今朝ゴミ捨てする時にふと本棚の
昔の教科書とかあるところのものを
捨ててしまおうと思いたち、
取り出してみたら……
そういえばもう何年か前に
陳腐化した教科書は捨てたのだった
ということに気づき
簡単に捨てられるものは無かった
古いノートがあって
あー就職した新入社員だった時の日誌
手に取ってしまった
いまだに怖くてしっかり読めないんだよね
25年前の日誌、配属先で毎日書いて
仕事教えて貰ってた先輩の主任さんと
その上司の係長さんと
さらにその上司の課長さんが見て
いちいちチェックしてコメントして
赤ペン先生されていた。
前日帰りに記入して提出して
次の日の朝に自分の机の上に
必ず戻ってきていて
それを何年続けたんだっけな
1年ではすんでなかったはず。
今考えてみると、とてつもない労力
そんな大変な教育、
それ以降どの会社でもやってない。
学校出て最初に就職した会社が
一番凄まじい人材育成投資をしてた
何しろ配属する前に半年以上
工場で交代勤務実習もしていて
その前も何ヶ月も研修施設で合宿で
毎日授業受けて座学研修……
大企業じゃなきゃできない事だけど
その後に勤めたり、関係したどんな大企業でも
ここまで凄い投資をしているところはなかったなと思う。
実際、私もその後、転職した先の
幾つかの会社で、新入社員の頃の
私が受けたような研修を真似して、
研修制度を作ってやってみたり
新人教育をやってみた事があるけど
毎日新人の日誌にコメントして
翌日に返却するなんて
上司の方が果てしなく疲労するので。
当時とは加速度的に業務量が増えていて
時間的余裕が比べ物にならないのだが
とはいえ、全社で真面目にやらしていた
文化、風土というのは、
そう簡単なことではなくて。
伝統とか歴史とか、代々受け継いできた
しっかりした会社だったのだなと
あらためて思う
ところで、日誌、今朝、
チラッと開いてしまったページに書いてあった
当時の課長さんのコメント……
この日誌に記載した黄職に対する質問は
全て要返答。
これ、怖かったよなぁ。
冗談じゃ済まないんだよね。
次の日の日誌で回答する事もあれば
次の日口頭で回答もあるけど
当時は課長以上だけ肘付きの椅子、
デカイ袖机、壁か窓を背にしてデーンと
座っているわけで、そこに日誌持って行って
ご質問について直立不動で回答
さらに質問で詰められていき、
しまいにはお前は馬鹿かと怒鳴られるとか
日常茶飯事で……機嫌悪いと
2時間立ちっぱなしで怒られるとか。
理論的なことは置いておいても……
みたいな表現をしていたら、
コメントで、
技術的、理論的背景は常に求められるので
過去の論文や技術報告書は図書室で
関連する分野のものは残らず目を通しておくこと。
そんなの出来るわけないよなぁ。
できない事もあるなぁ。
もちろんそれは甘えでもあり、
私がろくに勉強してこなかったから
いけないのだけれど。
結局、自分が馬鹿だと言うことを
認められないし、頑張れない
だから、回答できない。
そして自分は馬鹿だと認めたいと思っても
認めさせてくれない立場だった
そのプレッシャーに負けてしまった
今、あの時の日誌のコメントの字を見ても
震える思いがする。
ただ、そのプレッシャーを乗り越えて
勝ち抜いていかないと、出世しない
そういう事だったのだろう
自分か上司の立場になってから
部下の育成はほんとに
試行錯誤の連続ではあったけれど
なかなかあんなに厳しくは詰められない
私は自分に甘い分、他人にも部下にも
逃げる場所を与えてしまうし
そんなに過大な期待はできない。
おそらくそんなに信用もしていない
だから今、この程度の仕事で
このくらいのゆるさで働いている
そういうことなんだろうな
大企業で偉くなるには
結局そういう厳しさがいるのだろう
それでも運やタイミングがないとね
上に行くほどにポストは少なくなるのだ
過酷な争いに勝ち残るというのは
そういうことなんだろうな
私はいまだに、上司のキツイ質問に
答えられずに、お茶を濁すとか
忘れてましたってことにして誤魔化す事がある
いかんなと思うけれど
誤魔化し方だけ年々うまくなる
でもちゃんと答えていない事は
分かっていて、
甘いなと思われる事も分かっている
出来るならキツく詰めていける人に
優秀になりたかったが
私はフリをするのが精一杯で
部下にも恐れられたくない
上にも下にも周りにも八方美人
そんな生き方しか出来ないのだろうな
なんてことを、
古いノートをチラッと見て
今日1日時折、思い出して憂鬱になってました
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