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2009年08月10日22:41

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診察日記

胃透視の検査が終わった・・・。診察もあったんですけどね。朝から絶食でお茶も水も飲んじゃいけなくて、辛いのでギリギリ午前中にやってもらいました。バリウムが・・・気持ち悪い。機械の上でぐるぐる回されて逆さにされてもうしたくない。

検査代無料にしてくれてた。いつもありがとう・・・。

今の医師ぐらいになったら顔つき見ただけで入院か通院かわかるみたいで今回は入院の「に」の字も言わなかった。
4日前に吐いたって言ったらカルテにささっと記入して、「今はあんたの仕事も難しくなってるんやってねえ。」と言って、「廃棄商品その辺のホームレスのおっさんにあげたらいいのに」とかバイトの話。

母親が付き添いで行ったので「この子本当によく頑張ってますよ。」と言ってた。姉の入院先の待合いに置いてあった本読んだら私の病気が珍しく書いてあって(境界例とかうつとか統合失調はメジャーだけど分裂型人格障害はあまり記載されてない)「青年期になると自室に引きこもる、テレパシー 第六感などの存在を信じ知覚障害がある。」とかことごとく「もうだめじゃん」な事しか書いてなかったので一応社会に出てるだけでもかなりの底力を出してるのだろう。

昔、時間があったら梅田とか難波に繰り出していたあの好奇心と行動力が今ホントない。ずっとジーッとしてる。無気力。

さっきお気に入りに入れてた人のブログを読んだら「自然の驚異とか世界の動向とか自分の目を向けるべき世界には大きな事があるはずなのに自分の容姿(その人は摂食障害なので)をいちいち気にして、なんてちっぽけだと思うけどいっこうに容姿に対する考えが止まりません。」とあって、ええ本当にその通りですね・・・と(私も太ってきたので)思った。


診察は「12日後また来て。」と言われた。姉は絶対退院さすなと言っていた。普通に外泊も出来るし、希死念慮もないのに、なんでだろう?医師にしかわからない判断だと思う。この人ほんとプロだなあと思う。一時期、幻聴が聞こえてた時期があって、自分をちやほやしてくれててとても幸福感に満ちていた時あった。薬か自覚症状(幻聴は自覚症状がない)かなんかのきっかけでぱた、と聞こえなくなった。泣きながら「あの時はしあわせだった。どうして今聞こえないの。」と医師に訴えたら一言

「大人になったんだね」

とその一言が心を掴んだ。普通の人にはわからないだろうけど、精神病の奥底の確かな変化をこの医師は言葉にしてくれる。その体験を姉の入院先の統合失調の女の子に話したら、「私も大人になりたい。大人になって4人部屋に移りたい。」と「大人」の部分にくいついていた。私は素人なのでそれ以上何も話せなかった。



そういえば何年か前閉鎖病棟で知り合った女性から返事の手紙が届いた。入退院を繰り返していて、様子を見てバイトしたいと書いてあった。すごく切実にバイトしたいんだろうなというのが伝わった。バイトしたらしたで今度続けるのが嫌になってくるんだけど。課題は尽きない。生きてるだけでいいって言う人もいるけど国は年金払えっていうし無慈悲。


毎度長くなりました。

【終】
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