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2019年01月02日14:00

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『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』

原作未読。予備知識ナシ。原作はラノベらしい。
前期、2018年秋クールで一番よかったのがコレ。
「おもしろい」と評すべきか、「すき」と評すべきかは迷うところだが、いずれにしろ録画を「消化」していたのではなく、楽しみにしていた作品なのは間違いない。

周囲と話すと観ていない人も多く、どんな話かよく訊かれる。
化物語 + やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。+ サクラダリセット ÷ 4
÷4 これは誤字ではないw 

ヒロインの抱える問題に主人公が関わり、解決したり解消したりしていく。
それぞれの問題は、化物語では「怪異」という形で噴出したが、当作では「思春期症候群」という不思議現象。ある意味怪異に近い。
化物語の「怪異」もそうであったが、問題の本質は本人の心にこそある。怪異も症候群もそれに呼ばれた結果に過ぎない。

「思春期症候群」の不思議現象を具体的に挙げると、
・他人に認識されるなくなる(姿も、声も届かない)
・時間ループ
・入れ替わり などなど、他にもあるヨ

どれもどこかで見たことあるような気がするが、そこは気にしてはいけないw
既存ラノベの寄せ集めだの、○○のバクリだの、いろいろ言う人もいるが、じゃあ何者にも類似しないラノベ挙げてみろと反論したい。

以前も書いて、何度目かの重複になるが、
これだけ作品が生み出されたあとで、どこにも似ない完全オリジナルなど不可能だ。
どんなネタも手塚治虫が一通り書き尽くした、という人さえいる。
いまできることは、組み合わせと配色を変えるくらいなのだと。

もし仮に、どこを切り取っても他に類似しない、完璧な新機軸が生まれたとする。
でもそれは、おそらく我々には理解できないはずだ。

そもそも人間の想像力の射程距離は思っているより短く、たぶん5cmくらいしかない。
誰かが5センチ跳んでみせて、それが皆に浸透したあとに、そこからさらに5センチ跳ぶ誰が出てくる。所詮オリジナル部分なんて5cm未満なのだ。
創作だけでなく、全ては、昨日までの積み重ねのうえに成り立っている。

ラノベに限らず、現代小説をいくつか選んで、平安時代に跳び、書を嗜める当代の貴人たちに読ませたところを想像してみるといい。おもしろさどころか、意味すら伝わらないだろう。

何かに似ているかどうかが問題じゃない、おもしろいかどうかが問題なんだ。
おっと話がそれすぎたw 閑話休題。

ヒロインの問題を解決して回るといえば、まず思い浮かぶのがその道の第一人者、上条さん。
だけど、この作品ではあれほどフラグは乱立しないw
観るとわかるが、そのあたりも化物語に寄っている。

問題に対してどう対処していくか、そのあたりも楽しみだったし、作画もよく各ヒロインもきれいに描かれていた。
が、主人公のキャラが弱いというか、淡白というか、そこが玉にキズ。
このあたり、悪い意味でサクラダリセットに似ている。中の人も同じなんだよなあw

化物語の阿良々木くん、俺ガイルの比企谷に比べると、キャラ力(オーラ力のような何かw)が足りないんだよなー。
そこがどうにかなっていれば、もっとグッとくる作品になっていたはずだ。すごく惜しい。
先に3作品を挙げて4で割った理由は、この点にある。主人公は大事。

だが後半になると、主人公自身も問題を抱え「思春期症候群」を発露していることが示唆される。表層は淡白でも内面もそうとは限らないことが明らかになってくるが、このあたりもっと前に出して欲しかったと思う。
でもこれを分かった上で二週目を見たら、また印象が変わるかもしれない。

化物語、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている、京アニ版Kanon、
このあたり嫌いじゃない人は、もし未見ならチェックしてみるべき。

なお、「バニーガール先輩の夢を見ない」は最初のエピソードの副題というべきもので、それ以降のエピソードには関係しない。化物語で例えるなら「ひたぎクラブ」がシリーズタイトルになったようなものだ。が、タイトルが「青春ブタ野郎」だけじゃなあ…、タイトル付けってムズカシイネw

今年、劇場版が公開されるらしい。
これは観に行くつもりでいる。

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
公式イントロ
https://ao-buta.com/introduction/
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