先日は室戸岬などの話を書きましたが、今日は室戸岬から『四国みぎした55フリーきっぷ』フリー区間の西半分、高知東部交通バスからごめん・なはり線に乗り換えて高知へ向かう話を書きます。
1998年に高知県を前回訪問した際は、まだごめん・なはり線は開業していませんでした(2002年7月1日開業)。
ですので当然のことながら、ごめん・なはり線に乗るのは初めてとなります。
さて、室戸岬のバス停から奈半利方面・安芸営業所行きのバスに乗ったのですが……
やってきたのは日野チン……じゃなくてポンチョ、しかもナンバーを見たら道の駅東洋町から乗った車両です。
ため息が出たのは言うまでもありません
国道55号線をそのまま行くのかと思いきや、岬を過ぎて何だかあまり広くない道へと分け入っていきます。
国道の内側に船溜まりもありました。
この市街地を行く途中に室戸営業所があり、バスが2、3台停まっていました。
しばらくして55号線へと戻りますが、室戸市の市街地は意外に大きく、市役所の近くにはコンビニやドラッグストアも目にしました。
高校も病院もありますし、高知県の最果てにしては賑わいがあります。
ただ、お客は室戸岬から乗せた私ともうひとりで、室戸市街地からの乗車はなく、奈半利までの区間ではだいぶ先でひとり乗ってきたくらいでした。
室戸市街地を抜けると、一部区間で旧道に入るほかは、ひたすら海沿いの国道55号線を爆走します。
乗客がないので時間が余るのか、時々時間調整でバス停で停車します。
(結構な爆走だったのでダイヤに余裕がないのかと思いましたが、そうではないようで)
途中に見られる漁港は、心なしか外側の防波堤が高いような気がしました。
やはり太平洋に面していて波が荒いのか、それともいつか来る津波に備えてなのかは分かりません。
室戸岬から約50分の乗車で、バスは奈半利駅へと到着しました。
室戸岬あたりからスマホ(Y!Mobile)の電波が入らず、室戸市街でも圏外で、その時はそんなものかと思っていましたが、
奈半利の街まで来ても電波が入らなかったのでこれはさすがにおかしいと思い、スマホを再起動すれば直りました
バスはさらに安芸営業所まで走ります。
正直違う車両で乗りたかったです。
(なお1本前の安芸行きもポンチョでした)
開業が新しいので、奈半利駅は街外れ……とはいっても割と近いところにあります。
近接してスーパー(マルナカ)、喫茶店やとんかつ屋、ローソンなどがありますし、
駅3階(ホーム入口)にはイタリアンレストラン(パスタやピザ、だいたい千円台)、1階には物産館が入っていて田舎寿司などお惣菜も販売しているので、飲食には困りません。
https://naharikaihin.net/shopping/detail.php?id=3
https://higashi-kochi.jp/shop/detail.php?id=229
2階にはイートインスペースがありますし、3階にはイートインスペースと津波避難ビルを兼ねた展望デッキがありますので、そこで食事できます。
購入した田舎寿司とJAのお茶を持って3階のデッキへ行ったら、ちょうど安芸までの列車(後免・高知方面は次の列車までない)が出ていく所なので、撮りました
土佐くろしお鉄道9640型の阪神タイガースラッピング車両でした。
(ご存じかと思いますが、毎年キャンプを安芸市でやっています)
さすがに朝から色々沢山食べてきたところ、奈半利駅の物産館で販売されていた田舎寿司がちょうど良いサイズだったので、これを昼食にしました。
田舎寿司は何種類かありましたが、今回はこちら。
驚いたのは、ご飯にこの奈半利から村営バスで入る北川村特産の柚子を使っているのはいいとして、赤っぽい色のようかんが添えられていることでした。
ごみを捨てる場所がなく、後で捨てる場所がないか物産館へ行った際に店員さんに聞いたら、割と高知県では田舎寿司+ようかんという組み合わせが普通らしいのです。
https://www.fnn.jp/articles/-/75151?display=full
https://www.tousa.online/tosa_sushi/
調べてみたら、高知県でお客をもてなす際に出される大皿のご馳走「皿鉢料理」にもようかんを付けるとかで、甘いものが最大のご馳走と考える文化があるらしいとか。
ところが、この田舎寿司の内容も、どうもごめん・なはり線沿線でさえ微妙に違うみたいで、色々奥深い現地の食文化を感じました。
列車の時間が来たのでホームへ行ったら、停まっていたのは、土佐くろしお鉄道ではなくJRの1000型1016号車。
高知駅まで相互乗り入れしているのでJR車両のダイヤもあるのですが、それを引き当ててしまったとは、良いのか悪いのか。
奈半利駅からの他のお客は3人で、2人は明らかに旅行者といった風情でした。
鉄道建設公団の建設線で開業時期が新しいので、路線はカーブの少ない高架橋やトンネルが続きます。
沿線は農業県らしく、相当な数の農業用ビニールハウスが見られました。
石油タンク装備はまだわかるのですが、エアコンを装備したハウスもあって驚きます。
一体何を作っているのか気になります。
車窓からは所々、太平洋を望むことができます。
沿線最大の街、かつ車両基地なども置いている拠点駅である安芸駅では、奈半利駅へと向かうJR四国の観光列車『志国土佐 時代の夜明けの ものがたり』号が、観光協会や関係者にお見送りされて発車していくところでした。
ここからの乗車は割と多く、閑散としていた列車に活気が出ました。
途中駅からの乗客に手書きのきっぷを発券していた車掌さん?は、ここで降りましたが。
この先は阿佐西線建設前に土佐電鉄の電車が走っていたくらいなので、人口密度が明らかに高くなります。
ただ、海岸に近いということもあり、所々に津波避難タワーが設置され、万一の際に備えています。
だいたい鉄骨組みでしたが、こういう鉄筋コンクリート製の頑丈そうな避難タワーも見受けられました。
後免駅からはJR土讃線で、ここからは26年前に乗っています。
ちなみに路面電車の方も乗っています(ごめん・なはり線とは後免町駅で接続)。
土佐一宮駅では、JRの特急『南風』、最新型の2700系とすれ違いました。
実はJR四国の振り子特急、あまりまとまった区間で乗ったことないんですよね
そして、列車は高知駅に到着しました。
1998年に訪問した際は小ぢんまりとした田舎臭い駅で、裏に車両基地もあったのですが、
2008年に高架化され、面目を一新して昔の面影はもうありません。
自動改札機も設置され(実はJR四国で初導入されたのが高知駅らしい)、昨日からの旅路から急に現代に戻ったような気さえ受けます。
北口にはバスターミナル、南口には路面電車が引き込まれ、大きな観光案内所もあります。
今夜の宿ははりまや橋に取ったので、とさでん交通の路面電車で移動します。
この時点で、スマホで購入した市内均一区間1日乗車券(500円)を使用開始します。
https://www.tosaden.co.jp/info/mobileticket.php
車両はもと名鉄岐阜市内線のモ590型でしょうか。
というわけで、はりまや橋で電車を降り、今夜の宿「西鉄イン高知はりまや橋」へ。
https://nnr-h.com/n-inn/kochi/
今回はANA公式のダイナミックパッケージで予約したので単体の値段はわかりませんが、
8階の禁煙ワイドシングルをあてがわれました。
朝食バイキングもついています。
はりまや橋交差点に面していて、もしかしたら電車通り側の部屋になるかと思ったら、反対側でした
チェックインしたのが15:45頃で、もう夕方ですが、これから高知城などできる範囲の観光をしようと思います。
高知城天守閣の参観締め切りは16時半。
なので、部屋に大きな荷物を置いて、16時前に一旦ホテルから外出しました。
この後の話は、また後日、ということで。
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