはり、アレンジの人なのだなぁと思う。
曲に最もフィットするフレージングを練り、
それをきちんと形にする。

一時、ソウルフラワー脱退前は
様々な機会で猛烈な勢いのアドリヴソロを
披露していたが、それはあくまでも
彼の才の一部でしかない。

その『弾きまくる』時期を過ぎて。

こうして織り上げるようなギターを
弾く彼は、とても格好よかった。

こういうのを、ソロにも期待したい。
せっかく好きな事が出来るんだから、
ただギター持って歌うだけじゃなくて、
緻密に練りこんだトッド・ラングレンのような。

話しが逸れた。

抱瓶でのハシケンのライヴは選曲も結構
盛り上げる物が多く選ばれるようで、
それもまたとても楽しい。

久々に聞けた『ぴちゃぴちゃ』とか
客が皆思わず立ち上がってしまう
ような場面も見られたし(当然自分も)、
『乳のみほせ』でのコール&レスポンスも
素晴らしく楽しい。

一部二部とあっという間に時間が過ぎて。

アンコールで灯りを落として、
一人ウクレレを抱えて歌う『感謝』が
これまた美しく。

とても、綺麗な時間が流れた。

そして、ラストに再び河村朝倉が登場し、
三人の編成となり、一曲目をもう一度演奏する。

循環、ループを意識したようだ。

それは、とても素晴らしい。

終わらないのだから。

美しい時間だからこそ、終わってほしくないと
思ってしまうのだが、現実は儚く終わる。

だが、最後にもう一度一曲目を持ってくる事で
現実とは違う、別の時間が流れるのだ。

きっと。

とてもとても楽しく美しいライヴでした。

終演が10時過ぎ。

それからも楽しく飲酒しつつ友人連と話し続け。

結局終電間近に慌ててお会計をし、
駅まで走る羽目になったのも、また良し。

そういう事にしておこう(笑)。

また、抱瓶でこの編成でハシケンを見たいもんだ。


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