■引きずり事故過去にも=ベビーカー、09年に基準改正―JRや私鉄も対策
(時事通信社 - 04月06日 08:01)
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何も「昔はよかった。今時の云々…」と言うつもりはない。しかし最近は何事につけ余裕というか大らかさが失われているような気がする。
本件は第1義的には何故非常停止の警報があったにも関わらず電車は停まらなかったのか?
直接的には乗務員の人為的ミスではあるがでは何故彼女がそんな誤判断をしでかしたのか?
聴けば研修期間を終えて1人立ちしたばかりの新人だった由。長年経験して数多の場数を踏んだベテラン並の技量を求めるのは酷ではあろうが、そこはProfessionalとしての対応が欲しかったのは偽らざるところだ。とはいえ、ベテランでも迷うことはあるしそもそも生身の人間である以上No-mistakeは有得ない。大なり小なり間違う時はある。ましていきなり未経験の突発事態であるから、動転したとしても一概に責められまい。
非常通報で即停車を躊躇わせたものは何だったのか?ダイヤ厳守?確かに首都圏重通勤線区で列車密度も高い同線では1分でも狂えば大きな影響をもたらす。若しかしたらダイヤ順守に捉われ過ぎていたのだろうか?
見通しはどうだったのだろう?この手の路線では一般に車掌は発車時に後方監視を行う。大概は身を乗り出し前方を目視、触車事故などないか?或は車輛・列車自体不自然な動きをしていないか?動力者乗務員(運転士)の視界に入らない部分の安全確認を行うものだがその際引きずられているベビーカーは見えたのか?列車左側にホームがあり軌道が右カーブだと前方視界は極めて悪い。10両編成の6両目ということは、車掌の位置からは80〜100メートル先だ。カーブなら死角に入る。
たとえ真っ直ぐであってもホームが混んでいたら見えないことも有り得る。非常通報があったこと自体は認識できても何故非常通報があったのか?次の駅で確認すれば良いと思い込ませてしまったのは何が原因か?
さて、では当該列車のもう一人の乗務員はどうしていたのだろう?非常通報は運転席には知らされないのだろうか?車掌以上に列車を緊急停止させるに十分な知識と技量があり最もその操作をし易い位置にいた運転士は何故停止手配を取らなかったのか?
仮に同社の規定で運転士は車掌の通報があるまで停止手配を行ってはならないとでもなっているならともかく、それでもやはりここは停止手配は取って欲しかった。
鉄道会社側の対応が良くなかったのは確かだがしかしでは乗客側に非はないのか?勿論悪意もまして鉄道の運行を妨害する意図も無かったであろうが、ベビーカーで電車に乗る時はドアに挟まれる危険性があることを十分認識してより細心の注意を払ってほしかった…とは言っても悪くはあるまい。元より本件ではベビーカーを押していた父親に重大な過失があるとは思えないしまして当事者を責める意図はないが、たとえ公共空間や公共交通機関を利用する際であってもそこに100%の安全が確保されているわけではなく、係員や従業者の細心の注意をもってしても避けきれないリスクは有り得ると常に留意し最終的には自分で安全管理を行うことは必要である。そこに僅か乍ら油断が隙があったとも言えよう。
ベビーカーが引きずられたのは不幸だが今回はたまたまそこに子供は乗っておらずまた押していた父親も即座に手を離したことでベビーカーは壊れたものの人命への被害が皆無だったのは幸いだった。然し若しも子供が乗ったままだったり、父親も一緒に引きずられていたりしたら…?阿鼻叫喚の地獄絵図になっていたかと思うと背筋が凍る。絶対にそんな事あってはならない。
あと、ベビーカーを作る各社にもお願いしたいのは、こういう事故事例がある以上、各部のFrameや軸などを太くしてこういう場合明らかに挟まったと感知出来るような仕様にしていただくこと。金属製の軸やパイプを太くしては重量が嵩み殊に女性ユーザーには厳しくなるなら、芯の部分は金属製でも周りに発泡ウレタンなどを巻いてしまうのも手ではなかろうか?これは車椅子などにも対応を期待したい。
本件は奇跡的に死傷者は出なかったが、一歩間違えたら最悪の事態も有り得るAccidentだ。鉄道事業者各位には是非本件を他山の石として、特に新人教育研修に活かしていただきたい。場合によっては実地訓練を研修プログラムに入れる手もあろう。
車掌弁は迷わず引け!たとえ間違っていても、始末書を退出することになっても、事故が起きたりまして死傷者が出たりするよりは遥かに良い(否、仮にそれが間違いであったとしても車掌弁を引いたことは懲戒の対象にしないのが良かろう)。と言った風に若手にも伝えて行って欲しい。
そして鉄道を利用する我々も、些細なことで一々文句を言わないって対応も大事だね。数分程度の遅れは許容誤差として余裕を持った行動を取るべきだ。
また、たとえ大きな事故や輸送障害が発生してもその原因が自然災害や踏切事故や沿線火災や飛び込み自殺等々の「貰い事故」の場合は駅頭で鉄道会社を責めるのはよそうよ。この手の事故では鉄道会社も被害者なのだから。
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