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2022年05月08日12:17

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【新刊紹介】現在の自分へと導いてくれた人生の「先生」:伊集院静『タダキ君、勉強してる?』

【新刊紹介】現在の自分へと導いてくれた人生の「先生」:伊集院静『タダキ君、勉強してる?』
Books 暮らし 仕事・労働 家族・家庭 2022.04.30
滝野 雄作 【Profile】

【新刊紹介】現在の自分へと導いてくれた人生の「先生」:伊集院静『タダキ君、勉強してる?』 | nippon.com 配信より
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900407/


遠藤周作の『狐狸庵先生』や北杜夫の『どくとるマンボウ』など、かつては著名作家のエッセイが嬉々として読まれた時代があった。いま、もっとも人気を博しているのが伊集院静であろう。本書は、著者の人生における有名無名、出会った人々との交遊録を綴ったものだが、そこには多くの学びがあった。

人はさまざまな人と出会い、そして別れを繰り返して、現在へと至っている。
そんな中に、自分を現在の自分へと導いた人との出会いが、必ず、何回か含まれている。

と著者は書く。通信簿オール1だった小学生が、長じて故郷から東京に出て、いかにして作家という職業につくことになったのか。本書は、来し方を自ら振り返った内容であるのとともに、導いてくれたそれぞれの「先生」についてユーモア溢れる筆致で描かれており、著者の人間観察としてもまた興味深い。

ビートたけし、高倉健、騎手の武豊、野球の松井秀喜などとの交友を綴った章は、著者のファンならずとも、そこだけでも立ち読みしてみたくなるだろう。

著者は、武豊に仲人を頼まれた。普段なら絶対に引き受けないので「君の仲人をしたら、馬券が買えなくなるじゃないか」そんな断り方をしたが、「いいじゃないですか。楽になりますよ」と笑って言われ、結局、やることにした。

自分より若い男に、遊び方を、生き方を、こんなに鮮やかに教わることがあるなんて、思いもしなかった。

と、著者は書いている。それはどういうことだったか。

松井がヤンキースの現役時代、ニューヨークで著者は彼の運転でレストランに出掛けた。おりしも、ハロウィンの当日で、道路は仮装した人々で埋め尽くされていた。松井は言った。「この辺りの人は、おかしな恰好をしているんですね。なぜでしょうか」「君……、知らないのか?」「ハロウィンだよ」「何ですか、それ」
松井のある機転で、この雑踏を車はなんなく切り抜けた。ヤンキースのスター選手の威光はすごい!著者は彼についてこう書いている。

発光している。静かで、控えめで、それでいて眩しい、独特の光り方で。

著者を創った「父の言葉」「母の言葉」
それよりはるか昔、「『故郷』の先生」の章から本エッセイは始まるのだが、小学校1年生の著者に、

「スケッチに行こう」
夏休みが終わったある日、オール1の私に先生はそう声をかけてくれた。

それがきっかけとなって著者の才能は見る間に開花していく。中学、高校と、故郷の「先生」たちとのふれあいは、心温まるエピソードに満ち溢れている。

大学から広告代理店に就職。入社にまつわる逸話は捧腹絶倒だが、超ワンマン社長からは礼儀作法や働き方のすべてを学んだ。そしてこう書く。

愛すべき理不尽からこそ、人は多くを学ぶ。

作詞家「伊達歩」として、近藤正彦の『ギンギラギンにさりげなく』などヒット曲を手掛けていた時代、作詞家への道筋をつけてくれたディレクターにこう言われた。

「ひと晩に十曲は書いてください。阿久悠さんは平気で書きます」

作家としてやっていける自信がなかった著者に、純文学作家・色川武大にして、無頼派作家・阿佐田哲也でもある「いねむり先生」はこう諭した。

「相撲の申し合いみたいに稽古をすればいい」

私がもっとも感銘を受けたのは、最後におさめられた「父の言葉」「母の言葉」である。言葉とともに語られる挿話が泣かせる。少しだけ抜粋すれば、

「チンピラみたいなことをするんじゃない。バカモノ」
「いいか、金で揺さぶられるな。金がないからといって誰かに揺さぶられるような人間になるな」
「それがお前を育てた故郷や親に対して言う言葉か。少し偉くなったかと思って調子に乗るな」

「あなたが考えているより、他の人は汗水流して働いている。それが世の中というものですよ」
「決して人を羨んだり、人を恨んではいけません。そういうことをしていたら、哀しみの沼に沈みますよ」

本書には、28編がおさめられているが、読み終えたとき、あなたもきっと、自分を導いてくれた人に感謝をこめて、思いをはせることになるだろう。そういうエッセイだ。

集英社
発行日:2021年4月10日
B6版変形:312ページ
価格:1650円(税込み)
ISBN:978-4-08-771793-8
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伊集院静『タダキ君、勉強してる? 』を阿川佐和子さんが読む。「我が師の師」(レビュー)

5/4(水) 11:00 Book Bang 配信より

伊集院静『タダキ君、勉強してる? 』を阿川佐和子さんが読む。「我が師の師」(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース 配信より
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d6c78787579fc6cd146e547d04fb8129b2e4a6

Book Bang

我が師の師

タダキ君、勉強してる?

 おもしろい。かつてこれほど読み飽きない履歴書があっただろうか。自らの来し方を、師とあおいだ人々との思い出に託して語るという企みのなんと魅力的なこと。  

本書は著者、伊集院静氏の故郷山口での腕白少年時代に始まって、歳を重ねるにつれ訪れた地、過ごした場所において運命的に出会い、人生の珠玉を得た人々との交流記である。  

なぜ伊集院さんの言葉が多くの読者の胸に突き刺さるのか。なぜ氏が記した『大人の流儀』(他社の刊行ですが)が多くの人の手に取られるのか。本書を拝読して合点がいった。  

それにしても伊集院さんの脳みそに保存されているエピソードの豊かさには敬服する。

私にも、親を始め先輩諸氏から与えられた大事な教えがたくさんあるはずだ。

が、根がボーッとしているせいか、その瞬間は「大事」と思っても、まもなく忘れてしまう。

そう、伊集院さんは、「これは肝心」と直感した言葉の前では決してボーッとしない。

どんなに酔っ払っていても永久に保存する。

一度師と決めたら、たとえその人が世間で非難されるようなことがあっても、世の風潮に流されて評価を違えることはない。

「いや、私はお世話になったから」  

伊集院さんの心棒の頑強さは並みではない。その人のためならば、どれほど原稿の締切を抱えていても東奔西走して救い、なぐさめ、闘う方なのだ。  

伊集院さんは武士である。ときに酒に溺れ、あちこちに携帯を置き忘れ、身体を壊すこともある。しかし武士たる矜恃(きようじ)を捨て去ることはない。  

だいぶ昔、伊集院さんが珍しく泥酔し、気づいたら銀座の路上に横たわっていたことがあったという。

警察官が通りかかり、「もしもし、大丈夫ですか?」と声をかけた。目覚めた伊集院さんはゆっくり身体を起こしながら答えたそうだ。

「大丈夫だ。それより君たちは大丈夫か?」  

どんなにヨレヨレになろうとも相手を思いやり、その人の後ろにいる家族の存在に思いを馳せる。

私はこの話が好きだ。今、父亡きあと、伊集院さんの鋭いまなざしを感じるたびに背筋が伸びる。

伊集院さんは私の師である。

阿川佐和子 あがわ・さわこ

●エッセイスト、小説家 [レビュアー]

阿川佐和子(エッセイスト、小説家)

青春と読書 2022年5月号 掲載

集英社

最終更新:5/4(水) 11:00

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開館20周年記念事業 島根県 津和野町 森鴎外記念館 鴎外忌講演会

・演題  開館20周年記念事業 鴎外忌講演会

     「母と子の絆 女優 伊澤蘭奢 と 作家 伊藤佐喜雄」

・講師  高橋一清氏 ( 松江観光協会観光文化プロデューサー・元「別冊文藝春秋」 編集長 )

・日時  平成27年7月11日(土)  14:00〜

・場所  森鴎外記念館  ( 津和野町 ) 2階 会議室

平成27年7月11日 開館20周年記念事業 島根県 津和野町 森鴎外記念館 鴎外忌講演会 その終了後 16:20 過ぎ、森鴎外記念館にて 高橋一清氏と私は、面談し、夏樹静子氏による 女優X 伊澤蘭奢の生涯 の執筆に関し、 松江観光協会観光文化プロデューサー・元「別冊 文藝春秋」 編集長 高橋一清氏へ、私は、質問を入れた。

高橋一清氏から、私が、聞くところによると 夏樹静子氏による 女優X 伊澤蘭奢の生涯 の執筆に関し、夏樹静子氏が、その原稿を書くにあたって、その題材は、高橋一清氏により提供されたということであったが、 女優X 伊澤蘭奢の生涯 については、御結婚の年にあたる1993年 、平成5年4月15日、文藝春秋社より発刊されている、よって、1989年、平成元年 以降、その作品についての具体的な構想がねられていることになる。夏樹静子氏 代表作 Wの悲劇 については、光文社より、1982年、昭和60年2月5日、発売されている。松本清張氏 没年 等との符合関係も、見えてくる。
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「ふだんざくらおほしまざくらも咲きそめて光あまねきけふのみそのふ」
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平成30年1月19日、私の恩師、山中鉄三先生は、早稲田大学 文学部 窪田空穂教授より和歌と短歌の指導も受けられた。窪田空穂先生による往事における和歌、短歌の文学指導内容、恩師 山中鉄三先生より私は、山口高等学校 学生時代に、それを拝聴している。よって、私は、窪田空穂先生の孫弟子となる。

平成30年1月19日、慶應義塾大学を卒業後、私が、当時の三田文学の現況を徳山大学 山中鉄三先生の研究室に説明にあがったおりに、山中鉄三先生より私へ、三島由紀夫 「潮騒」、川端康成 「伊豆の踊子」を読みなさいと薦められた往時を想い出しながら、山口県立山口高等学校 時代 同窓生からの電話が入り私は、その対応をした。

平成30年1月18日、山口県 山口市教育委員会 文化財保護課 主幹と私は、対談、その後、山口市 市民相談室 職員と私は、対談と説明もした。

同日、中山間地域 における 薬用作物 栽培について、山口県立山口高等学校 時代 同窓生と対談、山口県立山口高等学校 私の同窓生は、その長女を女医にしているという経緯と経歴もあるため、 経緯と経歴による、助言も得ることができた。

平成29年9月20日、山口県 総合企画部 中山間地域づくり推進課 地域づくり班 田辺賢清 主任主事と対談。
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伊藤佐喜雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』配信より

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伊藤 佐喜雄(いとう さきお、1910年8月3日 - 1971年10月17日)は、日本の作家。

目次
1略歴
2著書
3再話
4脚注
略歴[編集]
島根県津和野生まれ。女優の伊沢蘭奢の子。漢方胃腸薬「一等丸」で知られる、島根県津和野の薬屋「伊藤博石堂」の長男として生まれる。

大阪高等学校中退。在学中に文芸評論家の保田與重郎を知り師事、『日本浪曼派』、『コギト』の同人となる。

1936年第二回「芥川賞」に「面影」と「花の宴」の2作が候補となる。1943年「花の鼓笛」で第8回池谷信三郎賞を受賞。

戦後は少女小説や、偕成社の児童向け名作文庫の再話、偉人伝などを執筆した。

著書[編集]
『花の宴』(ぐろりあ・そさえて) 1939
のち角川文庫 1955
『美しき名を呼ぶ』(天理時報社、伊藤佐喜雄小説集) 1942
『春の鼓笛』(鬼沢書店) 1942
『不知火日記』(富士書店、文藝世紀叢書) 1942
『北条時宗』(淡海堂出版、日本少年歴史文学選) 1943
『生ける験あり』(鬼沢書店) 1943
『森鷗外』(大日本雄弁会講談社) 1944
『藤娘』(富国出版社) 1947
『蘇生』(南風書房) 1948
『藤村』(惇信堂、新選詩人叢書) 1948
『涙のアルバム』(偕成社) 1949
『姉妹星』(偕成社) 1949
『乙女航路』(偕成社) 1950
『たそがれの聖歌』(偕成社) 1950
『友よ誓わん』(偕成社) 1950
『島崎藤村 情熱の文豪』(偕成社、偉人物語文庫) 1951
『森鴎外 明治文化の先駆』(偕成社、偉人物語文庫) 1951
『与謝野晶子 歌壇の明星』(偕成社、偉人物語文庫) 1952
『岡倉天心 東洋の先覚者』(偕成社、偉人物語文庫) 1953
『北原白秋 童心の詩人』(偕成社、偉人物語文庫) 1955
『アンデルセン 世界中で愛されている童話の王さま』(偕成社、児童伝記全集) 1957
(中略)

『アルプスの少女』(ヨハンナ・スピリ、偕成社、世界少女名作全集) 1961
『若きウェルテルの悩み・ファウスト』(ゲーテ、偕成社、少女世界文学全集) 1963
『まぼろしの女』(ウィリアム・アイリッシュ、金の星社、少女世界推理名作選集) 1964
『罪と罰』(ドストエフスキイ、中村白葉共訳、金の星社、ジュニア版世界の文学) 1966
『戦争と平和』(トルストイ、中村白葉共訳、金の星社、ジュニア版世界の文学) 1967
『女の一生』(モーパッサン、偕成社、少女世界文学全集) 1968
『小公子』(バーネット、金の星社、こども世界の名作) 1972
(中略)

日本の小説家
島根県出身の人物
1910年生
1971年没
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