相変わらず2ちゃんに入り浸って追悼集会に参加中。
そろそろ皆、現実的な心配を始めている。
この同世代作家たちが数多持っている未完結シリーズの行く末、だ。
『タイタニア』を20年放置している田中芳樹や、
持っているシリーズがほぼ全て(!)未完結という夢枕獏、
終わらせる意思を到底感じさせない『吸血鬼ハンター』シリーズの菊地秀行、
もう描くの飽きたんだろと専らの噂の
『ファイブスターストーリーズ』の永野護などが注目を
一身に浴びている(笑)。
しかし、それはやはり彼らがそういう状態を
出版界で許されている、という事実を示している訳であり、
出せば間違いなく売れる、という保障が担保されている
事の証明である訳だ。
…迷惑な話だが。
そして、その世代を思春期に読んでいる次世代は、
その種の「終わらない物語」という題目に概ね否定的であり
、作品をコンパクトに纏めあげる傾向が多々見られるのは、
反面教師としての効用、だろうか。
そんな中、中途途絶が確定したグイン・サーガの再読を決意する。
どれだけ読むに耐えない時期が長かろうと、
やはり読まない訳にはいかない。
よって、刊行が決定している129巻(と恐らく130巻)+外伝21巻の
合計およそ150巻に取り掛かる。
ま、3ヶ月程度で読み終わるだろう。
何せ、文字の密度も物語の濃度も先に行くに
従って薄くなるんだから(泣笑)。
余程緊急を要するもの以外は読まない予定なので、
何かと難儀だが、仕方ない。
大好きだった作家と、自分の十代への、手向けだ。
…後半、いろんな意味で辛いだろうなぁ。
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