猛烈な風だった。
風に逆らうように女子小学生が数人歩いていた。
その後ろをおれが歩いていたわけだが、た、たまたま同じ方向に用があっただけなんだからねっ!
「キャー」
女子小学生から悲鳴があがる。
べべべ、べつにおれが何かしたわけじゃないんだからねっ!w
強烈な風に吹き飛ばされそうな傘を支えて必死になっているようだ。
ひときわ風が強くなり、ついに傘がおちょこになる。
「キャー

、キャー

」
あ、あれ? なんかおかしくね?
おまいら、なんか喜んでね?
悲鳴っつーか、嬌声?w
そういや、小学生のときって、台風とかくると無駄にテンション上がったっけなぁw
台風の学校帰り、冠水した道路を歩き、車を避けようと端に寄ったら、ドブに落ちてずぶ濡れになった。
大雨で道路が川のようになってて、ドブが判らなかったんだなw
ひでー目に遭ってるはずなのに、ヘンなスイッチ入って、友達とゲラゲラ笑ってたw
いま同じ目に遭っても、あの時のように笑えるだろうか。
あの元気は見習いたい。
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