地球は太陽系によって生れ、太陽系はそれを包んでいる銀河系によって生れ育てられた。そしてわれわれの銀河系は150億年前のビッグバンと呼ばれる宇宙大爆発によってその50億年後に生れたものである。結局わが生命のルーツを辿っていけば、その始まりは、宇宙大爆発に由来するといえるのだ。
従ってわが生命エネルギーは、宇宙大爆発のエネルギーとつながっている。
ところでこの宇宙大爆発を起こすには、その元になるエネルギーがあるはずだ。さらにその元の元のエネルギーがなくてはならない。さらにさらに、その元の元の元のエネルギーが存在していたはずだ。さらに・・・・・・・。もう限りがない。しかしその元の元の元のエネルギーを辿っていくと、どこかに究極があるはずだ。
その究極の存在を、天風先生は「宇宙エネルギーの根源主体」と呼んでいる。
すなわち、今、この心臓に脈打つ生命エネルギーは、その究極の宇宙エネルギーの根源主体につながっているのだということだ。それはまた、今もなお拡大しつづけているというビッグバンのエネルギーともつながっている。
従って天風先生は言う。
「わが生命は断然強いのだ」と。
この超感覚的な、測り知れない深慮霊妙な働きを、叡智とよぶならば、宇宙エネルギーの根源主体のもつその叡智の働きこそ、絶対の真理であって、これを宇宙真理という。
従って私たち生きとし生けるものすべては、この宇宙真理に基づいて生かされているといわねばならない。
宇宙真理の示す道、それは真と善と美であり、宇宙真理に従って生きる道、それは誠と愛と調和であり、清く明るく正しく素直に生きる道である。
そして人間は、万物の霊長としての自覚をもって、生かされているこの命を、活かし活き抜いて、わたしたちの地球の生きとし生けるものの、“進化と向上”に貢献するという使命を全うすることである。
清水榮一「中村天風に学ぶ絶対積極の言葉」より。
ログインしてコメントを確認・投稿する