親父と交流してみる

オカンがグアム旅行から帰って来たので、
お土産回収がてらダラダラ実家飲み。

話す事も尽きると、丁度良く
隙間を埋めるように
土曜洋画劇場がスタート。

『ダヴィンチ・コード』。

原作は読んでいたが、映画はヒドい評判だったんで、
見ていなかった奴だ。

一升ほど飲んだ霞の掛かった頭で見る。

・・・駆け足だねぇ。

原作知っている俺でもこんだけ忙しく感じるってのは
知らんウチの親はどうなんだい？と
思って振り返ると。オカンまんまと寝ている。
旅行で疲れているんだと思おう。

オトンは一応起きている。

で、途中経過の感想を聞いてみる。

「・・・なぁ、これ、おもろい？ある程度キリスト教とかの知識
ないと辛いと思うねんけど」
「ん？全然分からん」
「ようそれで見れるな！」
「俺はハデに撃ち合う奴とかが好きやからなぁ」
「そういうのとは遠いぞ、これは」
「うん、いつ撃ち合うんかなぁと思てる」
「多分、その望みは叶わんわ」
「そうか」
「ようそういう映画を見れるな」
「内容見てないからな」
「はぁ？」
「難しいとよぅ分からん」
「見なきゃいいやん」
「でも、利点はあるぞ」
「何？」
「次に見ても全く新鮮な気持ちで見れる」
「ちゃんと見てないからやろ」
「内容覚えてるのもあるけどな」
「それは『釣りバカ日誌』とかやんけ」
「それもシリーズ増えたからようわからん」
「何が覚えてるねん？」
「とりあえず、これは明日見ても新鮮な気持ちで見れるわ」

・・・ちょっと、親父が羨ましくなった（笑）。