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2017年11月16日12:38

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西谷啓治とヒトラー・ナチス

先日来、わたしは中島岳志著『親鸞と日本主義』、近藤俊太郎著『天皇制国家と「精神主義―清沢満之とその門下』を読んで、戦時中の真宗大谷派や清沢満之の門下生たちの言動について、つまり天皇制国家という問題といかに向き合ってきたのか、そしてそれはなぜそうなっていったのかということを考えている。

そのなかである友人に�爛魯ぅ妊奪�ーがナチスを支持した理由と比較したりはしないのか�瓩般笋錣譴燭海箸�ある。ハイデッガーがナチス党に入党していたということは有名である。同じように、京都学派の哲学者たち、西田幾多郎、田辺元、高山岩男、高坂正顕、西谷啓治が京都帝国大学の文学部哲学科の共感としてアジア・太平洋十五年戦争に協力していたことは自明なことである。しかしその部分の研究はいまだ本格的に話されていない。

わたしは、昔恩師・原野栄二先生からドイツ留学を終えて帰国された西谷啓治先生が周囲の人に、ヒトラーの『我が闘争(Mein Kampf)』を読むことを勧めていて、原野先生も西谷先生からヒトラーの『我が闘争』を読むことを勧められたという話を聞いた覚えがある。原野先生は、ドイツ留学から帰国された西谷先生はヒトラー・ナチスにかなりかぶれていたという話を聞いたことがある。

西谷先生がドイツ留学をされた時期は、まさにドイツ社会をナチスが席巻していた時期であり、西洋民主主義のアンチテーゼとしてのナチスということ、さらにそこに西洋文化の根幹を形成していたキリスト教にアンチテーゼを提唱したニーチェの哲学と西谷先生の関係性などがあったように思われる。

ナチスはニーチェを�爛疋ぅ弔鯊緝修垢訶�学者�瓩箸靴萄廚蠑紊欧新舒泙發△襦�そして西谷先生も「ヒットラー運動の精神」という論文を書かれ、西谷先生の処女作である『根源的主体性の哲学』(弘文堂)のなかに収められており、戦後創文社から刊行された『宗教と文化―根源的主体性の哲学�機戞�1969年刊行)のなかにもそのままの形で納められている。わたしはそこに西谷先生とヒトラー・ナチスの関係性を見て取れるように思えるのである。

西谷先生がドイツ留学でハイデッガーに従事していたが、同じころに三木清もドイツ留学を行いハイデッガーに従事している。しかし三木清のハイデッガーやナチスに対する姿勢は西谷先生とはまっ反対であった。三木清はすでにヒトラー・ナチスの危険性を指摘していたのだ。ハイデッガーと日本の哲学者ということで、西谷先生と三木清を取り上げている研究者はいるが、ハイデッガーとナチスという観点からの考察には及んでいない。わたしはここに�狹�学�瓩鉢狎�治思想�瓩魘菠未靴届世犬茲Δ箸垢詁�本の哲学界の限界を感じるのである。

友人から�爛魯ぅ妊奪�ーがナチスを支持した理由と比較したりはしないのか�瓩箸いμ笋い�けから�狎消�先生とヒトラー・ナチス�瓩箸いΔ海箸鮟颪い討澆燭�果たして西谷先生にとってヒトラー・ナチスとは何だったのか、もう少し突っ込んで考察が必要なのかもしれない。
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