mixiユーザー(id:4364989)

2014年12月23日10:58

90 view

終わってしまった『軍師官兵衛』

おもしろかったな、軍師官兵衛。
個人的には、大河シリーズのなかで、「秀吉」に次ぐヒットだった。

その『秀吉』で主演を務めた竹中直人が、今作でまた秀吉役に抜擢された。
英断だったと思う。

役者には、特定の役のイメージがつくことを嫌う傾向があり、
製作には、違ったものを創らなければならないというプレッシャーがあるなかで
このキャスティングには、きっと異論もあったに違いない。

でも、一介の視聴者としては、竹中直人の秀吉がまた見られて満足だった。
前作『秀吉』と、今作の『軍師官兵衛』、この両作を通じて、竹中直人は見事に秀吉であり在り通した。

『秀吉』では、若き時代の、頭角を現していく様を。
『軍師官兵衛』では、権力を得て変わっていく様を。
まさにこの2作は、竹中秀吉の前編と後編でもあると思う。

『秀吉』のファンとしては、怪演した竹中直人と、彼をキャストした誰かさんにお礼を言いたい。
素晴らしかった。


また、物語の前半に退場した、片岡鶴太郎演じる小寺の殿様も良かった。
あの駄目っぷり、あの優柔不断さ、あの小物感!!
実に素晴らしい! いや、褒めてんだよ?w

「ここは思案のしどころじゃのう」
この台詞が出るたび、やな予感しかしなかった!!w

信長に背き、人質を代わりに差し出している官兵衛を裏切ったとき、
「官兵衛は怒るじゃろうのぉ」と呻き洩らしたシーンは、鬼気迫るものがあった。
人として大事な何かと引き換えにしても欲する様は、ベルセルクのあのシーンにも似ていた。

落ちぶれたあとの、官兵衛との邂逅。
臨終のシーンも印象的だった。
これらは、前半の駄目っぷりがあればこそ際立つ。

なお、実在の小寺の殿は、そこまで駄目人間だったという記述はない。
領内では比較的善政を敷き、人質を官兵衛に肩代わりさせたのも真偽は定かではならしい。
大物ではないが、そこまで悪くもない。
織田を裏切り、毛利に走ったのが最大の失敗だが、時代は戦国。結果が伴わなかったに過ぎない。当時としてはよくある地方有力者のひとりだろう。
片岡鶴太郎の演技があまりに見事すぎるので、本人のために書いておくw



そして、途中退場した人物で、忘れちゃいけないのが、明智光秀。
当初、春風亭小朝が出てきたときには戸惑った。
正直にいうと、「イメージじゃねーだろ、誰だよキャスティングしたやつ」と思っていた。

すいません。
アリでした。
こういう明智もアリなんじゃないか、いや、それを通り越して、一番すんなり明智でした。

明智光秀は、かなりよく知られた人物であり、同時に、その行動に大きな謎のある人物だ。
よって、作品により、演者により、さまざまな解釈が与えられてきた。
過去、いろんな作品で、いろんな明智を見ましたが、一番すんなり飲み込めた明智だった。



それから、後半存在感が大きかった、徳川家康。
感想を一文で著すと、こうなる。
「あんた、ほんとに寺尾聰なの?」

もうね、SHADOW CITY、出航、ルビーの指環で、三曲同時ベストテン入りした人と同一人物とは思えません。
世代なんで、このあたり聴くとキュンキュン来ますw
あ、若い人のために付け加えとくと、”出航”と書いて「SASURAI」と読むんですよ?
今のご時勢だったら、出向と書いてさすらいと読むほうがしっくりくるかもしれませんw


閑話休題。


しかし、大河のシリーズは、役者使いが巧いと思う。
撮り方が巧いのか、やらせ方が上手いのか。
そこらへんは、シロートのおれにわかるはずもないが、大河で「おっ、いいな」と思った役者が売れて、翌年、現代ドラマで見かけると、「あ、あれ? こんなもんだった?」と、肩透かしを食らうことはよくあった。
岡田准一の真価は、来年問われることになるだろう。

撮り方といえば、大河シリーズにひとつ不満がある。
女優に、老けメイクを施さないことだ。

大河ドラマは、数十年間の流れを描くわけで、当然、作中の登場人物は歳をとる。
男性俳優は、時系列の変化とともにメイクも変わり、演技も相まって人相さえ変わる。

序盤の官兵衛と、終盤の官兵衛。どちらも岡田准一が一年以内に演じたものだがまるで違う。
晩年の秀吉も、いい感じに雰囲気が出ていた。
見事に違う。

でも女優陣は、放映開始のまんまだw 1月と12月の放映分でほとんど変わってねーw
これはアレなの? NHKが遠慮してんの? 女優が嫌がるの? バカなの? 死ぬの?
長い時系列を描く映像作品として、そういう点は大事だと思うんだけどねぇ。


ところで、私には大河ドラマのジンクスがある。

まず、過去数年を振り返ってみよう。
○印は、完走。最終回まで観た。
×印は、リタイヤ。要するに、つまんなかった。

× 篤姫
○ 天地人
○ 龍馬伝
× 江 〜姫たちの戦国〜
○ 平清盛
× 八重の桜
○ 軍師官兵衛

主役が女優だと、完走できないw
つまり、来年の大河はやな予感しかしない。
「ここは思案のしどころじゃのう」と、おれの中の小寺の殿がつぶやいているww

な、なんなら、来年は官兵衛の再放送でもよいぞ?w
と、思うくらい、『軍師官兵衛』はおもしろかった。
ご馳走様でした。

2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年12月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記