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2025年09月30日01:44

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ズデーテンドイツ人のビートルズギア

ギター衝動買いしちゃいましたあせあせ(飛び散る汗)。生産国は中国ですが、ドイツのブランドFramus(フラマス)の12弦ギター。ジョン・レノンがHELP!のレコーディングなどで使用したタイプのレプリカです。
かつてチェコのズデーテン地方にバイオリン製造が盛んなSchönbach(シェーンバッハ/現:Lubyルビ―)という町がありました。終戦によりその町から追放されたズデーテンドイツ人のバイオリン職人たちが、入植先の西独バイエルン州で興した会社がこのFramusだそうです。
ちなみにポール・マッカートニーの使用で有名なバイオリンベースのKarl Höfner(カール・ヘフナー)も、このSchönbachが発祥の地とのこと。人口が(多い時で)4千人台というチェコの小さな町に、特徴的な2つのビートルズ・ギアのルーツがあるというのも数奇な巡りあわせだと感じます。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないですが、ナチスドイツのズデーテンラント進駐がなければ、あの「開運なんでも鑑定団」のオープニング曲のサウンドイメージがだいぶ変わっていたかもしれないと考えると歴史の不思議を感じます。
ついでに言うと、ジョージ・ハリスンのギターGretsch(グレッチ)やリンゴ・スターのドラムLudwig(ラディック)も(19世紀にアメリカへ渡った)ドイツ系移民による楽器メーカーです。Gretschの-tsch【-チュ】はドイツ語に特徴的な子音の綴りだし、Ludwigに至ってはドイツ語読みすると【ルートヴィヒ】とバイエルンの王様と同じ名前。さらにアビーロードスタジオの機材はTelefunken(テレフンケン)…。
バトル・オブ・ブリテンから20年余後の英国でビートルズを支えていたのが実はドイツ(系)の機材だったというちょっと皮肉?な話でしたあせあせ(飛び散る汗)。

【写真左】サウンドホール内のラベルには、レプリカではMADE IN P.R.CHINAと記されていますが、オリジナルでは BUILT IN THE HEART OF BAVARIA / MADE IN W.GERMANYのプリントがあります。
【写真中央】梱包の段ボールにFramusのロゴマークが。終戦=追放の翌年には新天地で事業を始めていたんですね。
【写真右】ナチスドイツ軍のズデーテンラント進駐時の(プロパガンダ)写真。横断幕には Sudetenland grüßt seinen Befreier「ズデーテンラントは解放者に敬意を表する」とあります。

Luby (Schönbach):https://de.wikipedia.org/wiki/Luby
Framus:https://en.wikipedia.org/wiki/Framus
カール・ヘフナー:https://ja.wikipedia.org/.../%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB...
グレッチ:https://ja.wikipedia.org/.../%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83...
ラディック・ムッサー:https://ja.wikipedia.org/.../%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%A3...
テレフンケン:https://ja.wikipedia.org/.../%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%95...
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