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2008年12月31日15:56

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【BUCK-TICK】The Day In Question 日本武道館 08.12.29

大阪で朝まで忘年会でさんざん盛り上がった後。

待っているのはその日の日本武道館。
毎年恒例のBUCK-TICK The Day In Questionを観るのだ。

いやいや、体力なしの私にはハードな
スケジュールですが、これは欠かせない。
めっちゃ楽しみ。

大阪ではカウントダウンジャパンではPerfume、
幕張では同イベントでソウルフラワー、と
両巨頭(笑)が出演なのですが、今回は
BUCK-TICKには勝てません。

ソウルフラワー関係の忘年会だったのですが、
前哨戦という事で語ってきましたもん、
B−Tが如何に希有なバンドかって。

1,現在までで活動およそ二十年以上。
2.それまで活動休止は一切なし(例外は今井のLの時だけ)
3.メンバーチェンジ一回もなし
4.定期的にアルバムと毎年全国でツアー。
5.年末には恒例武道館を常にフルハウス。

これを全てクリア出来ているバンドは
B−Tのみです、私の知る限り。

音に対するこだわりや、その強烈な雑食性も
素晴らしいですしね。

メジャーでアルバム出し続けているにも関わらず
コピーコントロールで一枚もリリースしていない、とか。
CCCDが猖獗を極めた暗黒期は彼らは全ての
アルバム、シングルを全てエンハンスドにして
ヴィデオクリップを付けて乗り切った、なんて
ファンには嬉しくて仕方ない。

口先で「音に拘る」なんて云いながらも
色々な事情に屈してCCCDで作品を出した
バンド、ミュージシャンがどれだけいたか。

その時に抵抗した(出来た)人たちは
私の中で一段上の存在になったのです。

・・・林檎とか残念だったなぁ。

閑話休題。

そう。

音楽ファンでバンドファンの私にとっては
B-Tは『尊敬』であり、『憧れ』な
バンドなんですね。

中学生の時に聞いていたときは
まさかこうなるとは思いもしなかったが(笑)。

で、新幹線に飛び乗り、なんとかチケット取ってくれた
友人夕刻落ち合えました。

家帰ってなかったから、携帯の充電が切れ
連絡不能になったり、ひやひやするシーンは
あったものの無事落着。

さて、一年のライヴ遍歴の締めくくりだ。

楽しもう。

1.Alice in Wonder Underground
・・・いつもながらシンプルなステージセットは
だがしかし美しく。本日のステージを照らす
ライトは青が基調になっていました。
素晴らしく映える。

一曲目で『ならでは』の世界へと導かれます。

2.疾風のブレードランナー
・・・印象的な同期のイントロが流れ。
・・・おおぅ、これは!と思っていると
ノイジーなギターが。大好きなんだよな、この曲。
素直に嬉しい。

3.Baby, I want you.
・・・この辺の今井の強烈なテクノ/ブレイクビーツ趣味が
全開になった曲はどれも大好きです。
でも、B−Tの凄い所はそれでありながら
ギターロックであり、しかもポップだという
点だよなぁ。他にいないもん、こんな音作る奴ら。


4.ANGELIC CONVERSATION
・・・今回で四回目の『The Day〜』ですが、
初めて聞けました。格好いいじゃないか。

こういう神話的な世界観の曲ってなかなか
『らしく』出来るバンド、ヴォーカルって
ないよな。

5.GLAMOROUS
・・・『ONE LIFE ONE DEATH』の曲は
どれもお気に入りだけれど、この曲は
なんか久々。いい曲だなぁ。
ちゃんと聞きなおさんといかんな。

6.CREAM SODA
・・・う、あまり馴染みのない曲だ。

7.ORIENTAL LOVE STORY
・・・これも初めて聞けた曲。センチメンタルな
風合いの佳曲ですね。美しいなぁ。

8.Snow white
・・・恒例らしい櫻井の「雪は降る・・・」の
一節から入る曲。こういうおとぼけとも云える
演出も自然なんだよなぁ、このバンド。
ケッタイなんだけど格好いい(笑)。

9.絶界
10.love letter
・・・B-Tってのは今井寿という存在自体が
飛び道具な奴を抱えているという所が大きな
武器だと思うのですが、それは彼のヴォーカルも
然りで。櫻井と今井の絡むツインヴォーカルは
堪りません(間違ってもハーモニーではない(笑))。

11.唄
・・・ヘヴィなリフが気持ちいい。
こんな重く狂った曲なのに、客との
コール&レスポンスがあるっていう歪な
センスがたまらない。

「お前を愛しているのにぃ〜!」

なんて日常叫べないもんなぁ(笑)。

12.ROMANCE
・・・イントロ、ゾクゾクする。
こういうシンプルだがメロディのあるリフを
作らせたら名人だな、今井は。

13.極東より愛を込めて
・・・最初タイトル聞いた時はきょとんと
してしまった曲なんだけど、B−Tって昔から
歌う地域って意外にアジアや日本の地名だったり
するんだよな。

だからといってオリエンタル風味、とかでは一切ない
ハイパーな曲です。ライヴ映えするなぁ。

14.鼓動
・・・本編ラスト。浮遊感のある美しい曲。
全体的にミドルテンポな楽曲が多い今回の
『The Day〜』には相応しいラストでしょう。

En1
15.ILLUSION
・・・櫻井の「22年前と二ヶ月前に出来た
曲を演ります」というMCと共に演奏された曲。
メジャー1stからかぁ。つうか、すっげえ通好みな
選曲だな。こういうのが聞けるのが『The Day〜』の
素晴らしい所で。

16.GALAXY
・・・新曲。つうか、めっちゃ爽やか(笑)。
この二曲を並べて演る所がこのバンドの
凄い所だな。

En2
17.真っ赤な夜
・・・またまた新曲。これもタイトル聞いた
時はひっくり返ったなぁ。B-Tファンは
一々そんな事では驚いてられんか(笑)。
本日は基調青の照明の中、唯一真っ赤な
照明(まんまだよ、おい)。

・・・『紅』を思い出したのは内緒(笑)。

18.ICONOCLASM
・・・大阪での忘年会で話したB-T好きの
マイミクさんに「アイコナとか、演る?」
と聞かれたのを真っ先に思い出しました。
この曲を80年代に作っているんだから凄いよなぁ。
サビとか分かり易いガジェット一切なしでありつつ
ポップなんだもん。おかしいわ(いい意味で、ね)。

En3
19.RENDEZVOUS〜ランデヴー
・・・これがラストだ!と思い込み、
がっつり盛り上がります。

ところが、続きがあり。

20.HEAVEN
・・・そして、新曲でエンド。
本当に『今』に自信があるんだろうな、彼らは。

最後、メンバーが次々と下手に掃けていく中、
一人ステージに残る今井。
フィードバックを織り交ぜながらも
なんとも今井らしいソロ(?)を演ってくれました。
時間にして1,2分程度?なんだかゾクゾクする
程格好いいロックギターで、感動。

こういうのって珍しいよなぁ。

最後にスタビライザ付きのギターを
ちょっと乱暴にほっぽり出して、愛想なく
帰る今井。う〜ん、ロックっぽい(笑)。

今年の『The Day〜』は定番曲と言える
『Just〜』や『My Eyes〜』『悪の華』なんて
曲は無かったものの、青い照明の中を
幻想的に揺らめく、美しい空間を武道館に
作っていました。

それは、全て今の充実が背骨として
通っているからなのだろうな、と思います。

さすが、当代髄一のロックバンド。

今年も、いいライヴで締められた、かな。

・・・まぁ、正直気分的に
『Hurry Up Mode』が何故か無性に
聞きたかったんだが、それは内緒で(笑)。


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