2025年TWICEの魅力を語る第6回 3編に渡った秋物ファッションを考察するの後編を迎える。前編では、高雅で気品に溢れたミナの生い立ちからファッションセンスを語った。中篇では、「動的な美しさ」や「親しみやすさ」によって、ファッション・美容市場を牽引するモモとナヨンをテーマにした。TWICEの魅力を深掘りする本連載。後編では、グループのムードメーカーとして、微笑を絶やさないサナと共に、再び新時代の淑女にふさわしいミナにスポットライトを当てる。ハイブランドが求める静的なエレガンスを考察した。彼女たちの個性が、いかにハイブランドやカジュアルブランドの概念を拡張しているのか、2025年秋の最新トピックスから、その多層的な美の構造を紐解いていく。
第4回 前編
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第5回 中篇
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(1) TWICEの『調和』を担うサナ: プロデューサーさえも親密にする「太陽」のような愛嬌の構造。
(2))ミナ ハイブランドが選ぶ理由。ミナ、表参道で示した「自己制御」の揺るぎない品格
(3) 総括:TWICEが提示する『美の多様性』の構造と未来
(1) TWICEの『調和』を担うサナ: プロデューサーさえも親密にする「太陽」のような愛嬌の構造。
詳細記事 写真掲載元 �◆.皀妊襯廛譽后�2025年11月8日
https://mdpr.jp/k-enta/detail/4676241
サナは、朗らかで明るい性格から、感情移入をしやすい。愛嬌に溢れるキャラクターから、グループ内で『人間関係の調和(ハーモニー)』を担う、極めて重要な構造的役割を果たしている。11月5日にプロデューサーのJ.Y.Parkの新曲リリースに合わせて、互いに背を向けながら、カウボーイ姿を公開した。プロデューサーや共演者に対しても壁を作らないオープンな姿勢は、彼女が持つ『太陽』のようなエネルギーの賜物である。ファッションセンスも抜群だった。
前編で触れた通り、サナの顔立ちは、丸みのある輪郭と大きな目元を持つ「フェミニン」タイプに分類される。視覚的にも柔らかく、親しみやすい印象を与える。見る者に安心感と幸福感をもたらす。ミナの「高貴な品格」、ナヨンの「永遠の若々しさ」、モモの「動的な強さ」とは対照的だった。強烈な個性を持つメンバー間で緩衝材として機能している。
秋のファッションにおいても、サナは彼女特有の愛らしさを表現する。例えば、Instagramで公開された私服では、上品なニットや明るい色のアイテムを取り入れたコーディネートを披露した。ライトベージュやペールピンクのカナージュステッチのバッグを選ぶ背景は、個性を引き立たせることにある。ディオールが持つ「普遍的なエレガンス」に、親しみやすい「甘さ」と「幸福感」を加えて昇華させた。明るい色のアイテムを身につけた結果、彼女の「フェミニン」な魅力を最大限に引き出した。ブランドの持つクラシカルな美学を、現代の日常へと優しく溶け込ませる役割を果たしたのである。前編でミナが披露したような、挑戦的なアニマル柄ではなく、自身の持つ「愛らしさ」と「品の良さ」を最大限に引き出していた。まさに『優雅で親しみやすいエレガンス』の路線を確立していたのである。
写真=「NE:AR(ニアル)」ブランド説明会に出席したサナ 2025年9月18日都内にて。出展:毎日キレイ 2025年9月18日付
https://mainichikirei.jp/article/20250918dog00m100006000c.html
カラコンのアンバサダーを務めた際も、独自の魅力を打ち出していた。繊細なグラデーションと立体感が、「上品で洗練なまなざしを演出」するコンセプトの商品(RADIRIS)に起用された。その所以は、彼女のチャームポイントであるパッチリとした目元と愛嬌ある表情を「クラスアップアイ」として昇華させるものであるからである。ミナの「清楚さと艶めき」とは異なる、『華やかさ』を追求したエレガンスを体現していた。
このようにサナは、常にポジティブでオープンな態度で、グループ内のムードメーカーとして活躍する。彼女の持つ『愛嬌』は、九人九色の個性を調和させる役割を果たす。つまり、一つの完成されたブランドとして世界を魅了し続ける上での、不可欠な要素を支えているのである。彼女の優雅で親しみやすいエレガンスは、上品なカシミヤニットや、温かみのあるキャメルやライトグレーなどのアイテムに見られる。挑戦的な柄ではなく、自身の持つ「愛らしさ」と「品の良さ」を最大限に引き出す色調と素材選びにも成功していた。
彼女の愛嬌と品格を調和する上で欠かせないのは、タイムレスな魅力を放つアイコン的なハイブランドの小物である。
例えば、PPRADAの柔らかな色合いのバックを持つことで、ミナのシャープさとは非対称になった。ブランドの持つクラシカルな美学を、親しみやすい「甘さ」と「幸福感」とともに日常へと優しく溶け込ませる。また、カルティエ(Cartier)の「トリニティ リング」は、イエロー、ホワイト、ピンクの三色のゴールドが絡み合い、彼女がグループ内で担う『調和(ハーモニー)』の構造を象徴している。
彼女の持つ『愛嬌』は、九人九色の個性を調和させる潤滑油の役割を果たす。一つの完成されたブランドとして世界を魅了し続ける上で、サナは不可欠な要素を支えているのである。
写真=PRADAのバックを持ったサナ 2023年6月20日サナのインスタグラム投稿写真より 出展先 エンタメコリア 2023年6月20日付
https://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/20/2023062080254.html
(2)ハイブランドが選ぶ理由。ミナ、表参道で示した「自己制御」の揺るぎない品格
写真掲載元 詳細記事 THE 1ST TIME 2025年12月2日付
https://www.thefirsttimes.jp/news/0000728416/
2025年12月1日、ミナは東京・渋谷区表参道の公道に面した小さな広場で開催される「FENDIイルミネーションイベント」に出演した。道行く人々が視線を投げかける中、キルティングの「FF」ロゴモチーフが施されたデニムのビスチェドレスを身にまとい、肩や腕を露出した。
。寒空の下、背筋を伸ばしたまま、歩幅を意識して、壇に上がった。過度な装飾や色を排したタイトなグレーのドレスは、彼女のバレエで鍛えられた完璧な姿勢と自己制御された佇まいを際立たせた。富を誇示するのではなく、素材の良さと完璧なシルエットで品格を語る『クワイエット・ラグジュアリー』の真髄であった。ブランドのロゴ以上にその人の内面的な成熟を雄弁に物語っていた。右手にマイクを握り、左手にはグレーのミニバックを携える。ブランド名は、スエード仕上げを施した、マーキュリーブルーの「ピーカブー ミニ(PEEKABOO Mini)」である。ITOのキーホルダーが、ストイックな装いに一滴の遊び心を添えていた。午後5時を回ると、自身がアンバサダーを務めるFENDIが、装飾した表参道のイルミネーションの点灯ボタンを押した。瞬く間に、装飾された154本の欅(けやき)がシャンパンゴールドの光に包まれる。殺風景だった街路は一瞬にして「聖域」へと変貌を遂げた。慌しくビジネスマンや買い物客が行き交う光の道筋は、不純物を含まない透明な輝きを放っていた。
FENDIのクリスマスイルミネーション点灯式にて、彼女は2025年の1年を振り返った。漢字で表すと『挑(いどむ)』を上げた。その理由を次のように説明した。「私たち TWICE はデビューして10年になりますが、今年は水中撮影に挑戦したり、ロラパルーザでヘッドライナーを務めたり、ワールドツアーでは360度という新しいステージにも挑戦していて、挑戦が多かった年だったので、この『挑(いどむ)』という漢字を選びました」
ブランド物の冬服は、彼女の持つ『静寂のエレガンス』を最大限に引き立てる。過度な装飾や色を排したタイトなそのグレーのドレス姿は、会場に集まった多くの観衆の羨望を集めた。彼女は口元を引き締めたまま、クールな佇まいで会見にも望んだ。一挙手一投足から溢れる高貴な雰囲気は、普遍的かつクラシカルな美学と完全に合わさっていた。
カンヌ国際映画祭(ブシュロン)や25ansの表紙、最新表参道のイルミネーション点灯式を含め、イベントでの連続したハイブランド起用から、一連の流れが見えてくる。真っ先にミナの「品格」が、一時的なトレンドではないことを示した。クワイエット・ラグジュアリー市場において時代を超えた価値を持つ構造であることを裏付けていたのである。
2025年の掉尾を飾るに相応しい、新たな物語が届いた。12月15日に公開されたフェンディ・ジャパンのスペシャルムービーにおいて、ミナは「2026年春夏 プレコレクション」を纏った。オレンジのニットワンピースが描くシルエットは、彼女の持つ天性の品格と、冬の陽だまりのような温かさを同時に照らし出している。もう一カットは、身体のラインが生地を通して浮かびやすいピンクのソフトドレスを着用し、ソフトな質感の「テディイヤー」が施された「バゲット」バッグを携える。キーホルダーとして利用したのは、フェンディ家の愛犬ITOにインスパイアされた黒犬だった。四足ですくっと立ち上がり、周囲に目を走らせているようである。ミナのやさしくてたおやかな一面が垣間見えた。実に静謐で可憐な、新時代の淑女の肖像である。
写真左=フェンディ・ジャパンのスペシャル映像より 出所:フェンディ・ジャパン合同会社 掲載元 LIMO 2025年12月21日午前11時28分公開
https://limo.media/articles/photo/105943?pn=1#google_vignette
写真右=シルエットドレスを着用するミナ 掲載元 上記のサイト LIMOより
https://limo.media/articles/-/105943?page=3

(3)総括:TWICEが提示する『美の多様性』の構造と未来
TWICEのメンバーは、秋のファッションを通じて、グループの持つ『美の多様性』を市場に明確に提示した。
ミナは「自己制御」と「品格」によって、ハイブランドが求める静的な『王道のエレガンス』の軸を担う。
ナヨンは「永遠の若々しさ」と「親和性」により、カジュアルブランドにおいて『身近な憧れ』を牽引する。
モモは「肉体的表現力」と「動的な強さ」で、ジュエリーに現代的な『意志ある美しさ』のコントラストを与える。そのルーツは、プロダンサーである姉と共に培った環境にある。
サナは「太陽のような愛嬌」と「フェミニン」な魅力で、グループ全体の個性の間に『調和』をもたらす潤滑油の役割を果たす。
日本人三人のメンバーは、年明けの2026年、ユニット「MISAMO」としての再始動を明らかにした。2月4日に1stALBUM「PLAY」をリリースする。
早速11月27日にはトレーラーも公開され、一つのコンセプトも打ち出された。「『Masterpiece』、『HAUTE COUTURE』に続く、MISAMOの三部作最終章を飾る作品『PLAY』。
ー観客(ONCE)と共に創り上げる、世界にただひとつの舞台に、あなたを招待します。」
購入者には抽選にて、5月に大規模会場で行うリリース記念イベントに招待される。5月2日(土)に千葉県幕張メッセで、翌5月3日(日)大阪府インテックス大阪で行う。『Masterpiece(傑作)』で芸術性を提示し、『HAUTE COUTURE(高級仕立服)』で個の完成度を証明した彼女たちが、次なる舞台に掲げたのは『PLAY(遊び・演じる)』。研ぎ澄まされた美の技術を修得した者だけが到達できる、自由で高次な自己表現の領域である。
ミナの「静寂の品格」、モモの「躍動する強さ」、サナの「調和する愛嬌」三人の個性がユニットとして再び共鳴する時、単なるK-POPの枠組みを超えていく。なぜなら現代の「淑女」が持つべき多面的なエレガンスの完成形を提示することになるからである。
かつての「アイコン」を愛でる時代から、彼女たちの生き方や、一挙手一投足に宿る「意志」を纏う時代へ。2026年、MISAMOが創り上げる『世界にただひとつの舞台』は、クワイエット・ラグジュアリーの定義をさらに深化させ、我々に新たな美の地平を見せてくれるに違いない。2023年にユニットを始動して4年目、新たなステージがいよいよ始まる。
写真=再始動を発表したMISAMO 2025年11月28日 HMV & BOOKS MISAMO 日本1stアルバム『PLAY』2026年2月4日リリース《HMV限定特典:クリアしおり(3種ランダム)》より
https://www.hmv.co.jp/news/article/251117116/
韓国、台湾、日本からメンバーが選出されたTWICEは、一人ひとりの個性が、それぞれ異なるブランドと完璧に合致していた。デビューから10年、ファッションと美容の分野で九人九色の個性が共鳴し合う、多層的な美の系譜を証明した。かつて、アイドルは消費される「アイコン」であった。しかし、2025年のミナ、モモ、サナが見せた姿は、自らのルーツ(バレエ、ダンス、そして10年のキャリア)を、ハイブランドの伝統が織り成す「創造的表現者」としての姿である。
表参道の夜を照らしたミナの点灯式にて、彼女の内面的な豊かさからくる清楚な佇まいに表れていた。「自己制御(Self-Control)」構造により、落ち着いた控えめな振る舞いにより、殺風景なケヤキ並木を小さな明かりで彩った。
2026年、MISAMO三部作の完結――『PLAY』が示す到達点
2026年2月にリリースされる1st ALBUM『PLAY』。このタイトルは、技術を極めた者だけが許される「自由な遊び」を意味する。『Masterpiece(芸術)』、『HAUTE COUTURE(仕立て)』を経て、彼女たちは今、自らの美学を自在に操るステージへと到達した。
彼女たちの躍進は、K-POPの枠組みを超え「現代における淑女(レディ)の定義」を塗り替えていた。2026年、私たちは彼女たちが示す『PLAY(自由な表現)』の目撃者となる。彼女たちの静かなる、あるいは動的な躍進は、今後もK-POPアイドルの枠を超え、世界へと羽ばたき続けている。
過去のTWICE関連日記
第1回 8月19日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990552914&owner_id=32437106
第2回 9月4日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990648267&owner_id=32437106
第3回 10月19日
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1990915277&owner_id=32437106
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