中国企業に引き抜かれ、使い捨てられる韓国IT人材
2年間でDRAM生産に成功、技術確保後は使い捨て
2018/11/11 05:09
サムスン電子でメモリー半導体の設計を担当していた元常務が昨年夏、中国の国有半導体メーカー、合肥長キン(キンは金を上に1つ、下に2つ並べた字)に移籍していたことが分かった。
A元常務は2000年代にDRAMのナノメートル設計を担当し、10年代に入ると、40代の若さで常務に抜てきされた有力人物だ。A元常務は昨年末、サムスンSDIにマーケティング担当として異動を命じられたが、数カ月後に一身上の理由で突然退職願を提出したという。サムスン関係者は「中国の半導体メーカーに転職したといううわさは聞いていた。確かな技術流出が認められないため、法的対応までは考えていない」と話した。
韓国経済を下支えしている半導体、ディスプレーなど技術分野で、キーパーソンを引き抜くための中国企業の動きがますます露骨になってきている。中国企業が一気に技術格差を狭めるため、無差別的な「人材ハンティング」に乗り出した格好だ。サムスンのA元常務が移籍した合肥長キンは、安徽省合肥市政府が出資する国有企業で、清華紫光集団(清華ユニグループ)、福建省晋華集成電路(JHICC)と並び、中国政府の半導体崛起(くっき)政策の先頭を走る企業だ。合肥長キンは今年7月からDRAMの試作品の生産を始めたと発表している。
合肥長キンが過去2年間で引き抜いた韓国の技術人材は50人余りと推定される。SKハイニックスでDRAM生産グループ長を務めたB常務も合肥長キン設立初期の2016年に移籍したとされる。
半導体業界関係者は「半導体の中核的人材が50人いるだけで、DRAM製造プロセスの構築を画期的に短縮できる。どんな半導体生産設備を使うのかが分かるだけでも工程の全体像を描きやすくなる」と指摘した。
中国企業は韓国の半導体メーカーの退職者について、ブローカー経由で引き抜きリストを作成し、2倍の年俸、5年間の勤続保証、車や滞在費の支援など破格の条件を提示している。
今年8月、サムスンディスプレーでフレキシブルOLED(有機発光ダイオード)パネルの生産を担当していた部長クラスのエンジニアが中国企業への移籍を試みた。この人物は韓国国内の船舶会社に就職するという採用通知書を提示し、2年間はライバル企業に就職しないという誓約書を提出して退職した。
ところが、退職翌日に中国の液晶パネルメーカー、成都中光電科技(成都COE)と就業契約を結んだ。同社は誓約書上の転職禁止対象だった中国の国有液晶パネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)からわずか650メートルの距離にある下請け企業だった。BOEは現在、世界最大の液晶パネルメーカーで、サムスンやLGディスプレーが技術力を確保しているOLED分野へと事業を拡大している。
その上、この人物が外国人就労許可を申請するために中国政府に提出した健康診断書には会社連絡先として、BOE社員の電話番号が書かれていた。
さらに驚くべきことに、本来転職先とされた船舶会社は昨年4月の事業開始から9カ月後の今年1月に廃業していたことが判明した。サムスンは事実関係を把握後、水原地裁に転職禁止の仮処分を申し立てて認められた。サムスン関係者は「問題のエンジニアは履歴をロンダリングするため、中国側のブローカーと組み、ペーパーカンパニーまで使ったとみられる」と話した。
■中国に渡っても将来は用無しに
中国企業はディスプレーだけでなく、半導体分野の重要人材も露骨に引き抜いている。国家レベルでの半導体崛起に取り組む中国の国有半導体メーカーとしては、世界1、2位のサムスン、SKハイニックスで先進的な技術や製造プロセスを経験した人材が必要だからだ。韓国の半導体業界関係者は「中国のヘッドハンターがサムスン電子、SKハイニックスの本社前まで来て、しつこく移籍を説得するほど全方位的な人材引き抜きを行っている」と話す。
しかし、中国に渡った韓国人技術者の大半は厚遇されていないという。実際に中国のスマートフォン、半導体、ディスプレー分野の企業で幹部まで出世したケースは皆無だ。
サムスンの元社長クラス役員は「中国は必要な製造プロセスに合わせ、ピンポイント式に人材を連れ去り、必要な技術の確保が終われば、仕事を与えずに捨てる」と指摘した。
例えば、清華紫光集団では初期の研究開発段階にサムスン出身のエンジニアを多数参加させたが、現在は大半が現場から排除されたという。スカウト時には「3年保証プラス2年延長」といった契約条件を掲げるが、実際に研究開発に携わる期間は1年未満だという。
技術関連の知識さえ確保すれば、後は関連企業の研究関係とは無関係の部署に異動させてしまう。前出の元役員は「中国語ができない韓国人の研究人材は初めから役割が限られている。(理系名門の)清華大出身者、海外留学組、台湾出身者などが掌握した中国の技術系企業で韓国人が昇進するチャンスはほとんどない」と述べた。
ソン・ホチョル記者 , 朴淳燦(パク・スンチャン)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/09/2018110901819.html
>半導体業界関係者は「半導体の中核的人材が50人いるだけで、DRAM製造プロセスの構築を画期的に短縮できる。どんな半導体生産設備を使うのかが分かるだけでも工程の全体像を描きやすくなる」と指摘した。
もっと簡単な方法は相手の会社を買収する事です。
もっとも支那がターゲットにしてるのは韓国ではなくて欧米のIT企業です。
最近の欧米各国は警戒して買収させてくれませんが^^;
報道されてる内容は日本の技術者が韓国に引き抜かれた事例とソックリです^^;
支那企業を非難してますが、自分たちがやってた事を思い出せよw
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