もし「面会拒否」が真に母の意思なのだとしたら、
なぜ母はそんなことを言い出したのだろうと考えてみた。
1.「面会拒否」の意味を今ちょっと会いたくないくらいに軽く考えている
母は非常に物知りで、年齢にしては頭の回転が速い方だと思うが、
リケジョなので得意なのはやはり理数系の話し。
「面会拒否」が死んでも会わないと言う意味だとは知らない可能性が高い。
2.痛みと痛み止めの薬の影響、入院という環境の激変で認知症気味になっている
母に正常な判断力があれば例え靴べらの件を怒って会いたくないと思っていても、
「面会拒否」などというリスキーなシステムには頼らず、
母が許すまでは面会に来ませんという念書をわたしに書かせるだろう。
それなのに、敢えて普段は絶対に選びそうもないリスキーな方法を選んだとしたら、
それは正常な判断力が低下していることを意味するのではないか。
3.真にわたしと死ぬまで会いたくないと思っている
母は暴力をふるう人を絶対に許さない。
何度かちらっと書いたが亡父は手が早い人で、わたしは何度も取っ組み合いの喧嘩をした。
しかし、わたしの知る限り父は決して母には手をあげなかった。
実は新婚当時カッとなって1回手をあげてしまったら、
母が怒って即離婚すると緑の紙を置いて家を出ていき、
許して貰うまでに半年以上かかったのが身にしみていたからだったらしい。
父がそうなのだから、わたしも同じ境遇になったのかも?
ただ、父は自発的に

をふるう人だったが、
わたしは手にした靴べらが偶然あたっただけで故意ではないのだが……。
わたしと母はよく旅行に行ったり、食事をしたりと表面上は上手くやっている。
しかし、根本的にわたしと母は趣味が合わないところがある。
洋服の趣味、食べ物の趣味etc.
でもまあ今までは互いに歩み寄って暮らしてきたが、
実は母には医師に2週間以内の生存率が25%と宣告された時、
「真に死が間近なら、貴女とは趣味が合わないので残りの人生は一緒に行動しない」
と言われた過去がある。まあその時の病は克服したんだけれどね。
あの発言は動転していたからではなく、やはり本気だったのだろうか
とにかく早めに母の真意を確かめないといけない。
高齢者支援室の担当者に聞いて貰うのが本来の道筋なのは分かっているが、
自治体の福祉課は忙しく たいら家の母娘にだけ構っているわけにはいかないから、
どうしても時間がかかってしまう。
と言う訳で、本来の道筋で母の意見を聞いて貰うのと並行して、
母に直接尋ねる方法はないかと考えてみた。
17日(木)の夜にもまた入院費関連のことで病院を訪ねたが、
その時に応対してくれたT病院の事務長代理に郵便なら届けられると教えられていた。
でも、部屋番号を書かないとなかなか届かないかもとも言われたので、
18日(金)の夜、ダメ元で病院に手紙を持参してみることにした。
すると、運良く手紙を母に渡して貰えたので、
明けて19日(土)もひき続き手紙を書いて病院へ持って行き、
差入れの雑誌と共に事務のお兄さんに渡して帰ろうとしたら、
ケースワーカーの女性が出てきて、
信書は開封し中身を確かめてからでなくては渡せないと言う。
17日に会った事務長代理も出てきて、
信書を開封するという規則はないと間違いは認められたが、
今後は何を持ってきても絶対に取り次がないので来ても無駄だと言われた。
わたしが来ると、その度に担当看護師や事務方が対応しなくてはならず、
仕事に差し障りがあるからだという。
それはまあ分からないではないが、
気晴らしの雑誌のみ受付に預けておくというのもダメなのかと聞いたら、
それもダメだと言われ驚いた。
刑務所だって、雑誌くらい差入れできるぞ。
前述の応えが2だった場合、
母の脳の活性化のためにも本や雑誌を差し入れたいのだが……。
とにかく「面会拒否」はお母さんと高齢者支援室が決めたことで、
病院は関係ないので文句があるなら高齢者支援室の担当に言うよう言われ、
以後、わたしは全く病院に出向けなくなってしまった
本当のことを言うと、近くまでは3度ほど行ったんだけれどね。
敷地の外から病院を眺め、母が病室の窓から顔でも出さないかなと探した。
腰椎の圧迫骨折で歩けない人は窓から外なんて見られないのは分かってはいるが。
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