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2015年02月09日23:57

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幻のような半端な夢を見続ける 2  “俺達をどこかへ加えてくれないか?”

そんな 小山卓治の唄との出会いは 偶然なものであった。
中野坂上にある専門学校の学生寮のメンツに偶然 同じ高校の同級生Oがいた。

彼とは口は聞いたことはあるが 友人と呼べる代物ではなかったし 唯一の共通の趣味の音楽も
自分はヘヴィメタル 彼はバリバリのパンクでバンドを組んでは ベースを鳴らしていた そんな奴だった。

その彼が 俺に聞かせたい日本の ミュージシャンがいるから 寮の小部屋に来い と俺を誘う。
俺は 
「悪いがパンクスには興味がないぜ。日本のミュージシャンはRCサクセションくらいしか聞かないんだよ」
という 生意気な返事を返した。
だが それでも彼は ジャンルなんぞ解らんが こいつを 俺と 聞いてくれ と無理矢理 俺を誘う。
 渋々 彼の部屋へ趣き レコード針の落ちるノイズの中から 微かに聞こえる ハーモニカのイントロを耳にした



1 WEST 72 STREET NY NY 10023

ジョンレノンが射殺された時の住所が 唄のタイトルかよ
なんて 野郎だ こいつは


「FILM GIRL#2」
第一印象は軽い唄に感じられた。でもそのイメージは数ヶ月後、付き合っていた彼女の一言で吹っ飛ぶ。その件はまた 改めて

もう何曲目だか 解らないけど 

♫僕らは光に集まり都会を作った
そしてビルの影でチャンスをうかがいながら
幻のような半端な夢を見続ける♫

このフレーズだけで とめどもなく 涙が溢れた

俺はパンク野郎に訪ねた
「このアーティストはだれ?」
パンク野郎は 優しく教えてくれた

「お・や・ま た・く・じ」っていうんだ。

その名前聞いた事がある。NHKFMでなんどか、後、静岡新聞で後藤悟さんが
この人の歌詞にしびれる とか 書いてあったような

パンク野郎は ここで 本題を切り出してきた
今度の休みの日 渋谷LIVEINN で

「お・や・ま た・く・じ」のLIVEがあるんだ 一緒にいかないか
 
俺は 黙って 頷いた。

続く
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