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2025年11月25日04:03

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アメリカと精神性(47)近江商人の三方よし

あなたの倫理観念は、健全でしょうか?

昨日は、道徳のことをお話ししました。

倫理観念とは、社会的な集団において、好ましいと思われる行動規範や、道徳的な価値観を示すもので、集団における行動や意思決定に深い影響を与える概念といえます。

ここで重要な点は、誰もが、好ましいと思える概念は何かでしょう。

あなたは、即答できるでしょうか?

明らかに好ましいというのは、印象操作ではなく、売り手、買い手と、世間の「三方よし」という近江商人に商売への信念こそ、お手本になる概念といえます。

この「三方よし」については、半年ほど前(2025年4月23日)、日本経済新聞の「経済教室」にて、『エシックス経営』をと、京都先端科学大学教授の名和高司博士が論じていましたのでご紹介しましょう。

そこには、3つのPの重要性が説かれていましたね。すなわちPrinciple(行動原理), Practice(実践), Purpose(志)の3つです。

この3つの関係性の実効性には、京セラを例に挙げ、「『アメーバ』と呼ばれる小集団ごと、毎朝、担当を決めて(会社の)フィロソフィー(philosophy:哲学)の各項目を輪読する。そして二律背反が想定される事態にどう行動するべきかを論じ合う」と。これはまさに「三方よし」のために、創業者稲盛和夫が唱えた最高善を見つけ出す『超作』の実践ですね。

具体的に名和博士は「プリンシプルを自分ごと化する必要がある」とし、そのためには経営のあり方について、ガバナンス(統治)を『セルフガバナンス(自治)』にすること、そしてこれを出来る方法を「人的資産から組織資産へ」発展させた結果、桁違いに成長した『人財』こそ重要であると述べています。人こそが、企業の財産であると断言していますね。

最強の組織について『組織資産=αβΣ』と述べ、アルファーは3つのPを連動させる力、ベータは、「たくみ」を「しくみ」に変換するアルゴリズム(組織学習力)によって、シグマの『人財』の総和を桁違いに高めると結論付けています。なされれば、400以上です!

江戸時代の日本は、上は幕府、諸藩の政治から下は村の自治に至るまで、また商人、職人や、農民の組合から寄合まで、あらゆるレベルの集団のすべて、まさに健全な倫理観念の実践を『セルフガバナンス(自治)』で行っていたことを、あなたは忘れてはいけません。260年平和であった基盤は、どの集団も「お天道様に恥ずかしくない生き方」にこそありました。

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