3日4日の山形旅行のご報告、今回はホテルをチェックアウトしてから山形市内を回った話の前半を書きます。
まずは山形駅へと向かいます。
荷物をホテルに預けて、という選択肢もあったのですが、これからだと正味3時間でお土産などの調達の時間も含めるとホテルまで荷物を取りに、というのは厳しいので、
山形駅のコインロッカーに荷物を預けることにしました。
どこにロッカーがあるのかな、と思いましたが、山形駅東口の1階バスターミナル前あたりにSuicaロッカーがあったのを見つけ、そちらにバッグを預けます。
今日はざっくりと、文翔館(旧県庁舎)と霞城公園あたりにしようかくらいしか決めておらず、出たとこ勝負で回ろうという状況でした。
そうしたら、丁度目に入ったのが、この『ベニちゃんバス』。
2路線4循環が運行されているのですが、山形市中心部はどれも反時計回りの同じコースで周回しており、全て合わせて15分間隔で発車するよう揃えてあります。
中心部や市役所、文翔館へ行くにはぴったりの乗り物。
緑ナンバーですが山形市と書いてあるポンチョに、早速乗り込みました。
丁度良いことに、バスは9時発車。
小さなバスなので、立ち客も出ていました。
山形駅前のバス停に停車中ドアを開けた状態で歌が流れていたのですが、こんなのまであったのですね。
文翔館最寄りは市役所南口バス停なのですが、ちょっと街も歩いてみようかと、
七日町バス停で降りました。
運賃は100円、Suicaで通常料金を支払いましたが、間もなく160円に引き上げられるらしいです。
中心部ということで、かなりの乗降がありました。
この界隈は城下町の名残りなのでしょうか、道路が一方通行の場所が多いですね。
ただ、新しい再開発ビルみたいな建物もありますが、人通りはまだ9時過ぎだからか多くなかったです。
再開発ビルのテナントがコンビニと学習塾とか、商業地としては厳しいのが窺えました。
無理もありません、山形市の隣は東北最大の大都会にして様々なヒトモノコトが揃った仙台市。
郊外にはイオンモールやコストコだってありますし、山形市の中心性が相対的に失われるのも仕方ないです。
山形県中から山形市を無視して仙台市へ直行する高速バスが多数あるのも、それを物語っています。
七日町バス停の前にあったのが、地場資本の旧大沼百貨店。
確か突然倒産だか破産したのでしたっけ。
これで山形県から百貨店はなくなりましたが、現実問題実店舗でもイオンモールや仙台市、ともすれば東京、さらにはネット通販も競合相手になって、それで事足ります。
シャッターには再開発計画があってどうなるのかの完成予想図も描かれていました。
ですが、なかなか着手できないです。
新潟市の旧三越跡だって資機材・人件費の高騰で解体すらできないですし、新潟市とは比べ物にもならない都会である名古屋市の名鉄百貨店ですら再開発計画が同様の事由で頓挫してしまいました。
でもいつまでもこれを放置できませんし、どうすればいいのかなかなか難しい所だと思います。
七日町の道を北へ進むと、山形県の旧県庁舎・文翔館(山形県郷土館)に突き当たります。
1916年に建てられた大正初期の貴重な歴史的建築物で、1975年の県庁移転まで県庁、その後は1983年度まで東南村山合同庁舎として使われていたもの。
1986年以降10年を掛けて保存修復・復原工事を行なって今に至ります。
実に威風堂々とした建物、中心街の奥に控えるラスボスのごとき風格があります。
早速入館。
こんな立派な建物なのに、無料で入館できる上に、希望すればその場でボランティアガイドまで付けてもらえるという太っ腹振りです。
尿意を催していたので最初にトイレに駆け込み、さすがに時間も押してきたのでガイドは付けませんでしたが、ひと通り回ってみることとします。
中へ入ってまずあるのが、この鹿鳴館風の中階段。
これだけの重厚な雰囲気があるので、新郎新婦の前撮りにも使われるのだそうです。
その後は順路に沿って、風格がある様々な部屋や、山形県の歴史に関係する史料を眺めつつ、順に回っていきました。
歴代知事と共に山形県の出来事を記した年表がありました。
吉村美栄子・現山形県知事も歴史の1ページに仲間入りですね。
さすがに年表は現在まで追い付いていなかったですが
県庁なので、もちろん知事室もあります。
優雅で重厚な雰囲気が、知事の権威を引き立ててくれます……といっても戦後体制下では民選知事であり、憲法の通り主権在民なのでそんな権威あるわけでもないですが、
やはり県の一番偉い方が座る椅子ですからね。
というわけで県知事の椅子に座ってみました。
ここの椅子は誰でも座ることができます。
うーん、福島・山形県境の奥羽本線トンネルをさっさとぶち抜いて、米坂線は……おっと誰かが来たようだ
この建物ですが、中庭はオモテと違ってレンガ造りで、雰囲気が全然違いますね。
中庭をはじめ、幾つかの部屋は実際に様々な文化活動に貸し出しているようです。
県の歴史だけでなく、文化活動の発信基地ともなっているのですね。
約30分位でひと回りして、10時頃に旧県庁舎を後にしました。
県庁舎に隣接して、旧県会議事堂が建っています。
これも威風堂々とした佇まいですね。
旧県庁舎と県会議事堂がセットで「文翔館」なのだそうですが、県会議事堂は工事中ということもあり、時間もないので外観だけ眺めました。
議場ホールはコンサート等で活用しているのだそうですね。
その次は霞城公園を目指しますが、文翔館の隣に湯殿山神社があるそうなので、
お参りしていくことにしました。
ちょっと雨模様なのが残念でしたが。
あれ、湯殿山って庄内では、と思われるでしょうがその通りで、
この地に山形県庁が置かれるにあたり、守り神としてこちらに引っ張ってきたようで、
現在では山形市の総鎮守としての役割も果たしているそうです。
総鎮守だけあって祈祷の受付や縁起物の授与所もちゃんとありましたので、
参拝したのち、例によって絵馬を奉納してきました。
この絵馬、オモテ面には祭神である牛が描かれているのですが、
ウラ面は普通無地なのに、ここの絵馬はこっちにも柄が入っているので、そんなに書くスペースがありません。
(実際中には細いペンで願い事をいくつも細々書く方がいらっしゃいます)
ですので、より重要でかつ緊急性が高い事を1つ、願い事として書かせていただきました。
この後は、旧山形城跡の霞城公園へ向かいましたが、その話はまた後日

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