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2018年01月22日09:45

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防衛省は経産省を見習い国家プロジェクトを増やそう

防衛産業疲弊の「映し絵」か
コマツが「装甲」不足の装甲車
2018年1月17日(水)

コマツが試作し、2017年1月に防衛省に納入した新型装甲車で防弾性能の不足という不具合が発覚した。抜本的な改修を迫られ、防衛省の調達計画には大幅な遅れが生じる見通しだ。日本を取り巻く安全保障環境が悪化する中での失態。国内防衛産業疲弊の「映し絵」にも見える。

 「防衛装備品の開発に苦労はつきものだが、今回の件には驚いた」。防衛産業の関係者がそう話すのは、防衛省が2017年末に発表した新型装甲車の試作品での不具合だ。コマツは17年1月に試作品を防衛省に納入したが、その後の射撃試験などで期待された防弾性能が備わっていないことが発覚した。

 新型は現行の「96式装輪装甲車」の後継機種で、PKO(国連平和維持活動)での車列警護などを念頭に、ゲリラによる銃撃や爆発物への備えを現行型より大幅に強化することを狙っていた。その装甲車で露呈したまさかの「装甲不足」。品質にばらつきのある汎用品レベルの防弾板の使用や、板厚の不足が原因としており、18年度中を予定していた新型の開発完了時期は3年以上遅れる見通しだ。

 コマツは素材メーカーで続発している品質偽装といった類いの問題ではないとした上で、「プロジェクト体制の再構築によって要求品質を確実に実現したい」と強調する。ただ、調達計画が大きく狂う防衛省は「幅広い選択肢の中から代替案分析を行う」とコメント。他メーカーへの発注や輸入すら選択肢に含むことをにおわせる。

 建機大手で名高いコマツだが、実は装甲車など戦闘車両分野で防衛最大手の三菱重工業と並ぶ力がある。現行の96式もコマツ製。砲弾も手掛け、16年度の装備品受注額で国内9位を誇る。

問われる「自主開発」の意義

 もっとも、有識者の間では新型装甲車の自主開発を懐疑的に見る向きがかねてあった。装甲車は調達数が限られており、国産化したところで業界全体への波及効果は乏しい。何よりもゲリラ戦などの経験が豊富な米国製がある。

メーカー乱立が開発力をそいでいるとの声も

 そして、今回の失態。設計から製造、検査に至る工程でコマツは問題を見抜けなかった。

 「防衛産業はコスト削減競争で疲弊している。今回の不具合は起こるべくして起こった」。こう指摘するのは業界動向に詳しい桜林美佐氏だ。試作品を三菱重工と競り合ったコマツの受注額は約20億円。防衛省が14年度予算で計上した約48億円の半額以下だったことからも、コマツが「安値受注」に走ったことは明らかだ。

 無理もない。防衛各社にとって技術開発部門や生産部門の操業確保は大きな課題。日本の防衛費は足元では増えているとはいえ、日本企業が少ないパイを奪い合う構図には変わりはない。

 防衛省も入札時に総合的な提案力を評価する新方式を艦艇分野で取り入れるなど、産業基盤の維持に向けて手を打ち始めてはいる。ただ、限られた予算の中で防衛力を高めるには自主開発テーマの絞り込みや業界再編など、さらに踏み込んだ改革が欠かせない。今回の不具合の責任をコマツに押し付けるだけでは、同様のトラブルが今後も繰り返されかねない。

(寺井 伸太郎)
日経ビジネス2018年1月22日号 14ページより
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/011500884/?ST=pc
インターネットは当初陸海空軍間の連絡を容易にするために開発された軍事技術です。
陸軍は中波、海軍は長波、空軍は短波じゃ通常の無線交信は難しいですからね^^;
高層ビルが地震大国の日本で建てられるのも超強力張力鋼が開発されたからで、これは戦車や戦闘機の機体開発が元でした。

新型戦闘機の開発に予算を使ってますが、陸海にももう少し金を使っても良いんじゃ無いでしょうか?
大学が研究に非協力的なので、文科省の予算を削って防衛産業に金回しましょう♫
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