昨日はロサンゼルスに本拠地を置く小さい歌劇団Pacific Opera Project (POP)による、Gilbert & Sullivanのオペレッタ The Mikadoを見に行きました。
Gilbert & Sullivanによるこの喜歌劇、舞台はTitipu (埼玉県の秩父?)という日本の町なんですが、実は当時のイギリスの政治や社会を風刺した物です。
とはいえ日本では菊タブーのせいか、天皇が笑いの対象となる「ザ・ミカド」を見る機会はなかなかなく、超有名な作品の割に、生で見るのは今回が初めてでした。
会場となったThe Highlabnd Park Ebell Clubはキャバレースタイルの舞台付きの会場(もともとは女性のためのクラブだったそうです)でした。
舞台は派手な日の出をイメージした照明がドンと据えられて、なかなかの迫力。
小編成のオーケストラは舞台の後ろに位置していて、客席からも見えます。
演出は現代的な物で、特に若い女性陣が、日本のアニメのコスプレをしている感じが良く出ていました。
変わっていたのはPish-Tushが結合双生児(いわゆるシャム双生児)PishとTushの二人の設定だったことです。
歌手は女性陣が総じて優れていて、特にYum-Yum役のJanet Toddは美しいリリコでした。
キャストのほとんどは白人でしたが帝の息子のNanki-Pooが名前からすると韓国系アメリカ人の歌手が歌っていました。演技も踊りもなかなかでしたが、声としては完全にYum-Yumに貫禄負けしていました。
他のキャストも頑張っていて、とてもおもしろかったです。
アメリカの一部では白人が東アジア人をコミカルに演じる事に対して、cultural appropriation(文化的盗用), yellowfaceとして人種差別的だと反対する声もありますが、The Mikadoに関しては、まじで、これ、日本じゃないのは明らかなので、そんなに向きにならなくても良いのかな、というのが正直な感想です。
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