【TWICE完結論】数学的黄金比と象牙の品格:10年目の淑女たちが描く、美の最終解
美術のデッサンに携わる人間には「1:1.618」の数値を意識する。なぜなら自然界において、人々が追求する美を表わす数値と化すからである。黄金分割とも呼ばれ、ある長さを2分割したさいの、絶妙な配置を示す。全体と大きい部分の長さの比が、大きい部分と小さい部分の長さの比と同じになる。古代の数学者は、我々人の感性から、美を追求し続けてきた。パルテノン神殿からモナ・リザに至るまで、『普遍の正解』と定義してきた黄金比に基づいて設計された。ファッションの業界においても、普遍的な美しさを示すため黄金比が用いられる。小顔でほっそりとした体型に身長170cmが加わる、ツウィは、1:9の比率である。この数学的秩序に基づいた構造美である9頭身スタイルが、100年の歴史を誇るハイメゾンが求める『タイムレスな価値』と共鳴した。年数を重ねるうちに、彼女をグローバル・ラグジュアリー市場における揺るぎない共通言語へと押し上げている。
歴史的にも黄金比を持つ女性は、伝説として語り継がれている。あのオードリー・ヘップバーンは、ツウィと同じく、長い首と完璧なEライン(エステティックライン)から美しい女性の代名詞と化した。時代を越えて、共にルーツはバレエで鍛えられたしなやかな体だった。一方で現代の美学は多様化している。aespaのカリナが放つ、鋭角でCGのような「近未来的・尖鋭的な美」がZ世代の熱狂を呼ぶ。一方でツウィが提示するのは、「古典的・普遍的な正解」である。
21世紀において、科学の発展に助けられ、構造的解明に大きく役立った。そのツールの一つが、動画共有サイトである。我々は、静止したポートレートの中にある数学的秩序が、ステージ上でのダイナミックな動きと合わさる姿を目撃する。彼女の美は容姿の良さを超え、完成された『芸術』へと昇華される。本稿では、ツウィが体現する「美の普遍構造」が、なぜ世界を魅了し続けるのか、正体を紐解いていく。
初めに、毎年年末にTC Candlerが発表する「世界で美しい顔ランキング TOP100」が、日本時間12月28日の夜にアップされた。
TWICEからは、日本人のミナが79位、サナは、日本人全体でトップとなる31位にランクインした。なお今回の主人公台湾人のツウィは20位である。はえある第一位には、BLACK PINKのメンバー、韓国とオーストラリアの二重国籍のロゼが選ばれた。
2025年TWICEの魅力を語る 最終第8回 TWICE ツウィが体現する「美の普遍構造」:9頭身スタイルがハイブランドのアイコンであり続ける論理 2回シリーズの後編
第7回 前編
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991314297&owner_id=32437106
前編ではツウィ(チョウ・ツウィ)が16歳で渡韓するまでの台湾時代の歩みから、ダンサーとしてのスキルについて解説した。続く第3章から最終第5章まで掲載した後編では、ハイブランドが求めるアイコンとして9頭身スタイルが持つ強みについて迫る。最後に、デビュー10周年を迎えたTWICEが日本に与えた影響力を考察し、将来の展望について語っていく。
目次
第3章 ミステリアスな美学:『ネコの眼差し』とハイブランドが求める深み。
第4章 普遍性を携え、グローバル市場とハイブランドが選ぶアイコンへ
第5章 故郷凱旋へ 美の再定義
<あとがき>8回シリーズの総決算:TWICEが日本に与えた影響力、
第3章 ミステリアスな美学:『ネコの眼差し』とハイブランドが求める深み
視聴者の共感を勝ち取り、市場に定義づけられた『普遍の美』のアイコンとなったツウィだが、その価値は単なる天性の容姿ではない。彼女の美学には、誰にも揺るがされない『静謐なインテグリティ(高潔さ)』がある。TWICEのメンバーも末っ子ツウィの真摯な佇まいには共感していた。カメラが回るオフの瞬間にこそ彼女の本来の姿を垣間見ることができる。日本語は確かに不慣れで、言葉数は少ない。グループとしてテレビに出演する際、一歩引いた位置から静かに、しかし深い敬意を持って仲間たちの言葉に耳を傾けていた。いざコメントを求められても、間を置かずに対応する。背筋を凛と伸ばし、笑窪を作りながら簡潔に答えていた。慈愛に満ちた表情で、一言一言丁寧に選びながら言葉を発するその姿は、アイドルの枠を確実に超えていた。王室のレセプションを彷彿とさせるような、「品格」の良さをあらわにした。内面から滲み出る「静謐なインテグリティ(誠実さ)」は、性格的特性ではない。現代のラグジュアリー・アイコンに不可欠な精神的支柱として機能している。刹那的な流行ではなく、ブランドの歴史と矜持を背負える「一貫した信頼」を担保していた。ツウィの実直なプロフェッショナリズムは、FENDI等が追求する「オーセンティックなエレガンス」と見事に共鳴した。ブランド価値をより神聖なものへと高めているのである。アジアの若者の間でのロールモデルとなり、一部学校の教科書においても偉人として紹介された。
詳細 ツウィの活躍ぶりについて K-POP plus 2025年7月29日付
https://www.0ggkp0.com/archives/782
メイクに派手さはないが、2024年9月のソロデビューでは、よりミステリアスでダークな雰囲気を採用した。明るい金色に染めた巻き毛に、重要なアイテムとして「キャットアイ(ネコアイシャドウ)」を取り入れている。長さを強調したまつげと、目尻をなぞる黒のアイラインは、暗闇で爛々と輝く「ネコの眼差し」を創出した。転換へのきっかけは「ブレない実直さ」を示すためである。内面の哲学を視覚化した構造であり、トップメゾンがアンバサダーに切望する「物語の一貫性」と「説得力」を体現している。彼女を「時代を超越するミューズ」へと押し上げる、美学的必然性となっている。通常のK-POPアイドルが追求する「可憐さ」という市場の主流に対し、あえて「美の深み」という独自のニッチを確立したのである。
写真=ネコメイクのツウィ 掲載元 エンタメコリア 2024年9月12日午前9時29分付
https://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/09/12/2024091280032.html
動画=ネコメイクしたツウィ
言語の壁を超えて伝播する彼女の「誠実な佇まい」は、単なる性格的特性ではなく、ラグジュアリー・アイコンに不可欠な「静謐なインテグリティ(誠実さ)」として機能している。刹那的な流行ではなく、歴史を背負える「強い信頼」を得ていた。ツウィが体現する、華美な装飾に頼らない実直なプロフェッショナリズムは、FENDI等が追求する「オーセンティック(本物志向)なエレガンス」の精神的支柱となる。彼女を「永遠のアイコン」たらしめる論理的裏付けとなっている。
清楚で気品に富む彼女は、動物好きな一面を持つ。K-POPの情報を扱う創刊33周年を迎えた「ELLE KOREA Vol.2」は、動物と歩む人生をコンセプトに掲げて世に送り出した。プロジェクト名は「Hello Little Love」、同グループに所属するジョンヨンと共に企画に加わった。総勢12組のアーティストが表紙を飾っている。TWICEを代表してツウィとジョンヨンは、黒色と茶色の犬のペアを、それぞれ一組ずつ膝元において、撮影に望んだ。二人が抱える犬の姿勢には差があった。ジョンヨンの腕の中にいる2匹の犬は立ち上がり、辺りをうかがうような姿勢をとる。反対にツウィの抱える犬は、おとなしく座っていた。我々人と同じように、犬の性格も様々である。本業の歌手とは異なる二人の姿が見えてきた。
写真=雑誌「ELLE Vol.2」の表紙 ジョンヨンとツウィ 出展:掲載元 エンタメコリア 2025年10月28日15時30分付
https://ekr.chosunonline.com/svc/view.html?contid=2025102880131&no=4
第4章 普遍性を携え、グローバル市場とハイブランドが選ぶアイコンへ
ツウィがFENDI(フェンディ)のアイテムを纏うとき、そこには単なる「アイドルのブランド着用」を超えた、美学的な必然性が立ち現れる。FENDIの本質は、イタリアの伝統に根ざした究極のクラフツマンシップ(職人技)と、それを現代的に再解釈する革新性にある。FENDIの核心にあるのは「二元性(Dualism)」である。伝統と革新、職人技と前衛。この相反する要素を繋ぎ止めるには、強固な「軸」が必要となる。 ツウィの身体的特徴である、垂直に鋭く伸びた背骨(バーティカル・ライン)と、一切の余肉を削ぎ落としたデコルテの平面性は、FENDIが追求する構築的なカッティングを、歪みなく投影する。
彼女のモデレスクな肢体は、FENDIの構築的なシルエットを最も純粋に表現するための「生きたキャンバス(Human Architecture)」だった。彼女の垂直に伸びた背骨と、ミリ単位で制御された立ち振る舞いは、FENDIが掲げる「時代を超越したエレガンス」と完全に同期する。派手な装飾を必要とせず、素材の質感とカッティングの妙だけで物語を完結させ。彼女の『普遍的価値』は、ブランドが顧客に訴求したい「本質的なラグジュアリー」そのものだった。派手な装飾や過度な露出に頼らずとも、彼女の体現する『美の普遍構造』が、ブランドの求める論理的価値とぴったり合わさる。つまり世代を超えて変わらない本質的な魅力を顧客に訴求する「生きた土台(Foundation)」として機能しているのだ。
このハイブランドからの公式な承認こそが、彼女の美が市場に定義づけられた「論理的価値」を持っていることの揺るがない証明である。
動画=米・ニューヨーク・シティに出演したTWICEの4人のメンバーのパフォーマンス
雑誌の撮影からライブ出演まで、大陸を跨いで移動する。2025年10月25日、米東海岸へと遠征した。ニューヨーク・シティで行われた「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」に、ジヒョ、ナヨン、モモと共に参加した。ファッションショー前のピンクカーペットにも登場すると、暖かい拍手で迎え入れられる。ランウェイでは、「Class of Pink 2025」のセクションでヒット曲「This Is For」と「Strategy」を熱唱した。4人はピンクのファ―ブーツで統一感を出しながら、最新コレクションのピンクのブラを身につけた。胸元が開いた衣装は、かつてのディスコを想起させる。バックダンサーと共に、切れのある動きを披露した。ジヒョやナヨン、モモが強烈な個性を打ち出す中、ツウィはやや抑え目だった。彼女はセクシーさの誇張ではなく、「数学的黄金比がもたらす究極の秩序」だった。
写真=ショーに出演した4人のメンバー 掲載元 詳細記事 VOGUE 2025年10月16日付
https://www.vogue.co.jp/article/victorias-secret-fashion-show-2025-twice-performance
モモはホルターネック風にアレンジしたレオパード柄のロンパースをコーディネートした。ジヒョは黒色、ナヨンはピンクのショートパンツをはく。上半身の露出度は、ジヒョとナヨンでは対照的だった。ジヒョは、腹部をレースで覆うベアトップのワンピース姿である。対照的にナヨンは、ピンクの肩がけを羽織るものの、ブラ一つのみチューブトップを着用した。一方ツウィは独自路線に向う。ピンクのベアトップと黒のデニムスカートを組み合わせた。最もクラシックかつヘルシーな装いを選択したのである。ここで特筆すべきは、グループ内における「美の均衡」の構造だ。モモがレオパード柄で放つ「野生美を孕んだグラフィカルな意匠」が動的なエネルギーを発揮している。一方で、ツウィが提示したのは「数学的黄金比がもたらす究極の秩序」であった。彼女の垂直性を強調したスタイルこそが、『普遍的でブレない美の基準』である。グループの『美の土台(Aesthetic Foundation)』を担う構造的役割を証明した。その普遍性は「流行に左右されない永遠のクラシック」を象徴する。彼女の「美の黄金比」こそ、ハイブランドが時代を超えて顧客に訴求したいと願う、アイコンとしての揺るぎない論理的価値(ロジカル・バリュー)へと直結した。市場が選んだ、静かなる黄金比。彼女の存在そのものが、ラグジュアリーにおける『正解』である。
写真=ショーに出演したツウィ(出展:ツウィのSNS)
掲載元 毎日経済 2025年10月28日午前8時29分付
https://www.mk.co.kr/jp/hot-issues/11444729
視覚からくるインパクトはもちろん、声質にも特徴がある。細く、高く、それでいて芯のある歌声は、澄み渡る青空を透過していくような清冽な響きを持つ。「透明度の高い声」と「しなやかな肉体」がグローバルアーティストとしての最大限の持ち味である。ダンサー兼歌手の枠組みから抜けて、ラグジュアリーな芸術へと昇華されているのである。
写真=「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」の一場面 出展:Getty Images 掲載元 25ans 2025年10月23日付
https://www.25ans.jp/celebrity/celebrity-fashion/g39726988/twicefashion-220422/
第5章 故郷凱旋へ 美の再定義
秋にソロで来日した舞台は、首都圏のトレンドが交差する東京都の表参道。11月21日(金)〜11月30日(日)の期間、OMOTESANDO CROSSING PARKでイベントが開催された。マックスマーラ(MAX MARA)によるポップアップストア「THE CAMEL, timeless」。ブランドのキャラメルが描く黄土色の世界を表現する。モデルとして起用されたツウィは、初日となる11月21日に登場した。彼女の持つ「1:1.618」の黄金比に近い顔立ちと、横顔におけるEライン(鼻先と顎を結ぶ直線)の完成度は、マックスマーラのミニマリズムが必要とする「空白の美」に耐えうる数少ない素材だ。派手な色彩に頼らずとも、彼女の骨格そのものが放つ「数学的な秩序」が、キャメルの持つ温和さと、コートの持つ威厳を同時に引き出し、「時代に流されない(タイムレス)」というブランドの約束を視覚的に証明している。マックスマーラの象徴であるキャメルカラーの哲学を、その身ひとつで体現していた。砂漠の砂粒をイメージした黄土色に斑点が入った裾が長いドレスや厚手の焦げ茶色のコートをまとった。砂粒が描く紋様のようなドレスを翻すその姿は、アラビアンナイトの姫君のような気高さと、現代のトップアイコンとしての品格を同時に宿している。台湾の至宝が日本の中心地で開花させた瞬間でもあった。マックスマーラが百余年かけて磨き上げた『自立した女性の美学』を、最もモダンな形で再定義した。
写真=2025年11月21日に表参道に現れたツウィ 出展:掲載元 VOGUE JAPAN 2025年11月26日付
https://www.vogue.co.jp/article/maxmara-tzuyu-the-camel-timeless

11月24日、デビュー10周年で最大の転機が訪れた。彼女が望んでいた故郷である台湾の台南市での公演が実現したのである。早速自身のInstagramを更新し、「私たちのためにしてくれたすべてのことに感謝します。家に帰れて本当に幸せです」と綴った。舞台後に一息ついたかのように、グレーのデコルテと同色のジーンズのコーディネート姿をカメラに公開した。楽屋に備えられた巨大な花束に寄り添い、かぐわしい匂いに浸ったかのように目を瞑った。16歳で渡韓する前、故郷のダンススクールで寝る間も惜しみ、特訓を続けた。努力を惜しまない、誠実で実直な姿が、デビューを後押しした。オーディション番組「sixteen」の視聴者の反響を呼び、プロデューサーの心も掴んだ。韓国から日本、東南アジアへと活躍の幅が広がった。コロナ後の2022年以降、欧米を視野に見据え、世界を駆け巡るグローバルアーティストとして飛躍したのである。Instagramのフォロワーからも「台湾の誇り」「10年間、あきらめずに頑張り続けてくれてありがとう」「輝いてる」「おめでとう」と温かい言葉が寄せられた。凱旋公演を経てソロとしてもグループとしても現在値を再確認した。
写真=11月24日 故郷台湾の台南市での凱旋公演の楽屋にて 掲載元 SSスポーツソウル 2025年11月25日付
https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=136694
全米にまで進出したグローバルグループの原点は、アジアにある。ツウィはグループのビジュアル担当として、一貫して『普遍的でブレない美の基準』という構造的な役割を担い続けている。その姿は、デビュー時のあどけない少女から、市場とハイブランドが選ぶ「芯の強いアイコン」へと結実させた。ネットワークが発達し、流行が目まぐるしく移り変わる現代において、彼女は異彩を放つ。一過性の流行を超越し、真のエレガンスとして時代に刻まれ続ける、最も論理的で揺るぎない美の哲学なのである。
チョウ・ツウィが歩んできた10年は、単なる「一少女の成功物語」ではない。それは、アジアの美学が「西洋への追従」から「独自の普遍性」へと回帰したプロセスである。
2026年、彼女はもはや一グループのメンバーという枠組みに収まりきらない。彼女が体現する「静謐なインテグリティ」は、ノイズに溢れたデジタル社会において、沈黙こそが最大の雄弁であることを証明した。彼女の骨格が描く黄金比、そして四肢が描き出す制動の軌跡は、時代が移ろい、トレンドが霧散したあとに残る「真理」そのものである。
我々は彼女を通して、美とは消費されるものではなく、研鑽される「構造」であることを知る。ツウィというアイコンは、これからも世界というキャンバスに、揺るぎない「正解」を描き続けていくだろう。
<あとがき>8回シリーズの総決算:TWICEが日本に与えた影響力、
K-POPが日本へ本格的に参入したのは、2010年代だった。完成されたビジュアルとダンススキルから、日本人離れした圧巻のパフォーマンスを披露していた。いつしかK-POPは、東シナ海を挟んで隣の日本からアジアへと販路を広げ、ついに世界へと進出した。主に2014年から2018年に結成された第3世代の活躍が著しかった。TWICEの他、BLACK PINK,男性では2013年デビューのBTSを含む。TWICEのデビューは2015年、本場の韓国を中心に、日本や台湾からも優れた逸材をスカウトして、育て上げていた。台湾時代にダンススクールに通っていたツウィはもちろん、日本人のミナにかぎっては、路上にてスカウトされた。地元大阪で母親と百貨店の食材コーナーに滞在していた際、JYPのスカウトマンの目にとまったという。バレエで鍛えられたしなやかな背骨からくる一挙手一投足から溢れる質感、澄んだまなざしは、高潔感が漂う。スカウトマンは、動作を観察して、ダンサーとしての素質を見抜いたといえる。コロナ前は本場の韓国から日本へと軸足を移して活動していた。我々日本人にとっても、TWICEは多国籍アイドルグループとしての認識が広がった。2017年から2019年まで紅白歌合戦に3年連続出場することにより、知名度は大きく上がっていた。コロナ時代の2020年と2021年は、TWICEのグローバル的な活動は自粛を迫られた。2022年は広く国を跨いでの移動が解禁され、個人個人がブランドのアンバサダーを務め、モデルとしても活躍する。ミナもその一人だった。
写真=ミナ 2025年2月3日 VOGUE JAPANより
https://www.vogue.co.jp/article/2025-march-cover-story-mina-twice-interview
今回2回に渡って紹介したツウィは、グループのビジュアル的担当として世界でも圧倒的存在感を放つ。末っ子の彼女は、他のメンバーに遠慮して、無口で控えめな印象を受ける。いざステージに立つと、スタイリストの下で鍛えられたほっそりとした体と小さな顔立ちから、観客の視線を一心に集める。リーチの長さを活かし、指の先まで神経が通った伸びやかかで流麗な動きは、一切無駄がない。ステージ全体をキャンバスのように広々と使って舞う様子は、湖から空へ飛び立つハクチョウのように優雅で気品に溢れていた。空間を支配するノーブルな佇まいは、トップメゾンが渇望するミューズとしての資質を兼ね備えていた。
一年を通して大陸を横断し、拠点が定まらない生活は、確かに体調も崩しやすい。TWICE公式ホームページでは、2025年11月20日付で、ツウィと共にグループのマンネラインを担うチェヨンが当面休養すると明かされた。その理由は、精神疾患の一つ「迷走神経性失神」を患ったことにある。同年9月12日にソロデビューした矢先に、突如活動休止を余儀なくされた。振り返ると、2019年7月から半年間ミナも、不安障害により、療養に入っていた。同年秋に日本でのテレビ出演においても彼女は不在だった。ファンの間では、寂しい気持ちを抱いていた。後にミナは、復帰の理由を次のように語っている。「メンバーと会話を重ねることで回復し、ステージに戻ることができました」「メンバーはどんなことがあっても一緒にいてくれると気づいたからです」と話した。
詳細 ミナの休養について 2025年3月26日 25ans(ヴァンサンカン)
https://www.25ans.jp/celebrity/celebrity-life/g42932774/ballerina-twice-mina-230220/
9人での活動は、様々な障害がある。気候や風土、言葉が異なる国を跨いでの移動は、精神的な負担が大きかった。忙しい日常を送る中でも、彼女たちは、グループ結成以来「ONCE」の言葉を意識する。実のところ、グループとファンの絆を表す用語だった。
写真=結成10年を記念した写真 掲載元 所属事務所 JYPの公式Xより
https://x.com/JYPETWICE/status/1980167121280905516/photo/1
グループ名TWICEを英語で訳すると2倍になる。ファンの間でも日常的に意識する人は少ない。対して、日本と韓国を越えて世界に散らばるファンを一括りにする「ONCE」は一度を意味する。すなわち、2つの言葉を掛け合わせたグループのコンセプトは「いい音楽で1度、すばらしいパフォーマンスで2度魅了させる」である。デビューから発足したファンクラブ名「ONCE」と名々した。
9人のメンバーは、常に音楽とダンスでONCEとの交流を掲げていた。アーティスト活動においては、支えてくれるファンによって後押しされる。年末年始の休暇を挟み、メンバー達は、引き続き、グローバルアーティストとして世界を駆け抜けていく。
TWICE日記シリーズ
第1回 8月19日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990552914&owner_id=32437106
第2回 9月4日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990648267&owner_id=32437106
第3回 10月19日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990915277&owner_id=32437106
第4回 11月6日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991020327&owner_id=32437106
第5回 12月22日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991292556&owner_id=32437106
第6回 12月23日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991297617&owner_id=32437106
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