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2017年11月18日11:19

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プミポン国王葬儀

10月26日(木)

 ホテルからは毎朝、バンサパンの市街地へシャトルバスがある。
 
 と、部屋の説明書には書いてあって、前日までに予約が必要とのこと。
 薬局に行く、というミッションがあるので前日に予約しておいた。
 用意されているバス、というのが荷台を座席に改良した車。日本では決して使えない方法で、こんな車にお客載せて走ったら刑務所に入れられても文句は言えない。タイではこのタイプの車をソンテウあるいはソンテオ、ソンティオなどと言う。
 狭い荷台に10人ほどが乗り込む。
 みんな滞在が長いので、日焼け止めとか追加補充が必要な人の様子。
 車で走ること十数分、バンサパンの町に着く。
 ただ、窓とかない感じで外の風がそのまま吹き込んでくる。道の埃が舞い上がって、それが目に入って痛い。車の運転中に窓開けて走る、というのとはちょっと違う。乗客として乗るにしても、ゴーグルとかあった方が良いレベル。目を半分つぶって乗っていくことにした。

 セブンイレブンの角に着いたのだが探したいのは薬局。とりあえず肉まん屋の方向に歩いてみることにしたが、セブンイレブンの二軒隣りが薬局だった。あっさり薬局が見つかる。
 マッサージ婆にもらった薬の「箱」を見せるとカウンターから簡単に薬が出てきた。難しい薬ではない様子。値段を聞いてみる。店員が電卓に35と打ち込む。

 驚いた!

 マッサージ婆秘伝の薬、さぞかし高かろう、と信じていたので300バーツ以上はするのではと想像していたからである。35バーツって、、、(120円ぐらい)
 思いっきり安い大衆薬でした。
 後で調べて分かることなんだがこの薬 Anteigan クリームは単なる抗ヒスタミン剤。タイでは良く使われれていて多くの人は虫刺されなんかに塗る。抗ヒスタミン剤なのでかゆみには圧倒的な作用を示す。タイに旅行する人は恐らくほとんどが最初にバンコクに行くはずだから、バンコクの薬局で1本買っておくと良いもの。ちなみに後日バンコクで買ったら25バーツでした。

 買い物の時間は1時間ほど与えられているのだが、たった5分ほどでミッションが終了したので、町の中心にある仏教寺院を訪れてみる。タイ滞在中に一度は寺院に行ってみる、というのはひとつ目標だったのだが、今回の旅では寺院の近くに宿泊していないのでそのチャンスはない、と思っていたが、偶然巡ってきた。通りを歩くと、出店の人が「無料」だと言って飲み物くれようとするのだが、タダより高いものはない。もらわず進む。肉まん屋は店を閉めていた。
 歩いているうちに分かったのだが、黒い服を着ている人たちが同じように仏教寺院の方に向かっている。
 寺院の前まで来るとすごい人だかりになっている。ご飯もって歩いている人も多いのだが、入り口では一列に並んで一応ボディーチェックを受けている。当然だが軍が出ている。良く分からないがお祭りだと思う、木曜なのにである。
 さすがにそんな中で寺院に入るのはちょっと気が引けるので、周りをぐるっと回ることにした。途中で10分ほど雨が降った。お祭りなので、飲み物は無料なのだろう、店の前を通るたびに飲み物を進められる。反時計回りに一周するルートで歩くと市役所や軍施設の前を通って鉄道のバンサパン駅そして最初に到着したバス停の前を通り、元居た場所に戻ってくる、ほぼ一周した時につい手合わせで無料のドリンクをもらってしまった。
フォト
写真はバス停近くの睡蓮鉢に咲いていた睡蓮の花 年中熱帯なので、睡蓮とか良く育つらしい?
 仕方ないので、そのドリンクを飲むことにする。甘い。あんずのジュースだった。
 ほどなく待って、シャトルバス(ソンテウ)でホテルに戻る。帰りのバスでジュース飲んでいるのは私だけだった。皆さんタダでもそんなものをもらわないのか、もらったら即行飲んじゃうのか?

 ホテルに戻るとお昼なので、昼食をホテルのレストランで食べることにする。いつもは朝食の会場になっている場所、入り口にメニューが置かれている。

 全部フランス語、、、、、、トホホ。

 フランス語で書かれていてもまったく分からない訳ではないが、英語の10倍ぐらい読むのに時間が掛かる。メニュー読んでいると日が暮れる勢いである。(なぜならすべてのメニューの数は200ぐらいはあるから)
 のんびりメニューを見ていると店員が、

 「英語のメニューいる?」と

 おいおい、見え張らずに両方置いといてよ、頼むわぁ、、、

 フランス語圏では、とにかくフランス語第一なのは常識だが、英語よりフランス語の方が格式が高い(とヨーロッパでも標準的な考え方)ので致し方なしか。
 ちなみにスペインなら当たり前だがメニューはスペイン語で書かれている、フランス語など使わない。がロンドンだとフランス語なのである。英語の方が分かり易い、英語で書いておけよ、とは誰も言わないのだろうか? フランス語分からなくて注文できないのはフランス語が分からないやつが悪いとか思うのだろうか、良くはわからん。


 今度はホテルの料理なのだが、昨日食べておいしかった、トム・カー・ガイとケーン・マッサマンを注文する。ホテル前のお店と食べ比べ。
 店長が飲み物は? と聞いてくるので、マンゴージュースを頼んだ。
 出てきたのはマンゴージェラートだった。この時飲んだジェラート1杯100バーツ。かなりの高価なジェラートだが、それだけの価値のある飲みごたえのあるものだった。物価の安いタイでは、思いつくままジャンジャン注文してもチェックの時に驚くような値段になっていたりはしない。いつも予想より安い感じで、勿論日本でならありえないような値段にしかならない。100バーツって380円ぐらいだから、、、、、

 あたりまえだが、このレストランで昼からタイ料理を食べているお客は他にはいない。何となくそういう意味でも大事にされている客のような印象があった。そして、カレーにパイナップルだけでなくぶどうが入っていたのは驚きだったが、フルーツがおかずになるこの国にはとにかく感服。いい国です。ずっとここに住んでみたいと思う。

 散々食べて、部屋に戻って休む。
 一休みしたら、ホテル前のマッサージ屋に行ってみようと思った。
 行ってみました。
  

 お休みでした。



 そう、今日はお祭りで、みんな寺院に集まっているのです。マッサージ屋が営業しているはずもありません。
 ビーチでのんびり過ごすことにする。
 夕方になって、若い二人組の少女(当然だが黒い服を着ている)が原付ノーヘルニケツでビーチを訪れる。彼女らは海岸でお互いの写真を撮り始めた。そのうち一人が海に足を付ける。
 足だけかと思っていたら、ジャンジャン水の中に入っていき、黒い衣装のまま水浴び三昧、二人ともビショビショになってはしゃいでいる。お祭りの後、はっちゃけているようである。その後にも、子連れではっちゃけているママ友が来たりした。
 こうやってお祭りの一日は過ぎて行った。

 昼、散々食べたので、夜はスナックとビールで済ませる。おやすみなさい。


 お祭り、だと思っていたのは大きな勘違いでした。帰国後、この前日から前プミポン国王の葬儀が行われていたことを知った。みんな喪服を着て寺院に集まっていたのだった。寺院の警備を軍が行っているのも当たり前だった。無理に入ろうとしなくて正解だった。また、遠目にもそうした街の人たちの様子がうかがえたことや、飲み物を無料で配っていた人たちのことを知ったのは幸いだと思う。
 善意で飲み物を配っていた人たちに、「タダより高いものはない」とか言ってしまった自分には反省の余地はある。もう少しタイ語は勉強していくべきだった、そうすればバンコクに着いた日から流れていたニュースの意味はもっと理解できたろう。また国葬が行われていて日本からも秋篠宮が参列している。これは事前に調査できる事だっただけに下調べが十分ではなかった。

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■プミポン・タイ国王の葬儀で見た「影響力と人気」
(HARBOR BUSINESS Online - 10月31日 16:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=219&from=diary&id=4838692

 タイ国民に深く敬愛されたプミポン国王が2016年10月13日に崩御してから一年。タイ国内では10月25〜29日の5日間にかけて、国葬の儀式が執り行われた。

 国王の火葬式である本葬儀の26日は朝から儀式が続き、この模様は国内テレビ局各局でも生中継された。

◆900の主要寺院で、1700万人もの人々がプミポン国王を追悼

 王宮広場に造営された火葬の儀のための施設「プラ・メルマーツ」周辺にはタイ国内外より約20万人が詰めかけたほか、国内に存在する約900の主要寺院においても一般参列による献花が行われ、一年の喪に服したタイ国民たちや世界中から訪れた約1700万人もの人々が、プミポン国王を追悼した。

 そんな中、記者が献花に訪れたのはドンムアン空港よりほど近い「ワット・プラ・シー・マハタート」というバンコク市内でも有数の寺院だ。火葬式をテレビ中継で見終えた後に出向いたのだが、すでに寺院の外にまで行列ができるほどの喪服のタイ国民であふれかえっていて、プミポン国王の絶大なる影響力と人気をうかがわせた。

 献花台が設けてある祭壇にたどり着くまでにはまず整理券をもらい、グループ分けされた列に並んで待機する必要がある。同寺院には約3万人を超える参列者が訪れていたのだが、ボランティアたちの取りさばきにより特に大きな混乱は見られず列は配備され、参列者たちは静かに献花の時を待った。

 途中、僧侶の読経などの儀式のため2時間ほど献花は中断したが、待機中にはボランティアたちが冷たい水やおしぼり、タイラーメンやお菓子などを配布していた。これらは「王様からのおぼしめし」という名目上で、すべて無料で提供されたものである。

◆献花台にたどり着くまでに4時間超!

 献花が再開し始めたころには日もどっぷり暮れ、少しずつではあるが列も動き出した模様。乾季にさしかかり多少涼しさはあるものの、喪服を着ているとさすがに暑い。献花台にたどり着くまでには列に並び始めてから実に4時間を超えていた。

 献花台には国王の肖像画とともに大きな祭壇が設けられており、「ドクマイ・ジャン」と呼ばれる装花をたむける。祭壇の前に立つと、係員が「気をつけ! 花を置け! 礼! 」とまるで軍隊のごとく号令をかける。花をたむけたら即退場しろ、とのことで情緒にひたる時間もなかったのが残念だった。

◆参列者には日本人の姿も

 寺院に集まった参列者はそのほとんどが地元のタイ人だったが、どこからか日本語も聞こえてきた。どうやら日本人の参列者も少なからずいるようだ。そこで、献花を終えた日本人参列者の方に話を聞いてみた。

●バンコク在住10年・Yさん
「リタイアしてバンコクに移住した当時からプミポン国王は当たり前のように身近な存在だったので、崩御のニュースはとても大きな衝撃でした。本当は王宮に行きたかったのですが、テレビ中継を見てあまりの人の多さに驚き、近隣のこちらの寺院に来ました。多くの参列者が訪れているのにもかかわらず、みなさん順番をきちんと守って静かに整列している姿を見て、国王の偉大さを感じました」

●旅行客・Sさん
「こちらの寺院には、バンコクに住んでいる友人に連れて来てもらいました。初めてのタイ旅行の時、街のあちこちに王様の肖像画が飾られているのを目にして、ここまで国民から愛される存在の王様はほかにいないだろうと感じていました。今回は国葬に立ち会えたことに胸がいっぱいです」

◆誰からも愛されたプミポン国王。これからのタイは……

 崩御するまで実に70年という、世界でも最長の在位期間を誇ったプミポン国王。ほとんどの国民は、生まれた時からすでにプミポン国王が君主であり、それが当たり前の生活だった。崩御の瞬間は誰もが戸惑い、混乱したことだろう。

 5日間の国葬を終え、君主はワチラロンコン国王へと変わる。タイの未来はこれからどのように変わっていくのだろうか。

<取材・文・撮影/櫻井れき>
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