mixiユーザー(id:8306745)

2009年05月08日15:29

40 view

【X Japan】5.2 東京ドーム〜強行突破〜感想

およそ一年超ぶりのX Japan。
ここまでのグダグダに大分失望しつつも、
やはり来てしまいました。

嗚呼、この複雑なファン心。

まぁ、来た以上は楽しみましょう。

という訳で早々にチケットを駅付近でさばいていた
お姉さん二人組から購入。

一枚三千円也。

思わず席についてから写真を撮ってしまいましたが、
中々いいんじゃない?

やや斜めだがおよそ正面。ステージまでを遮るものが
ないので視界良好。

よっしゃよっしゃ。
良い買い物をした。

・・・もうちょい値切っても良かったがな、などと邪な
事を思いつつもしばし待機。

16時開場の18時開演、というアナウンスだったが
どうせXの事だ。
定時に演る訳あんめぇ、などとタカを括っていると
最近は痛い目に会うらしいので、18時にはばっちり席に
着いておきます。

すると、18時20分ちょいには客電が落ち。

おおぅ、最近のXは優等生だな。

まるで普通のバンドじゃないか。

などと感慨深く思うものの、考えてみればそれは
今まで酷い不良だった生徒がちょっといい事すると
とんでもなくいい奴に見えるという少女漫画なんかで
よく見られる効果と同種の物であると気付いたので、
判断は保留。

ともあれ、スタート。


1.Rusty Nail
・・・歌い出しがToshiのアカペラという「SilentJealousy」的な
スタートにびっくらこく。目茶目茶格好いい。
定番中の定番曲なんだけれど、こういう驚きを
仕掛てくる辺り、どうやらX(つうかYoshiki)は
充実しているらしい。

ちなみにPATAの使用ギターは塗装を剥がした三号さん。

2.WEEK END
・・・この流れも定番。こちらは安定したいつものライヴVer.
だったので、勢いをそのままに楽しむ・・・つうか暴れる(笑)。
 
3.JADE
…まさかまさかの新曲!!!!
ええええええ、代々木のYoshiki会見で確かに新曲作っているって
云ってたし、激しい感じって云ってもいたが、まさか本当に
作っていたとは!

SUGIZOも正式加入したし、これはYoshikiマジなのか?

イントロが全員一丸となってガンガン刻むリフが
格好いい。ちょっと昔の『Break The Darkness』を
思い出す。

リリースが待ち遠しいなぁ。


4.PATA.solo
・・・PATAのギターソロ!!なんと珍しく白のレスポールカスタムに
持ち替えてのソロはエライ格好いい。HIDEの不在を率先して
引き受けるPATAってなんて格好いいんだ・・・と惚れ惚れと
見ていると、何とステージ後ろのスクリーンに後期HIDEの
トレードマークであるイエローハートがアップで映し出される。
そして、前期のサイケ調のギターペイントの意匠などが
次々と映し出されていき。

・・・感涙。

「あいつがいないのがまだどっか信じられない」と
市川哲史のインタビューで答えていたPATA。
だがまた、HIDEの不在を他の誰よりも感じるで
あろうPATAが、HIDEの意匠を背負ってソロを
弾いている。

これを泣かずにいられるか?


5.HIDEの部屋〜Celebration〜
・・・そしてそのソロを引き継ぐように、HIDEの部屋へ。
Celeblationは色々なHIDEソロヴァージョンがあるようで、
様々な時代のルックスのHIDEが拡声器などを
使って歌っている。

PATAは再びギターを持ち替えて黒のレスポールカスタムへ。
『BLUEBLOOD』時代の曲にはこのギターが似合うな。


6.Rose Of Pain(アコースティック)
・・・これまた驚きの選曲。この曲自体、ライヴで
聴いた事が無かった上に、まさかのアコースティック。
ToshiのストロークとPATAのオブリとソロ。後は
いるかいないかよく分らないベースという構成だが、
素晴らしいアレンジでした。

この組曲みたいな複雑な曲をよくアコギで
演る気になったもんだ。

後日聴いた所によると自分の観ていなかった
去年の3Daysの二日目に演っていたらしい。
それでも、凄いもんは凄い。

7.Tears
・・・再びフルセットに戻ってこの曲。
あまる好きな曲ではないものの、やはり
この日の特別な意味を思うとコーラスは
力の限り歌ってしまう。

8.DAHLIA
・・・本日最高の曲。そもそもライヴでナマで
聴くのが初めて、という事もあるが、イントロの
格好よさが飛びぬけていた。

YoshikiのピアノとSUGIZOのヴァイオリン。

この二人がまず絡み合った協奏を見せる。

もうこの時点でうっとり。

なんてぇ絵になる二人だろう!

しかもそれぞれ本職はドラムにギターって辺りがまた(笑)。

それが徐々に徐々にあるフレーズを形作り。

『DAHLIA』のサビのメロディへ。

鳥肌が立つほどの格好よさ。

これはあかん。反則。

格好よすぎる。

どんな40代やねん、こいつら。

そして、暗転から曲に突入して。

大爆発。

いやぁ、凄い。凄すぎる。

9.紅
・・・二日目と今日ではイントロのアレンジが違ったらしい曲。
なんと二日目はSUGIZOのヴァイオリンによるヴァージョンだった
と聴いて歯噛みするものの、こちらの通常営業ヴァージョンも
素晴らしい。

今日のYoshikiはドラムが絶好調で、在りし日の3Daysでは
メロメロだったこの曲も完璧な出来。

やはり、Yoshikiがいいと違うわ、このバンド。


10.Violet UK
・・・ハイスパート二曲連続だったので、やっぱりな、という
感じの休憩タイム。Yoshikiの乳酸解消時間ですな。

で、そこでSE的に流れたのがまぁまだやる気あったんだ?
としみじみしてしまうViolet UK。

去年見た時の曲よりはマシだった。

が。

やはりXのステージでは観たくねぇよ。

-YOSHIKI Drum solo-
・・・嗚呼、やっぱり。というYoshiki自爆タイム。
今回、全くドラムソロをやる気配が無かったので、
嬉しかったんですよね。

・・・だって、どう考えても無駄でしかないんだもん。
このコーナは。

体力を消耗するばかりだし、音楽的には観るべき所なし。
つうかびっくり人間大賞的。

凄い体力だねぇと感心はするが、全く音楽ではない。

で、しばらくは燃料切れになっちゃうし、長い、ときたら。

ハイスパートな曲をもう二曲くらい出来るじゃん?このパート
カットしたらさ。


11.WITHOUT YOU
・・・去年とスクリーンに映される映像が若干違う?かなと
思う。確証はないが。Yoshikiにとって如何にHIDEがおおきな
存在であるかが如実に知れる映像です。


12.I.V.
・・・う〜ん。

新曲をやってくれるのは嬉しい。だが、今日この曲と
更に『JADE』を聴いて思うのは、ギターソロに
若干の不満がある点。

SUGIZOが両曲ともソロを担当しているのだが、
あまりメロディを弾かないアヴァンギャルド的アプローチの
ソロになっている。

やはり、どうしても「ここでHIDEならもっと美しいメロディで
構成したソロを取るよなぁ」

などと思ってしまう。

無論SUGIはSUGIの個性があり、それは遺憾なく
発揮されるべきだ。

だが、Xはギターソロもキチンとアレンジされた
曲の中の小曲のような存在感が美しいバンドなのだ。

そういうアプローチが、そろそろ欲しい。

特にアグレッシヴな曲には尚更。

ま、贅沢は話だ、ってのは分ってんですけどね。

あのSUGIZOのトレモロアームとスライドで演る
歯医者のドリルみたいなソロプレイが
あまり好きではないんだよ、俺は。


【ENCORE】

1.X
・・・ドーム側から『ジャンピング禁止』なる
お達しを言い渡されている伝説の(笑)曲。

ま、禁止だから、と云われて素直にやらない奴は
いないわな。

曲間のHIDEの「トベトベ〜」煽りも編集された
特別ロングヴァージョン。おお、X側も煽る気満々じゃん(笑)。

もう、ガンガン飛ぶ。
これが飛ばずにいられるか。

で、後々聞いた情報によると「煽ったのはHIDEだもん。
俺達は一言も云ってないよん♪」(by Toshi)だそうな。

・・・小学生かい(笑)。

でも、そういうのは大好きだ。

2..ENDLESS RAIN
・・・そしてそして。

本来『X』で終わりだったそうだが、もう一曲特別に、
という事でこの曲。

感涙。

やはりいい曲だ。

今回はメンバーも楽屋に下がらず、客に歌わせるコーナも
ほどほどの長さに纏まっていて素敵なヴァージョンでした。

・・・いつもこれくらいでお願いします。


3.Say Anything(SE)
・・・そして、ラスト。
恒例のHIDE人形も登場し。

Yoshikiが、TOSHIが駆け回る。あ、そういえばベースも一緒だった。
ステージ上で地蔵のように座って見守るPATA、
Yoshiki達が走り去った後、一人で大事そうにHIDE人形を
抱え、ステージ中央まで連れ戻り、その髪を立て直して
セットしてあげたSUGIZO。

皆、素晴らしい。

そうだった。

Xってのは逆境に目茶目茶強いバンドだったんだ。

上手く行かない事があるときほど、素晴らしいライヴを演る。

今回のベースを巡る事前のゴタゴタが、今日の
ライヴを素晴らしくした原動力だったのだ。

問題は、ゴタゴタが無い時は自分たちで
率先してトラブルを巻き起こす(笑)点にもあるんだが、
それは今回は措く。

選曲、プレイ共に本当に素晴らしいライヴでした。

この調子なら、次もいける。

まだまだ走れる。

ああ、また一喜一憂しなきゃならんのか(笑)。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する