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2008年12月25日15:28

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【SoulFlowerUnion】フラワーカンパニーズVSソウルフラワーユニオン 08.12.11

そういえばアップを忘れていました、この日のライヴレポ。

@横浜DRAGON CLUB。

正直、どこ?っていう会場。
平日開催という事もあり、地図は事務所で打ち出してきたが、
どうにも方向音痴なおっちゃんには不安な道行になりそうな
予感。

ところが。

関内駅に到着する頃合にマイミクウダさんから
メイルが入る。

ん?奴は病気療養で今日のライヴは欠席なはず。

と思い開いてみると、ジモティー(byウダ)ならではの
立体的な(笑)会場までの道案内が。

・・・俺にはとても出来ない芸当だ。

おかげさまでスムーズに到着。
yahooの地図より分りやすかった。

途中で知人のMさんと合流したり、
喫茶店で茶ぁシバいてる河村博司とミホちゃんを
見かけたり、ラーメン二郎の香りについつい寄り道しそうに
なりながらも、到着。

例によって当日券。
だが、待つ事なくこれもスムーズに入場。
最近、下手な前売りよりいい場所で見られるパターンが
多いんだよね、などとうそぶいてみたり。

・・・天井にデカデカと竜のペイントが。

あっちゃあ、このセンスは苦手だわ。
なんか、場内に貼ってあるフライヤもヒップホップの
物ばかりだし。
今後もあまり縁のなさそうな会場だなぁ、などと思います。

開場間もないためか、お客さんはあまりいません。
つうか、数えられるくらい。平日だしなぁ。

とりあえず、お仕事モードフル装備なので、
持参したTシャツにでも着替えて待つか・・・
と思いコインロッカーへ。
ここも大分余裕あり。

ところが。

ロッカーがちっちぇえ。

無理やり入らない事はないが、スーツが
くしゃくしゃになってしまうわい。

後々面倒くさいのは厭だなぁ。

んで、一式持ってロッカー前をうろうろしてしまいます。

まんまとその姿を知人に見られて笑われるし(笑)。

結局、ロッカー上に放り込んで、日本の治安が
まだ保たれている事を切に願う事とします。

んで、客用スペース後方左手に灰皿と酒を
確保して、のんびり。

フラカンはとりあえず初めてなので、
静観モードです。

待つことしばし。

やがてフラワーカンパニーズのステージがスタート。

しっかし元気のいい事だ。
ユニオンの面々とあまり年齢差がないなんて信じられない
テンションです。

曲もわかりやすいなぁ・・・などと聞きます。

曲名は全く分らないので詳細なレポはもとより
出来ませんが、結構良かった。
ただ、ヴォーカルによる語りの入る曲が
少々居心地が悪かったかな。
こういうフォーク風のアプローチって、
格好よくやるのって難しい。
(比べるべき対象ではないが)大槻ケンヂほどの
ぶっとんだ感性がある、という訳でもないし。

う〜ん、いいバンドだとは思うが、
ダダはまり、とは行かない感じですか。

上から目線だね!

そして、70分ほどのステージも終わり。

いよいよソウルフラワーです。

こっちも70分くらいかな、と踏み
ハイスパートライヴになる事を予想。
前方に移動します。

ちょうど、フラカンファンと入れ替わりが
起こり、まんまとステージ正面二列目へ。

よしよし。

後はセットチェンジがどれくらいで行われるか、
だが・・・

などと思っていると。

私の前に立っている最前列の女の子二人組。
時計を見ながら話しているのが聞こえます。

「時間・・・マズいよね」
「う〜ん、混雑の中抜けるのは大変だから、後ろで見よっか」

云々かんぬん。

・・・おお?

つう事は?

荷物を纏めだす彼女ら。

するりと私の脇を抜け、後ろの方へと下がります。

スポンとその空きスペースにはまり込む私。

目の前にはマイクスタンド@中川。

最前です。
齧り付きです。
砂被りならぬ潮被りです(中川だけに)。

これは近い。
近すぎる。

しばしの感動を味わいます。

で、ふと左隣を見ると。

大阪組のまっきいさん発見。
つうかま隣。

来ている事は事前に知ってはいましたし、
整理番号一番(!)だと云う事も
知っていたので、不思議は何もないのですが。

う〜ん、整理番号一番の人と当日券入りの輩が
最前列もいい所で並んで見る訳かぁ。

なんか悪い気もするな。

まぁ、それも人生。

ちゃかぽこちゃかぽこ。

話しかけ、しばらく歓談。
独りでセットチェンジ見ているのも
退屈なんでありがたい限りです。

今日のライヴの展望などを話している前で
着々と進むセットチェンジ。

そんな中。

目の前の中川セットの足元にスタッフさんが置いた一枚の紙。
ん〜どう見てもセットリストだな、あれ。
はっきり云って、読めます。
それは困る。
楽しみがなくなっちゃうじゃないか。

などとごにょごにょとまっきいと話していると、
その声がスタッフさんの耳に届いたか。

「見えちゃいます?」

話しかけられます。

「見ないようにします!」
慌てて答えるまっきい。
「薄目でぼやかします!」
続いて答える私。回答が何となくおかしいが。
AVのモザイクを誤魔化すやり方だし、それ。

てなやり取りがあった後、優しいスタッフさんの手により、
セットリストは中川の譜面立ての上へ移動されました。
確かにこの位置であれば見えない。

・・・こういう心遣い、嬉しいねぇ。

ま、譜面立ての上にあったのは、時間にして10分程度なんですが、
こういう細やかさって忘れられません。

そして。

いよいよの開演です。

以下はセットリスト。
例によって抜け、漏れ等ありますがもう記憶は
不確かなので仕方ありません(言い訳)。

ご参考まで。


1.神頼みより安上がり
・・・近っけぇ!中川が近っけえよ、おい!
に尽きる感想。駄目駄目です。
もう、モロに中川のマッチレスの音が直撃な位置なので、
どうにもバンド全体の音が聞こえる、とは行きませんが
それもまた一興。中川のギターの音を集中的に聞き、
中川の姿をがっつり見るライヴ鑑賞となりました。


2.ラヴィエベル 〜人生は素晴らしい!〜
・・・完全に前か後ろ、ですね、この曲は。
必殺の盛り上がり曲だという事。


3.月光ファンファーレ
・・・そして「反則だろ、それ」と云いたくなる程の
繫げ方。凄い凄い。この三曲の繋げ方は中川の
最近のお気に入りフレーズ「人生は祭だ 共に生きよう!」
を物の見事に体現しているなぁ。
三曲目にして既にTシャツはぐしょぐしょです。
着替えてよかった。

mc
・・・「何か喋って」という中川の要望を受け、奥野から衝撃の告白。

「ラクダって云われるの、厭やってん」

!!!!!!

「いつから?」と中川。
「25年くらい。曲の途中で『ラクダ〜』って振られると凹むねん」

・・・知らなかった。いや、知らん事もないが(笑)。

そして、最初に言い出したのは伊丹英子、と責任逃れをする大人気ない中川敬ちゃん。

「草を食む感じがする」という連想からラクダに行き着いたそう。
なんのフォローにもなっていない所が素敵(笑)。

いいコンビネーションだ(そうか?)。

つう事で、しばらく『ラクダ』コールは自粛。
奥野には「コブクロの片一方〜」とコールするようにしましょう。

・・・云い辛ぇ。


4.海へ行く
・・・名曲。ライティングも美しく、さーっとステージ全体を
照らす光に見蕩れます。

・・・ここで。

私、痛恨のミス。

照らされた中川の足元が見えてしまった。
つうか読んでしまいました。

そう、セットリスト。

一旦視界に入ったらもう止まりません。

アンコールまでばっちり読んでしまいました。

・・・このミスは後々まで引っ張ります。


5.閃光花火
・・・いい並びだ。これを待っていたんだよ、うん。
理想としてた繋がりだな。
ただ、一つだけ云いたいのは、何故このセットを
冬に演るのか、という事だけだ(笑)。


6.ひぐらし
・・・ミホちゃんヴォーカル。またまた夏な曲。
いいじゃんこの構成。こういう有機的な結合って
好きよ(大げさ)?
是非、夏にもう一度お願いしたいな。


7. 荒れ地にて
・・・グっと『夏』だった雰囲気を引き戻してくれます。
歌舞伎さんの件もあってか、この曲の力の入れようが
ひしひしと伝わる。厳粛な一瞬。


8. 風の市
・・・もう云い飽きたが「やっぱりなぁ」が残念な
セット。前半が非常に繋がりのいいセットだっただけに、
惜しい。つうか、最近はここくらいしかクサす所が
無いってのも凄いやね。


9.極東戦線異常なし!?
・・・対バンで時間を公平に分け合う形となった今回のライヴ。
故に時間がないのか非常に珍しい事に中川が自分で
前の曲用にセットされていたギターの1フレカポを2フレに
付け直していました。

・・・それが出来るなら、是非他の曲もだな(略)。


mc
・・・いつも以上に発汗している中川敬ちゃん。
「暑い暑い」とボヤきまくりです。実際暑かったんですが、
汗が尋常ではありません。汗を拭いつつ息を整えるためか
色々な事をボヤきます。
「この曲(『極東戦線〜』)忙しいねん。誰が作ったんや、一体」
・・・あんただ、あんた(笑)。


10.満月の夕
・・・歌舞伎さんに中川が触れる。『満月〜』の成立の事情の重さは
震災を経験していない私には、真の理解から遠いとは思いますが、
このような時に捧げられる曲としての、この曲の力、存在はよく理解出来ます。
多分、あの会場に集まった多くの観客の大合唱にも、それは
顕れていたような気がします。


11.サバイバーズバンケット
・・・この曲も『満月〜』を受けての選曲。ソウルフラワーの曲は
無論一曲一曲で独立して素晴らしいのですが、こうして
前の曲との繋がりがあって響く言葉の美しさは、そのフレーズの
持つ輝きを何倍にも増幅する。

「バイバイ この花添えて 歌で送ろう サバイバーズバンケットの夜 月と踊ろう」

・・・全くだ。いつか、こういう歌で送られたいものです。


12.海ゆかば、山ゆかば、踊るかばね
・・・問答無用。今日は短めのセットという事もあってか、
まだまだ体力にも余裕があり、ぐっしゃぐっしゃになって
踊ります。この曲の凄さ、力強さは聞く度に再認識しますね。


en1.松葉杖の男
・・・この曲もまた、今日という日にスペシャルに響きます。
中川敬の作詞能力の凄さは昔から折り紙付きですが、
近年は特定の事柄(誰に向けて、やどの事件についてなど)
を歌っても、それが普遍性を帯びる、という点でしょう。
完璧に、歌舞伎さんを送る歌となっていました。


総評としては、これくらいの時間で短くビシっと〆るライヴは
気持ちいいですね。最近体力無くなってるからえづくんだもん、
途中で(笑)。ま、それはこちらの事情ですが。

戯言はさておき。

最近のユニオンは一つのライヴで一つの「大きな物語」を
歌っているような気がします。以前と違い、楽曲という
駒が本当の意味で揃ってきた、というか。
中心となるアルバム『カンテ〜』があり、それを核とした
各楽曲が意味を持って結合しあっている。
それの意思がブレないので、ニューエストの曲を織り交ぜようと、
ミホちゃんが歌おうと、トータルイメージが崩れない。
こういう事が出来るバンドは、本当にない。
史上初なバンドだと思います、今のソウルフラワーユニオンは。

最後に、痛恨のミスについて。

見ちゃったセットリスト。
「うっひゃあ、あんな曲も用意されているんだ、こんな曲も!?」
なんて驚きの曲もあったのですが。

時間の都合か、全てカット。

故に終演しても終わった気がしないという、このもやもや。

会場出た後の飲み会で、同席した方々に全てバラして
同じもやもやを味わわせる事としました(笑)。

タチ悪いですね、すいません。

人生の真理に一つ気付きましたよ、私。

世の中、知らないほうが幸せな事もある、ってね。
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